器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。

今月も器で楽しむテーブルアイデアをお届けしていきます。

器で楽しむテーブルアイデア、2月はじっくり作戦を練りたい日のお菓子のテーブル。

すごく寒い日には、嬉しい家時間の選択肢を用意しておきたいもの。

冬が似合う赤をポイントに、じっくり落ち着く時間が楽しめそうなコーディネートを作りました。

例えば次の楽しみの作戦会議に、こんな過ごし方はいかがでしょうか。

テーマカラーの“赤”を集める

（赤の絵皿：イギリスのビンテージストーンプレート、ボウル：吉田直嗣）

冬らしい色味をテーブルに取り入れたくて、今回は赤をポイントに使うことにしました。

いちごのイメージからか、冬の印象がある赤。

コントラストの低い冬には、より印象的に映える気がします。

赤を集めたテーブルの器や食べ物たち。

ひとつの色に絞ってみたら、カラフルとはまた違う、しっとりクールな雰囲気になりました。

ロングタイプのキャンドルで大人な灯りを

（キャンドルホルダー：STONED）

暖かな光を生み出してくれるキャンドルは、寒い季節をいっそう楽しんで過ごすために、ぜひ味方にしたいところ。

今回は背筋の伸びる雰囲気にしたくて、シャープな形のロングタイプにチャレンジしました。

クラシカルなイメージが強いアイテムですが、シンプルなホルダーを合わせて、ちょっとだけカジュアルに。

背の低いキャンドルは、コンポート皿などのスタンドの上に置いて高さを出すだけで、いつもよりクールに楽しめそうです。

コンポート皿には小さな焼き菓子を合わせて

（コンポート皿：直井真奈美）

ケーキのために買った、スタンドのついた小さなコンポート皿。

ちょうどいい大きさのケーキがなくても出番を増やしたくて、今回はクッキーを合わせてみました。

もとよりかわいいクッキーが、ひとつひとつ大事に手を伸ばしたくなる装いに。

コンポート皿に小さな焼き菓子をどさっと。

友人が家に立ち寄ってくれた日にも、さっと出せたら良さそうです。

（カップ：megumitsukazaki、三浦ナオコ、取り皿：安藤雅信）

静かに盛り上がりたい冬のお茶時間。

すこしかっこよく、彩ってみませんか。

今月の器メモ

わが家に最近新しく仲間入りした、こちらのキャンドルホルダーは石でできたもの。
ニュアンスのあるマーブルな表情が美しくて、ストーン素材にもっとチャレンジしてみたくなりました。

メリットは食材を冷たくキープできることと、傷に強いこと。
クールな雰囲気が好きな方に、おすすめしたい素材です。

来月は、「自分らしいランチプレート」のアイデアをお届けする予定です。

どうぞお楽しみに。

Editor：Saki Goda , ふじのあやこ

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