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1月のNEXTWEEKENDマンスリーテーマは、「今年こそ叶えたいこと#ひとり作戦会議

これから叶えたい野心を探すことって、わくわくしますよね。

とはいえ、「やりたいことが思いつかない」「どうやって探したらいいかわからない」なんて悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

「自分の色を見つけることは、むずかしくて、むずかしくて、とても楽しい」

そんな野心を探るときのような気持ちを言葉にしてくれている、オーダーメイドインク専門店inkstand by kakimori

今月のWISHLIST BOXでNEXTWEEKENDとコラボレーションした、オーダーメイドノートが作れるお店カキモリが、「書く」ことの楽しさを伝えるために構える、もうひとつのお店です。

万年筆のインクを自分でブレンドして作ることができる、inkstand by kakimori にNEXTWEEKEND編集部がお伺いして、自分だけの色を探るヒントを伺ってきました。

たくさんの色の中から自分だけの色を見つけられるinkstandの魅力を通して、自分の野心を探るヒントになれば嬉しいです。

 

日常シーンから考える、自分だけの色探し

—店内にたくさんの色が並ぶinkstandですが、全部で何種類くらいの色が出来るのでしょうか?

「14色のベースがあって、皆さんには3種類お選びいただけるのですが、2種類だけブレンドされる方もいるので…組み合わせを考えると相当な数になると思います。全く同じ比率の色が出来ることはなかなかないですね。」

—並んでいるベースの14色自体も素敵な色ですが、1色だけ選ぶ方もいらっしゃるんでしょうか?

「稀にいらっしゃいます。見本色を気に入られてそのまま購入される方もいらっしゃいますね。迷われて全色購入されて、ご自宅でいろいろ試してみる、という方もいます。」

—それはすごいですね…!
こんなにたくさんの組み合わせがあると、ベースの色から迷う気持ちもとてもわかります。
好きな色をどうやって選んだらいいか質問されることも多いのではないでしょうか?

「自分だけではどんな色がいいかわからないという方もいらっしゃるので、そんな方にはどんなときにインクを使いたいか、シーンを伺うことが多いです。
手帳を書くときに使いたい、お仕事で使いたい、といった日常のシーンをお伺いして、お仕事だったら落ち着いた色の方が良いですね、といった具合でご提案しています。」

 

—自分が使っているシーンを想像してみるって、大切ですね。
日常の中で使っていただきたいですもんね。

「この色を作りたい、と色から入る方も多くいらっしゃいますよ。お気に入りの時計をご持参されて、この文字盤の色を作りたい!という方もいます。
そんなときはスタッフが、ブレンドする色の組み合わせをご提案しています。」

 

「いつかやってみたい」に、まずは1歩踏み出してみる

—いざインクの前に立ってみると、何色を手に取ろうかなとワクワクしますね。
ご来店される皆さんの反応はいかがですか?

「Inkstandを始めた頃は、インクというものがハードルの高い印象だったこともあり、インク好きな方が目的を持ってご来店されていたのですが、最近ではinkstandのこともだんだんと馴染んでハードルが下がったのか、気軽にご来店される方も増えました。
とりあえず行ってみたい、体験したい、という方が増えたので、ご来店されてからさあどうしよう…!と真っさらな状態で色を考え始める方が多いです。」

—皆さんまずは来てみることから始めているんですね。
大人になってみると、小学生の頃絵の具を混ぜていたあの感覚ってなかなか出会えないものですが、このカウンターに立つだけで、ワクワクしたり新たなインスピレーションに出会えそうです。

「まさに実験のように、赤や青、緑などいろいろな色をとにかく作ってみる方は多いです。
インクを作る時間は45分なので、その時間内なら何色でも試すことができます。
お持ち帰りも何色でも大丈夫なので、悩んでも心配しなくて大丈夫ですよ。」

—思いついたことをいろいろ試せる機会があるって、素敵です。
試しているうちに新しいアイディアも飛び出して来そうですね。

 

季節に合わせた色を選ぶ

—14色のベース色がありますが、それぞれ名前がついているんですね。
こちらの赤は「Daruma」という名前なんですね。

「スタッフで色会議をして決めているんです。
Darumaは弊社の代表が高崎出身で、だるまが有名なのでこの名前にしました。」


—色会議、楽しそうですね!
NEXTWEEKENDでも毎月のテーマ会議があって、スタッフ皆でアイディアを出し合うのですが、なかなか大変ですよね。

「そうなんです、意外と苦戦するんですよ(笑)。
パッと見たときに誰でもすぐイメージできるような名前にしたいので、例えば「木」と言ってもいろいろな木があるし、試行錯誤して決めています。」

 

—色に真摯に向き合う皆さんですが、おすすめの色はありますか?

「季節に合わせた色をおすすめすることは多いです。
冬の時期には深めのグリーンやボルドーといった深めの色をおすすめしていましたが、1月ならばこれから春に向かうので淡い色をおすすめしています。
薄め液を使えば、普段使っているインクを淡い色に変えることができるんです。

季節に沿って色を変えると、その時々で使いたいシーンも増えると思います。」

—季節に合わせて色を変えるって素敵です!
贈った相手も、文字から季節を感じられそうですね。

 

自分だけの色の使い方

—自分だけの色を見つけた後は、実際にインクを使うためのアイテムが必要になりますが、ペンの種類はどんなものがあるのでしょうか。

「アイテムもシーンでご提案することが多いです。
万年筆は基本的に持ち運びができるので、外出先やお仕事で使いたい方におすすめしています。
一方、ガラスペンは持ち運びができないのですが、万年筆と違ってペン先を洗うだけで色を変えられるので、自宅でゆっくり文字を書きたいときやインクで絵を描きたい方におすすめしています。
ガラスペンは持つだけでいつもよりちょっと特別な気分になれるので、気持ちを込めて書きたいシーンにぴったりですよ。」

 

これからの「書くこと」の価値

—最後に、inkstand by kakimoriにとっての、書くことの価値とはなんでしょうか。

「デジタルが進む中で文字を書く“頻度”は減っていますが、その分書くことの“価値”は上がってきていると思っています。
1人の人に気持ちを伝える時に直筆の手紙を使うって、その人のために使う時間を持つということでもあり、実はとても特別なこと。
気持ちの伝え方として、手紙はとても大切なツールであると思っています。

そう思った時に、inkstandに限らないとは思いますが、インクを通して手書きの楽しさを伝えたい、知ってもらえたら嬉しいなと思います。
うちのスタッフもちょっとした「ありがとう」を手書きで伝えあったりしていますが、とてもほっこりする嬉しい文化です。
そんな気持ちの伝え方をたくさんの人に広めたいです。」

 

—小学校の時って、字体をみれば誰の字かわかったものですが、そういえば今隣にいる人の字体って知らないかもしれないです。

「そう考えると、うちのスタッフはそれぞれの字体がわかるかもしれないです!」

—そんなアナログなコミュニケーションも、こんな時代だからこそ改めて楽しめるのかもしれませんね。

 

ちなみに、NEXTWEEKENDスタッフブレンドのインクを作ってみました

せっかくなので、NEXTWEEKEND編集部もオリジナルインクを作らせていただきました。

2種類のインクを合わせた、NEXTWEEKEND HOUSEをイメージした深めのグリーン。

CactusとLime Shockを3:1で合わせてみました。

使うシーンを考えたインクを作ることで、これからのオフィスでの書く時間がもっと楽しくなる予感。

作ったインクはシリアルナンバーを発行してもらえるので、同じ色をリピートして購入することができます。

これからスタッフ一同でたくさん使って、ぜひリピートしていきたいと思います。

 

Inkstand by kakimori
住所:台東区蔵前4-20-12クラマエビル1F
電話番号:050-1744-8547
営業時間:12時〜19時(平日)/ 11時〜19時(土日祝)
月曜定休(祝祭日の場合はopen)
※インクオーダーメイドは事前予約制となります。

 

自分のお気に入りの色を見つけてみると、もっと色々なものを手書きで書いてみたいな、と思うから不思議です。

そんなふうに、自分の「好き」を見つけて一歩踏み出してみれば、そのとき感じた達成感や喜びから、新たな野心は浮かぶもの。

ぜひこれからの野心を探る#ひとり作戦会議では、自分の「好き」にとことん素直になって、今年こそ叶えたいことへの小さな1歩を探ってみてくださいね。

 

1月ももう終盤ですが、みなさまの#ひとり作戦会議を楽しみにしています♩

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