自由に活躍する女性を応援するsloggiとNEXTWEEKENDの共同企画「インタビューリレー 美しいあの人に訊く、#人生自由化の瞬間」。

第一回目のバトンは、音楽活動の他、 Roxygirlとしての活動や、オリジナルアクセサリー「KiyAnela Jewelry」のデザインや制作も行っているKiyさん。

そんなジャンルの違う様々な“好きなこと”を仕事にし、いつもハッピーなオーラでいっぱいなKiyさんに、今回 #人生自由化 についてNEXTWEEKEND代表村上萌が対談インタビューをしてきました。

自分らしい「幸せ」のセンサーを磨き続けることが何よりも大切。

Moe   今、Kiyちゃんは色々な肩書きを持ってるよね？

Kiy　うん。でも肩書きはいらないって思ってるんだ。肩書きにこだわらず、どんどん色々なことをやっていきたいなって思ってる。

Moe　そっか。それは生き方で自分を表現していきたいっていうことなのかな？

Kiy　そう。だからきちんと自分の軸があって、その自分の生き方を表現していく中の1つのツールとして、歌や写真、サーフィンがあるって感じかな。

Moe　23歳でそう思えるなんてすごいね！でもどうしてKiyちゃんはそう思えたんだろう？何かきっかけとかってあったの？

Kiy　母の影響かな。母は音楽家だけど海も大好きだし、今でも年齢を気にしないでどんどん新しいことをやっていて。そんな色々なことに挑戦する母の姿を見てきたからだと思う。

Moe　お母さんすごいね！そしてお母さんも海好きだったんだね。そこからKiyちゃんの海のあるライフスタイルにつながっていたりもするのかな？

Kiy　そうだね。私も本当に小さい頃から毎年のようにハワイに連れて行ってもらっていたから、東京に住んではいたけど、海のあるライフスタイルが昔から当たり前だったかも。

Moe　そんな小さい頃のKiyちゃんはどんな子だったの？

Kiy　今とそんなに変わらないかな！特に人見知りもしなかったし。あ、でも母から見たKiyは、反論する時もしっかり物事を考えて論理的に説得するような子だったみたい。

Moe　へー！それはどうしてそうだったのかな？

Kiy　お母さんに昔から「Kiyはどう思うの？」「自分でしっかり考えなさい」って言われてきたからかな。なんでもしっかり自分の意見を持つように育てられてきた気がする。母に何かを宣言したり頼んだりするときも、ちゃんとプレゼンするようにしてた。

Moe　昔からアウトプットの習慣がすごくあったんだね。

Kiy　そうそう。昔、お母さんが作ってくれた手作りのお人形には顔が描かれてなかったっていうこともあった！

Moe　え、なんで？！

Kiy　ずっと笑っている人形だったら笑ってる顔しかないじゃない？でもその子の感情次第で見え方ってきっと変わるものだから。もしかしたら泣いてるかもしれないし、笑ってるかもしれない。そんなふうに、小さい子の感情や見え方、感性をすごく大切にしてくれてた。

Moe　その考えすごいね。お母さんの影響をたくさん受けながらKiyちゃんは育ってきたんだね。やっぱりKiyちゃんがシンガーソングライターになったのもお母さんの影響なのかな？

Kiy　もちろん全くなかったわけではなかったけど、ちゃんと音楽をやろうと思ったのは、10代最後の1ヶ月でNYに行ったことが大きかったかも。

Moe　NY？

Kiy　昔から母に10代のうちに1人で海外旅行をしなさいって言われていて、20歳の誕生日プレゼントとしてNY一人旅をプレゼントしてもらったの。それで私はNYに行ったんだけど、街は知ってたはずなのに、みんなと行くのと1人で行くのとでは全く違って。何も1人で出来なかったし、私今まで何してたんだろうって思った。NYは本当に生きる力が強い街だったから、私ももっと頑張りたいと思った。日本に帰って音楽の専門学校に入ったきっかけのひとつはそれだったと思う。

Moe　そうなんだね。私も20歳でNYに行ったのが転機だったな。NYに行けば何かあると期待して行ったけど、もちろんそこにゴールは何もなくて。NYの人に「何しに来たの？」って言われてもたいして何も言えないし、自己紹介もろくにできなくて悔しかった。でもそれで、この人たちに対して何者かになって会いたい、自分まだまだだなって気付いた瞬間だった。それにしても、KiyちゃんはNYでどうして音楽って思ったの？

Kiy　NYにいる間はたくさんのところに行って、色々なことが印象に残ってるんだけど、その中でも素敵な音楽に出会えたことがきっかけで私も音楽やろうって本気で思って。帰ってすぐに親を説得させて専門学校に入って、今こうしてシンガーソングライターをやってる。

Moe　それが間違いなく #人生自由化 のターニングポイントだったんだね。

Kiy　そうだね。

Moe　そんなKiyちゃんにとって「自由」ってなんだと思う？

Kiy　自分で選択して、その選択にしっかりと責任を持つことだと思う。

Moe　なるほど。自分で選択して責任を取らないと上手くいかなかった時に人のせいにしちゃったりするもんね。選択して責任を持った上で自由を謳歌することこそ、本当の楽しさややりがいがあるよね。
Kiyちゃんはそう思えたきっかけや出来事はあったの？

Kiy　私の小学校って教科書がなくて、基本的に先生が黒板に書いたものを板書する形なのね。だから板書をするのもしないのも自由だけど、しなかったら勉強は確実にできなくなる。「自由に行動していいけどその責任は自分にあるんだよ」っていう教育だったから、自然と小さい頃から自由と責任っていうのは身体に染み付いてたと思う。

Moe　聞けば聞くほど本当にKiyちゃんは素敵な環境で育った幼少期だったんだね。

Kiy　本当にKiyは昔から周りにすごく恵まれてたんだ。

Moe　そう思えるKiyちゃんの心もとっても素敵だね。十分恵まれているはずなのに、なんだか毎日これで良いのかな？ってモヤモヤしている人ってけっこう多いと思うんだ。自分がわからないとか、あの人はいいなとか、自信がないとか。
例えばそういう人たちにKiyちゃんが言葉をかけられるとしたら、何かあるかな？

Kiy　いろんなことを経験したら良いんじゃないかなって思う。
例えば、一人で海外に行ったり、いろんなものを見て経験して感じたら良いのかなって。
まずはやってみることが大切だと思う！
でもそうは言っても、必ずしもいろんな経験ができなかったとしても、悩む必要はないんじゃないかなって思う。
今自分ができること、誰にも負けないこと、今これはできないけどこれはやっていきたいっていうことを明確にしていれば、モヤモヤはなくなると思うな。大切なのは自分が満足できるかだと思う。

Moe　他人を良いなって思う気持ちや嫉妬ではなくて、自分の心に問いただして、自分の納得するように動くことが大切だね。
Kiyちゃんは昔からあんまり人のこと羨ましいなって思ったことはなかったの？

Kiy　素敵だなって思うことはあるけど、羨ましいとか嫉妬っていうのはないかな。別に自分はその人がやっている仕事とかをしたいわけでもないし、その人になりたいわけでもないから。

Moe　それって昔からそう思ってたの？

Kiy　割と昔からこういう考えだったかな。例えば小さい頃、姉がバレエで世界的に活躍する人だったからそれをみてすごくいいなって思ってたけど、嫉妬みたいな感じはなかった。自分は自分のやりたいことをやるだけ！って思ってやってきた気がする。

Moe　そっか、じゃあ今はまだ他人を羨ましいなって感情を抱いてしまう人が、Kiyちゃんみたいにこれから自由になるためにはどうしたら良いかな？

Kiy　プラス思考に思えるセンサーを磨くことが大切だと思う。
例えば朝の1シーンにしても、外に出た時に、朝日が気持ち良い〜って思える人と、ひたすら眠いな…って思う人では、人生の感じ方は全く違うと思う。そういう1つ1つの小さな幸せに気付けるセンサーを磨くことが #人生自由化 につながると思う！

Moe　センサーね！確かに！それって自分の意識次第でいくらでも磨けるもんね。自分が今つまらなくしてしまっているものにもちゃんと楽しさや幸せを感じ取れるセンサーを磨くことが、自由を感じる第一歩なのかもね。そういう訓練を大切にしていきたいな。

Kiyさんprofile
シンガーソングライター。音楽活動の他、 Roxygirlとしても活躍 。オリジナルアクセサリー「KiyAnela Jewelry」のデザイン、制作も行う。