NEXT WEEKEND DATE

こんにちは、GARTEN COFFEEブランドマネージャーの井野です。

随分暖かくなってきましたね。

これを書いているのは4月下旬。大きな変化がなくても新生活、新学期はちょっと緊張しますよね。

我が家も新しいルーティーンにやっと慣れてきたところ。皆さんお元気ですか。

長男が、今年の1月に突然「おれはサッカーをやりたいんだ!」と懇願した日から、週3回の練習に通う日々ですが、今日初めて公式試合で1点決めたそうです。

それが、想像を超える嬉しさで…私が。

記念日にしたいほど、ジーンと彼の決断やその瞬間の顔を想像して胸がいっぱいになっている夜です。

 

初めて「子育て交換日記」を綴ったのは、2019年7月「子育て交換日記 vol.4 きっかけのタネに、愛をこめてお水をあげたい」でした。

当時は長男4才、次男1才。2人の息子は今、8才と5才になりました。

「1歩歩いたこと」に感動して動画を撮っていた喜びから、「自分で選んだ道で決めたサッカーの1点」に喜びを感じるように、成長とともに悩みも喜びも楽しみ方も変化していきます。

今回のテーマは「子育て前から変わったことと変わらないこと」。

子どもたちの成長とともに“変わる・変わらない”というのは、何も大きな変化が起こるわけではなく、“どう対応したか”だと思います。

それを踏まえ、母さん業9年目の私が今感じていることを綴ってみたいと思います。

子育て前から変わったことと変わらないこと

1. 変わったこと:段取りと計画
2. 変わったこと:0か100じゃなく、50を探すこと
3. 変わらないこと:やっぱり変わっていない「好き」な時間

 

段取りと計画

私自身もともと「あえて計画しないことが好き」という性格。

座右の銘には「頭はシンプルに、行動はパワフルに」を掲げ、とにかく思い立ったらすぐ行動に起こす「直感最高!」というタイプ。

会いたい人、行きたい場所、食べたいもの、やりたいこと…。

だからこそ、24才で仕事を辞めて単身留学したり、NEXTWEEKENDのドアを叩いたり、心のときめきや直感で歩んできた人生に満足しています。

ただ子育ては、そうはいかない。

今現在の“我が家のある日のスケジュール”を書き出してみると…。

《朝》
5:30〜6:00 起床
6:00〜6:30 お弁当と朝食を作る
6:30 子どもたちを起こす
6:40〜7:15 子どもたち朝ご飯、身支度、私もパンをかじりながら身支度
7:20 次男を自転車に乗せてバス停へ送り、家に戻る
8:00 長男を送り出す(夫に任せられる時は任せる)私も出勤

《夕方》
17:00前 次男バス停にお迎えに行く、その後長男のお迎え
18:00 習い事がある場合、それぞれの送迎
18:30 夕飯と明日の準備
19:30 習い事お迎え
19:45 夕飯、宿題、お風呂
20:30 寝かしつけ(ほとんどここで一緒に寝ちゃう)
21:30 仕事が残っているときはここでパソコンを開く。おやすみなさい〜

建築家の夫は忙しいので、平日顔を合わせるのは朝の2時間程度。

いわゆるワンオペです。

そうなると人間3人のスケジュールを難解なパズルのように組み合わせ、先手をうつ必要あり。

✔️お腹すいた攻撃に備えるミニおにぎりの量産
✔️子どもの習い事バッグを持って出社し、時短
✔️家族の予定をガントチャートで把握
✔️子どもたちに自分の予定や持ち物を把握してもらい、自己管理能力UPで乗り越えろ
✔️週末の作り置きで、朝+20分の睡眠確保

とかとか。

トライアンドエラーで、ちょっとずーつ身につけて来た対応能力。

これ、仕事にも活かせて、子育てで成長させてもらった一つです。

 

0か100じゃなく、50を探すこと

「ワーク」と「バケーション」の両方を叶える「ワーケーション」。

最近、耳にすることも増えたかなと思います。

さらに家族との時間を踏まえた「ファミリーワーケーション」は、私の野心をまるっと叶えてくれました。

きっかけはNEXTWEEKENDが観光庁の「ワーケーションプログラム」に参加させていただいたことでした。(記事はこちら

今年、個人的に申し込んで、3人(私と息子2人)で参加したのは、埼玉県小鹿野町のファミリーワーケーション。

大人が仕事している時間、子どもたちは地元の方々に伝統歌舞伎を教えていただいたり(!)、自然遊びをしたり、五感を使って小鹿野町を走り回っていました。

“はじめまして”の4家族で過ごす2泊3日。

毎日一緒にご飯を食べて、遊んで、お風呂に入って、子どもたちを見合って、夜は缶ビール片手に悩みを相談したりして…。

どうしても東京で子育てしながら奮闘していると、「一人で辛いな(孤独感)」「私のキャパの狭さと容量の悪さがいけないんだ(自己嫌悪)」「仕事ばっかりで子どもたちに申し訳ない(罪悪感)」などなどネガティブになることも多々。

しかし大人は気持ちが軽くなり、子どもたちはたくさんの経験と出会いに目を輝かせる。

好転した気持ちは、心底満たされました。

どちらも幸せな形は、0か100な極端な方法じゃなくても見つけられるんだと。

「ファミリーワーケーション」オススメです。

環境が変わっても、変わらない「好き」なものの一つはスポーツやアクティビティ。

最近は、息子たちとトレイルラン、クライミング、スキー、スケート、釣りにも行けるように!これ、最高に嬉しいやつです。

あと、去年家族会議の末、全巻大人買いした(!)『ワンピース』のコミックも共通のお楽しみになりました。

それぞれの好きをミックスしたり、ちょうど間をとったり、子どもたちの応援をしたり。

その時のバランスをはかり、みんなの「ちょうどいい」を探って刺激し合えるのは、今までの積み重ねがあったからかも。

 

やっぱり変わってない「好き」な時間

スポーツやアクティビティもそうですが、子どもの頃から好きだった「朝ごはんの時間」「庭で描く絵」「暖炉の前で食べるアイス」「張り切ったお祝い」とか。

一緒に味わえるようになった今は最強です。

この日記を初めてかいたときのフェーズを例えるなら、“一人イヤホンで聴く音楽が贅沢でたまらん…”だったのが、“家族みんなでいく夏フェスが楽しみで仕方ない!”という具合に、見える景色も楽しみ方も随分変わりました。

その時その時、トライアンドエラーでジタバタしてたけど、一つ一つの決断がつながっているのかもしれない。

環境が変わっても“それぞれの心が喜ぶこと”は手放さず、カルチャーミックスして「今しか出来ないこと」を楽しんでいきましょうね。

 

次にバトンを渡すのは、はじめて会ったときは独身だった、あやのちゃん。

この数年で結婚して、一人目、二人目を出産して、家族が4人になるところを近くで見させてもらっていました。大きな変化だよね。

いつだってパワフルで自分の「好き」を手放さない印象が強い、頑張り屋さんのあやのちゃんの、”変わったことや変わらないこと”ぜひ教えてね。

 

Illustration:Chiharu Nikaido

Share On