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器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。

器初心者さんのお買い物の参考になる情報を毎月お届けしています。

 

素敵なカフェやinstagramでよく見かける、ワンプレートごはん。

簡単そうに見えるのに、やってみると意外とうまくいかなかったりしませんか。

でもいくつかのコツを押さえれば、ぐっと素敵に盛り付けることができるんです。

今回は主食をパン、ご飯にした場合のワンプレートごはんの献立と盛り付け方について、基本のコツをご紹介します。

 

朝にぴったりなパンプレート

まずは献立とお皿への大まかな配置を決めておきます。

献立づくりのポイントは、彩りが豊かなメニューにすること。

プレート1枚で完結するので、食器による彩りが少ない分、食材で彩りをしっかりつけてあげましょう。

今回は“朝に食べたいパンプレート”をイメージして、じゃがいものポタージュ、トマトとベビーリーフとゆで卵のサラダ、マスカット、食パンという献立にしました。

まずは丁寧に盛り付けたいサラダを一番はじめにレイアウトします。
食材の彩りがバランスよくなるように置きましょう。

ポタージュをカップにそそいで、サラダの隣に置きます。
高さのあるカップはプレートの上側に置くのがコツ。
なるべく他の食材に影を落とさない太陽の光から遠い位置(今回は右)を選びましょう。

ポタージュと一緒に食べたいパンは、ポタージュの真下にレイアウト。

残りのスペースにマスカットを置きます。
他の食材が大きめにスペースを取っているので、全体のバランスをとって小さめに。
大きく配置する食材と小さく配置する食材を織り交ぜると、プレート全体のバランスを取りやすいですよ。

彩りを添えるハーブや香辛料、ドリンクやカトラリーをおいたら完成です。
線の細いハーブや香辛料をそっと添えてあげると、ぐっと深みのある盛り付けになりますよ。

 

カフェのように盛り付けたいごはんプレート

カフェランチで食べたいワンプレートをテーマに、和風ハンバーグ、サラダ、キャロットラペ、ご飯という献立にしました。
ご飯プレートは彩りが少なくなりがちなので、サラダなどの添え物でしっかり彩りを取り入れられるように意識します。

まずはお茶碗を使ってご飯を丸く盛り付けます。
ご飯がこんもり丸く盛り付けられているだけで、ぐっとワンプレートらしさを出すことができるので、ぜひ試してみてください。

サラダをご飯の対角にたっぷり盛り付けます。
高さの出るサラダはカップに入れたポタージュと同じく、プレートの上側への配置が鉄則。
彩りのポイントになるよう、レタスに加えてトレビスを取り入れました。

メインの食材であるハンバーグをご飯の隣に盛り付けます。
ちょっとサラダに寄りかかるように乗せると、ちょっぴり立体感を出すことができますよ。

全体のバランスを見ながら、サラダとご飯のすき間に軽くキャロットラペを盛り付けます。
パンプレートと同じく、小さめに盛り付ける食材を用意するのがポイントです。

最後に大根おろしと大葉を飾り、お箸とドリンクを並べれば完成です。

 

ワンプレートにおすすめの器


(皿:無印良品、グラス:おおやぶみよ、箸置き:田村窯)
今回はどちらのプレートも同じ食器を使いました。

ワンプレート使いにおすすめなお皿は、リム(縁)のあるもの。

リムが盛り付けた料理の額縁になってくれるので、ごちゃつきがちなワンプレートもすっきりした見た目に仕上げてくれます。

ワンプレートごはんのコツ、ぜひ試してみてくださいね。


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