NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、友人を傷つけてしまったことを後悔し続けて辛いという相談者さんからのお悩みです。

今は特に友人関係に困らず比較的安定した生活ができていると思います。
しかし、過去にすごく後悔していることがあります。
仲の良かった幼なじみと喧嘩をし、縁を切ったこと。
してはいけない事や言ってはいけないことを言い傷つけたこと、などその当時を思い出すと後悔しすぎて辛い時があります。

元々深く考えすぎてしまうところがあります。
そのためインスタなどでその子を見たりすると辛くなることがあります。

でも今思うとその時の自分はそれで精一杯だったのだとも思います。
なので余計に成人式が憂鬱です。
その当時の自分を知ってる人たちが多いからこそ辛いです。
もちろん縁を切った子も来ると思うんです。
どのように気持ちを作ればいいですか。
やり直せない過去にばかり後悔して落ち込み続け、責め続けている自分が嫌いです。

(20歳、女性、学生)

今日は少し夜遅めに収録の仕事があったので、母に甘えて娘を預かってもらい、そのまま現場近くに一人で泊まることにしました。

サウナに入って、普段は歩かない街であえて何も調べずに飛び込みで入った小料理屋でカキフライとハイボールを楽しんで、ホテルの部屋に出張マッサージ師さんを呼んで…と、おじさんの幸せを集めたような時間をものすごく堪能しています。

さて、お悩みをお送りいただきありがとうございます。

仲良しとの絶縁、悲しかったですね。

定期的に自責の念に駆られる気持ち、よく分かります。

私も偉そうにお悩み相談コーナーなんてやっていますが、過去の後悔をすべて清算できているわけではありません。

時折思い出しては恥ずかしくて、辛くて、申し訳なくて、その人含め周りの人に会うのも嫌で…、という関係の人もいます。

そのせいか、何かが上手くいっている時に突然その後悔が襲ってきて、“本来の自分は悪いやつなのに…”なんて気持ちになることも多々あります。

それとは逆で、私自身が傷つけられた人に謝罪されて許して、もう一度やりなおしてみたけど、何事もなかったかのようにされるのがどうしても辛くて(恋愛でもないのに)、疎遠になり、今は情報すら遮断してしまった人もいます。

全体的に若かったので今ではそれすら後悔していて、もう一度チャンスがあれば向き合いたいな…、なんて思ったりしているのですが。

人間関係って本当、難しいですよね。

でも、相談者さんは過去の後悔があるから、今の目の前の関係を大切にできているはずだし、

言葉の重みを知っているから、慎重にその都度選んでいるはずです。

それでいいんだと思います。

どれだけ後悔しても、過去は変えられません。

反省したことを未来に活かせばいいんです。

だけど傷つけた相手も、ずっと過去にとどまっているわけではなく、平等に流れる時間を生きて、未来でまた出会うかもしれません。

その時に、相手に伝えたいことがあれば伝えたらいいと思います。

でもそれが過去の自分を肯定するためだったり、今の自分が後悔から解放されるためだけだったりするのであれば、伝えても意味がないかもしれません。

相手の心に刺してしまったトゲを抜けるような言葉であれば、未来は変わることもあるはずです。

人生が続く限り他人と触れ合わないことは難しいし、人間関係を築く上では少なからず後悔が伴います。

だけどそれは“こうすればよかった”という理想が見えたから。

後悔と共に、そうやって人は成長していくのだと思います。

成人式が憂鬱すぎるなら無理に行かなくてもいいと思いますよ。

(勝手なことを言ってすみません。私は成人の儀式は自分で作ろう!と考えて、成人式には行かず、バイトで貯めたお金をはたいてなぜかNYに行きました笑。)

でも今の相談者さんなら伝えたい言葉を選べるかもしれないですね。

たとえ失敗しても、後悔し続けるよりは気持ちに進歩があるはずです。

応援しています!

 

お悩み募集中!

「編集長がこたえます!」では、みなさまからのお悩みを募集しています。

大きな声では言いづらいけどちょっと誰かに聞いてほしい…

そんなお悩みがある方はぜひ以下のフォームからご投稿ください。

お悩み投稿フォームはこちらから

※すべての質問に回答できるわけではございません。
また、頂いたお悩みはNEXTWEEKEND/村上萌の発信する他のコンテンツで使用させて頂く場合がございますこと予めご了承のほどよろしくお願いします。

「編集長がこたえます」が本になりました

人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい!

NEXTWEEKENDの人気連載「編集長がこたえます」が1冊の本になりました。

その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

「自分が何者でもないことが不安です」
「浮気した夫とのこれから」
「仕事に求めるものを見失いました」
「生きている意味がわかりません」
「セックスレスで、毎晩涙で枕を濡らしています」

身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。


▲共感を集めた31のお悩みを掲載
恋愛、人間関係、仕事、子育て、自分自身…
WEBでは選べなかった、深い内容も初公開。


▲悩みを解決する5ステップの思考法&書き込みノート
自分のモヤモヤを客観視することで今やるべきことが見えるかも…!
今自分が悩んでいることを書きこんで整理できるノートつきです。

▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
悩んだ日でもお腹は空く。
食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。

「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
仕様:176ページ/B6版製本
定価:1760円(本体1600円)
流通:全国書店、ネット書店
Amazonで購入する

 

Share On