NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、友人のSNSに嫉妬したり落ち込んだりしてしまうという相談者さんからのお悩みです。

こんにちは。
萌さんとは、通っていた大学のミニ講演会でお会いしてからファンになり、スケジュール帳を購入したり、記事をいつも読ませていただき、その度に考え方が素敵すぎて尊敬します!!!
人との関わり合いの中で感じる嫉妬と憧れの間の感情をどう解消していけば良いのか分からないときがあります。
私の周りの友達は、比較的裕福な子が多く、自分自身も貧乏ではないと思っています。
ですが、友達がブランドの物を身に着けていたり、海外旅行に行った話を聞いたり、楽しそうな日々を送っている事を羨ましく思い、幸せそうでキラキラした友達が居ることに私も嬉しい半面、自分と比べてしまいます。
SNSの時代ですが、身近な友達のそのキラキラした投稿(それを載せていくのがInstagramだったりすると分かっているとはいえ)から嫉妬が生まれ、マイナスな気持ちになる時間の無駄や、そう感じる自分が嫌になり、Instagramでは、仲の良い友達でも友達にならないようにしたりしています。
それで良いのかもしれませんが、結婚式などで久しぶりに再会するとInstagramをやっていないのか聞かれ、曖昧な嘘を付く事もあります。
萌さんは、人と比べたり劣っている点を落ち込んだり、人との付き合いを選んだりすることはありますか?
(29歳、女性、会社員)

大学の講演で…!

嬉しいなぁ。

最近もたまに大学で授業をさせてもらうことがありますが、ほとんどがオンラインになってしまったので、学生の皆さんの反応があまり分からないため、こうやって数年越しにでも覚えていてくださり嬉しいです。

さて、お悩みをお送りいただきありがとうございます。

友達のキラキラした生活に嫉妬してしまって辛いのですね…。

ちなみに相談者さんはそのブランド物がほしいのですか?

彼女たちの行っている国に行きたいのですか?

それとも、要因はどうあれ“裕福である”という事実が羨ましいのですか?

モヤっとしてしまった感情をもう少し紐解いて、自分は何に対して嫉妬をしているのかにもう少し向き合ってみてもいいかもしれませんね。

“萌さんは、人と比べたり劣っている点を落ち込んだり、人との付き合いを選んだりすることはありますか?”と聞いてくださいましたが、私の場合誰かの投稿のおかげで「いいなぁ、自分もそこに行ってみたい!」と気づけたら、嫉妬するよりも参考にして、自分が行くための計画を立てるタイプなので落ち込むことは少ないです。

10代の頃なんかは、人と比較して「いいなぁ、あの子の家はなんでも買ってもらえて…」と思うこともありましたが、大人になれば環境も持ち物も行動も、すべて自分の“選択”の一部。

もし本当に羨ましいなら、嫉妬するよりも参考にしたらいいと思います。

そうやって感情を紐解いていくと、相談者さんが嫉妬しているのはブランドのアイテムそのものではなく、Instagram上で見える姿を「努力していないのに裕福」などと決めつけてしまって、それに対してマイナスな感情が芽生えているのかもしれません。

SNSに映る姿は実際の生活のごく一部、それに振り回されてしまうのはもったいない。

そのまま受け取らずに、そちらも参考程度に見たらいいと思います。

ただ、たとえ友人あっても、SNSでの表現方法や切り取る生活、考え方を見て辛かったりネガティブな気持ちになるのであれば、フォローする必要もないと思います。

SNSはその人の生活のごく一部だと書きましたが、とはいえ、その人が切り取る「他人に見られたい自分の姿」は、社会との付き合い方や考え方そのものでもあるので、それが苦手だと思う人とは、これを機に関係を考え直すことだって往々にしてあっていいはずです。

いずれにしても、相談者さんはまず、ご自身のこれまでされてきた選択と、それによって今目の前にあるものに今一度向き合って、「自分の選んだもの」にちゃんと納得して肯定することが、他人を見て落ち込まない1番の近道だと思います。

応援しています!

 

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