大人になるにつれて、キッチンという場所が自分にとって特別な場所になってきたという方も多いのではないでしょうか。
旅先で見つけたスパイス、お土産でいただいた調味料。
色々持ってはいるけど、なかなかキッチンにぴったりおさまる理想のスパイスラックが見つからないという方へ。
今回はスパイスラックをD.I.Yする方法をご紹介します。
木を切ったり、釘を打ったり、道具を沢山必要とするようなものではなく、なんと「木工ボンド」だけで完成できちゃう方法です。
スパイスくらいの重量だからこその裏技かもしれません。
まずは、簡単に設計図を描き、置きたい調味料の高さなんかをイメージして、棚板を何枚入れるかも考えます。
所要時間はおよそ1時間×2日です。
(組み立てから塗装の間にしっかりと乾燥タイムを設けるため2日にわたります。)
お天気の良い週末に是非挑戦してみてくださいね。
D.I.Y!する方法
材料
※カットは有料で、コーナンでは1カット30円でした。各店によって料金が異なりますので確認してみてください。
・荒目の紙やすり 1枚
・水性オイルステイン(今回は和信のオールナットを100mlほど使用)
・ハケもしくはスポンジ
・ミツロウなどが原料のワックス(今回はBRIWAXミディアムブラウン400mlを5分の1ほど使用)
・ウエス(いらなくなった衣類や靴下でも可)
・たわし、もしくはブラシ
作り方
1日目 木材を準備し、組み立てる。
丈夫にするために、底板の内側に側面の木を置く形で組み立てる必要があるので、棚板(間にいれる板)は、(底板)―(板の厚み×2)の長さにします。
板は全体を荒目の紙やすりでこすっておき、部屋の隅や、本などを使って、棚がしっかり垂直を保てる場所で固定しながら木工ボンドで組み立てていきます。
(ボンドが接着部以外に付くと後でその箇所だけ塗装の色がうまく乗らなくなるので、はみ出した場合は麺棒などで拭いておきましょう。あえて気にせずムラになるのも、ヴィンテージ加工風になり味が出ますのでお好みで。)
一晩置いて、しっかり乾燥させる。
2日目 まずは、水性オイルステインを塗る。
良く伸びるので、少量ずつハケにとり、サッと手早く全体に塗ります。
20分ほど乾かす。
ワックスを布で塗りこんでいく。
※臭いが非常に強いので、必ずバルコニーなどの屋外で作業し、マスク着用をお勧めします。
ご近所に迷惑にならないよう十分配慮してください。
直接布に取り、全体に塗りこみます。
ワックスは、温度が高ければ液体になることもありますが、通常は半固形なので非常に塗りやすいことから初心者さんにも人気だそうです。
靴下なら手にはめて塗れるので、より簡単です。
15分ほど置いて、乾いたら、次はたわしで全体を磨いていきます。
ゴシゴシ、気持ちを込めて磨いていくと、しだいに目を見張るような艶が出てくるのがわかります。
最後に、きれいな布で磨きあげると、もぅはじめの木材とはすっかり見違えるほどの艶めきにハッとします。
ハンドメイドとは思えないつるつるの手触り~!ニスのテカテカするのとは違い、ワックスだと木の素材を生かしたまま自然に輝くような仕上がりになります。
調味料は瓶などに詰め替えることで、すっきり感UP
以前のキッチンはこちら。
元は飾り棚だった階段状のラックを強引にスパイスラックにしていましたが、出し入れのしにくさから散らかりやすい状態でした。
ついつい増えがちな調味料。何をどれだけ置きたいか、しっかり自分と向き合って本当に使うものだけに厳選してみました。
市販のパッケージは色も形もバラバラなので、詰め替えることでスッキリ。
一目で残量がわかるようにもなりました。
なんとなく毎日のお料理が億劫になってきたら…。
それは、もしかしたらキッチンが使いにくい状態であるというサインかもしれません。
理想のスパイスラックが完成したことで、毎朝キッチンを見るだけでもうっとり。
クギもノコギリもないし…と諦めていたD.I.Y.も工夫一つで週末にすぐ出来ると気づけました。
オリジナルの良さは、サイズ感も色味も、とことん自分好みに仕上げられるところですね!
心地の良いキッチンで、素敵な週末が過ごせますように。
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