NEXT WEEKEND DATE

子どもの進級進学や職場環境の変化など、暮らし全体を見直す時期。

家族との生活の中で見つけた課題を解決するため、新たな習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

今回の #かぞくごと ではこちらの記事でもご紹介をした4つの切り口の中から“育て方”をキーワードに「家族の新習慣の作り方」を集めてみました。​​

“育てる”という言葉の裏側には、必ずプロセスがある。
言葉や仕草、そして考え方、
それらをどう与えるかが明日の糧になる。
そして与えるためにも日々研ぎ澄ますから、自分も育つ。
かぞくごとでは、家族みんなが育っていくプロセスを研究していきます。

 

新たな習慣をコツコツと続けることは、ひとりひとりの成長にはもちろん、「家族」というチームのステップアップにもつながりそうです。

#かぞくごと パートナーズと考えた新習慣の作り方が、みなさんの暮らしの見直しの参考になれば嬉しいです。

#かぞくごと って?

家族との何気ない時間を楽しむためにNEXTWEEKENDが作ったSNS上のコミュニティ。
今期は20人のパートナーズと企画を盛り上げていきます。
#かぞくごと に集まる投稿を見るだけでなく、ぜひ家族との小さな野心を叶えた瞬間を切り取って、ハッシュタグをつけて楽しんでいただけたら嬉しいです。
詳しくはこちらから

 

朝と夜の過ごし方に新たな習慣を

大人も子どもも、時間の使い方は工夫次第で改善できるもの。
そしてそれが習慣になっていくことで無理なく自然と体が動いていきます。

すぐに取り入れられる時間の使い方に関する新習慣を集めてみました。

 

毎朝の支度時間がバタバタとしていて、娘も私も気持ちが穏やかでないことが悩みでした。
娘は4月から3年生。気持ちよく新学期をスタートするために、スムーズに支度できる習慣を今からつけていくことにしました。

✔️ 取り入れた新習慣
・朝起きられない→時間がなくなる→イライラする…この朝の負の連鎖を解決すべく、夜のうちに次の日の洋服を準備しておくように。

・カゴに入った洗濯物をしまう→そのカゴに明日の服を考えて入れておく、という仕組みにし、いつもの行動の流れで無理なく取り組めるように。

✔️ 嬉しい変化
・早めに準備をすることで心に余裕ができ、明日の天気を調べたり、明日の時間割によって服の色を考えることができるようになりました。

・朝の支度に余裕が生まれ、娘のイライラが減少!

・私もこの新習慣に一緒に取り組んでいるので、今では洋服を決める時間の娘とのおしゃべりタイムを楽しんでいます。

 

春から長女と違う園に通う次女に、気持ちよく登園してほしい…
そのために自分の気持ちを伝えることができる場を作りたい、と考えました。
また1日の予定を可視化し、昨日・今日・明日の概念を実感することで、今日やることの見通しがたち、スムーズに行動できるかなと思い、「朝の会」をひらくことに。

✔️ 取り入れた新習慣
・手作りの日めくりカレンダーをお供に「朝の会」を実施。

・毎朝、日めくりカレンダーで日にちを確認し、今日の体調や気分をひとりずつ発表。(3月から始めていますが、長女はだいたい「元気でーす!」次女は「もっと寝たかった」と言っています。)

✔️ 嬉しい変化
・長女が日にちを確認したあとに、自分からカレンダーを見て「今日は…園のあと、〇〇先生(療育や訓練等)のところだね!」と確認し、成長が見られたことが夫婦でとても嬉しかったです。

 

我が家の子どもたちは自宅保育なので、その日の過ごし方によって就寝時間が変わってしまい、寝ようと声をかけても、なかなかお布団にいかないことが悩みでした。
早く寝てくれないと親も焦ってしまうので、みんながスムーズに布団に入れる方法を見つけたいと思い、寝る前の時間に新習慣を取り入れることに。

✔️ 取り入れた新習慣
「寝る時間だよ!」と声をかけるのではなく、「お布団にごろんとしながら大好きな絵本を読む時間」として伝えることにしました。

✔️ 嬉しい変化
・もともと絵本が大好きな2人は、大喜びでそれぞれ読んでほしい絵本を持って、お布団の中へ入ってきてくれるように。

・すぐに寝ないで、時間が結構経っていることもたまにありますが笑、私も穏やかな気持ちで寝かしつけできるようになったのでこれからも続けていきたいです。

 

毎朝、車で登園する時、スケジュールやそれぞれがんばることを子どもたちと確認してから「今日も元気にがんばりましょう(みんなで)エイエイオーーー!!!(大声)」と言って発進する習慣がありました。
兄が小学校に進学し、みんなばらばらの登校・登園になるので、車中でやっていた習慣を少し変化させて、家でミーティングタイムを設けることに。

✔️ 取り入れた新習慣
・ご近所に迷惑がかからないよう「エイエイオー!」の掛け声を、お決まりの円陣に変えて。笑

・子どもたちだけでなく、ママも自分のがんばることを共有したり、少し先の楽しい目標を共有することで、日々にメリハリを感じられるよう意識しています。

✔️ 嬉しい変化
・毎朝、ほんの少しの時間を設けて、それぞれがそれぞれの場でがんばってまた家族に戻ってこれるような、活力の湧く一日のスタートを作っていけたらという思いで続けています。

・無理なく力まず続けることが、習慣化の秘訣です。
慣れてきたら、少しずつ年齢に応じた工夫を足しながら、家族の一日の始まり方をアップデートしていきたいと思います。

 

気分や予定の「共有」を家族の習慣に

今日はどんな予定なのか、今月はどんなムードで過ごしているのか…家族であっても、言語化しないとわからないことはたくさんあります。

コミュニケーションをスムーズにする「共有」の新習慣を集めてみました。

 

隙あらば外に出たい私と、家大好きな夫が、お互い無理なく我慢せずに過ごすことが我が家の課題です。
週末の過ごし方がグズグズと決まらないまま土曜の朝を迎え、私の機嫌が悪くなることがあり、だからといって行きたくない人を無理に連れ出すのも違う気がするので、みんなが機嫌良く過ごすための新習慣を作ることにしました。

✔️ 取り入れた新習慣
・今年行きたいところ、やりたいことリストをダイニングに貼って共有する

✔️ 嬉しい変化
・当初の目論見だけでなく「この時期に旅行に行くから、これは現実的じゃなくないかな?」「それなら来年以降にしよう」といった建設的な会話ができました。

・これまでの「行きたいけど、無理かなぁ。怒るかなぁ。」といった私の中のモヤモヤはなくなり、安心感につながっています。

・常に隣にいる人でも分からないことのほうが多いので、お互いの思いを聞き合える大事なきっかけになりました!

 

「宿題やりなさい!」「いつまでゲームしてるの!」の小言を言い疲れてしまったことがきっかけで新習慣を取り入れることに。

✔️ 取り入れた新習慣
・家族の予定がわかりやすくなる、一覧のタイムスケジュールをPRINTABLESを使って可愛く作りました。

✔️ 嬉しい変化
・小さな事でも、家族それぞれに「今日はこれやりたいなぁ」があることに気づけました。

・娘から「個人で携帯できるバージョンも欲しい!」とリクエストがあり、新習慣に対して前向きな言葉も!

「何時からの宿題の予定が崩れたので、何時に変えるね」と自分で時間管理ができてきたことに、成果を感じました…!涙
限られた時間はメリハリを持って使わないともったいないと自覚してきたようです。

・子どもがお留守番できるようになってきたので、この機会に家族の外出予定も見える化できたのも良かったです!

 

4月に育休から復帰。復帰しても子どもと向き合う時間を確保したい!と思っています。
ですが、いざシミュレーションしてみると全く生活が回らないこと、そして私ばかりが大変になっていくのでは…ということに気づき、みんなにも自分ごとだと思ってもらうため、新生活で習慣づけていくことを一緒に考えてみました。

✔️ 取り入れた新習慣
・娘は、朝の支度でやることと、その順番を一緒に書き出してみました。

・夫には、私の目指したい姿や理想のタイムスケジュールを伝え、その中で「自分ができること」「やめること」「変えること」の3点を考えてもらいました。

✔️ 嬉しい変化
・娘は次の日の朝から「1番はおトイレやったな〜」とさっそく行動してくれました。

・夫には「いつも私だけが考えてる!」とストレスに感じることが多かったのですが、私がせっかちで夫の考えを待てずに、全て決めてしまっているところもあるなぁと思いました。これからは一緒に考えていきたいと思います。

 

番外編:野心を叶えるために新たな習慣を取り入れて

以前、仕事で忙しかった頃、お花をいただいたのにお世話ができず枯らしてしまったことがありました。
そこから植物は好きだけど育てるのが怖くて避けていたのですが、“やっぱりお部屋に新しい風を吹かせたい!”という思いと“生のハーブを使ってみたい!”という野心があり、新しい習慣として取り入れることにしました。

✔️ 取り入れた新習慣
・なるべく枯れにくい植物で自分が好きな種類を選び育てることに。

・日当たりの良い場所で育てることを意識して、様子をこまめに見て成長の経過を楽しむようにしています。

✔️ 嬉しい変化
・部屋が華やかになって、朝起きるのが楽しみになりました。

・アップルミントの生の葉っぱを使って飲むハーブティーがとても美味しくて、生活がより豊かに。

・植木鉢にハーブを移す時は、私よりも知識がある夫が率先してやってくれたり、家を空ける時には夫が植物を気にかけてくれたりと、夫婦で共に育てている感覚を楽しめるようになりました。

 

新しいことをいきなり毎日続けるより、まずはハードルを下げて小さなことからスタートしたり、これまでの延長ではじめられることに取り組むのがよさそうです。

家族一緒に続けることも、習慣化のコツかもしれません。

新年度を迎えるこのタイミングが、はじめるチャンス!

みなさんのご家庭の「新たな習慣」もぜひ #かぞくごと のハッシュタグでシェアしてくださいね。

 

Writer : ふじのあやこ
Designer:Yuri Gomi

Share On