NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「家族で楽しむ、二十四節気の暮らしカレンダー」。
歳時プランナーとしても活躍するWeekender編集部代表コラムニストSasaki Mayukoさんが、「二十四節気」から紐解く、新しい季節の楽しみ方をお届けしています。
芋、栗、かぼちゃ、鮭に戻り鰹、りんごや柿もおいしい季節。
まさに食欲の秋ですね♩
秋の農作物の収穫最盛期を迎える頃には、“収穫祭”が開催される地域も。
今月は、実りの秋に感謝する「おうち収穫祭」を楽しむアイデアを紹介します。
季節の移ろいを知る、
秋の二十四節気
10月の二十四節気を紹介した記事はこちら
▶︎「10月は、食事で自分を労わり、秋の夜長の晩酌を楽しむ」
寒露(かんろ):10月8日頃~
寒気によって朝露が凍り始める(霜に変わる)という意味。
長雨も落ち着き秋がぐっと深まる、山の木々は紅葉の準備に入る時期。
農家ではそろそろ稲刈りが終わる頃。霜降(そうこう):10月23日頃~
早朝に霜が降り始める頃。
晩秋を迎え、北国では初霜が観測される時期。
秋の最後の節気。
10月を彩る、季節行事
ハロウィン(10月31日)
仮装や「トリック・オア・トリート」のイメージが強いハロウィンですが、実は発祥は2000年以上も前。
ヨーロッパの古代ケルト人が行っていた、秋の収穫を祝い、悪霊を払う宗教的な行事が起源といわれています。
秋の夜長
9月の節気「秋分」を境に、日が短くなって夜の時間が長くなることから、この時期は秋の夜長と言われています。
短い秋の過ごしやすい夜に、趣味や労わり時間を作るのもおすすめです。
季節の小ネタ帖
「おうちで秋の収穫祭」
おうちで秋の収穫祭を気軽に楽しむ、おやつレシピと空間を彩るクラフトアイデアをご紹介します。
秋が詰まった、収穫祭パイ
パイシートを使って作るプチサイズのパイは、ピクニックやおやつにもぴったり!
かぼちゃの形で作ればハロウィンにもおすすめです。
材料
・市販のパイシート…2~3枚
・つや出し用の卵黄…1個分<フィリング>
・焼き芋…80g程度(皮をむいた状態)※おすすめはねっとり系の品種
・りんご…1/4個
・砂糖…小さじ1
・レモン汁…少量
・シナモン、レーズン、砕いたナッツなどを入れたい方はお好みで
作り方
1.皮をむいた焼き芋をボウルで潰しておく。
2.りんごを5mm角程度に刻み、砂糖とレモン汁と一緒に耐熱容器に入れ、ふんわりラップをかけたら、電子レンジ 500wで1分半程度加熱する。
(※加熱しすぎて焦がさないように注意)
3.【1】と【2】をヘラで混ぜ合わせる。
コクを出したい方はバターを少量(分量外)入れる。
4.【1】と【2】の余熱でバターを溶かしながら混ぜ合わせる。
(※さつま芋の品種によっては仕上がりが固い場合があるので、水分が足りない場合は牛乳などで好きなやわらかさに調整する。)
5.半解凍状態のパイシートをお好みのクッキー型で抜き、1枚目は膨らみ防止でフォークで数か所穴をあけ、【4】のフィリングを少量のせる。
6.同じ型で抜いたパイシートをのばしながら被せ、生地のふちを軽く指でおさえる。
7.生地の周囲をフォークでおさえて、生地の表面に刷毛で卵黄を薄く塗る。
お好みで生地に切れ込みを入れる。
8.200℃に余熱したオーブンで、12分焼いたら完成!
(※パイの大きさによって焼き時間も多少前後するため、焼き加減を見ながら調整してください。)
刻んだベーコン・玉ねぎ・きのこなどを塩こしょうの味付けし、お食事系のフィリングにするアレンジもおすすめです!
秋の味覚を使っていろいろ試してみてくださいね。
おうち収穫祭の空間を彩る「クレイケーキ」
イベントごとのテーブルを盛り上げるのは、やっぱりケーキ…!
お子さまも一緒に工作感覚で作れる、紙粘土を使ったクラフトケーキの作り方をご紹介します。
難しそうに見えますが、実はとても簡単。
飾り付けには秋の草花やどんぐりなど、季節の素材を使って作ると楽しいですよ。
おすすめの紙粘土
100円ショップで売っている、くっつくタイプの工作用紙粘土がおすすめ。
紙製の素材にも貼りつきやすく軽量でやわらかいため、小さなお子さまでも扱いやすいです。
ホイップクリーム風のアレンジができる粘土など、バリエーションはたくさんあります。
材料
・ケーキの土台になるボックス(丸型・四角型など)
・工作用紙粘土
・トッピング用の飾り、接着剤
作り方
1.袋から取り出した紙粘土を一度薄くのばし、土台となるボックスを包むように貼り付ける。
指で押し広げながら下地が見えなくなるようにボックス全体を覆う。
2. 粘土が固まったら、接着剤を使ってケーキ風に飾り付けて完成!
ケーキらしく見せるポイント
隙間なく、ヒビ割れしないように貼りつけるのがコツ!
クリームのリアルな質感を目指して指の跡をつけたりしながら仕上げていきましょう。
材料も少なく手軽に作れるので、わが家ではお誕生日の記念写真用に子どもたちと作ったり、季節によって飾りを変えてクラフトを楽しんでいます。
あっという間に過ぎ去ってしまう秋ですが、実りの季節を存分に楽しんでもらえたら嬉しいです。
みなさんにとって、素敵な秋になりますように。
Editor:Ikumi Takaoka
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