毎日やってくる「料理」の時間を、義務ではなく楽しいと感じ続けるためには“いつもと違う”ことをしてみるのも大切。
たとえば初めてのレシピに挑戦してみること、知らなかった食材を買ってみること、それだけでキッチンが突然研究室に変わって、新たな野心がくすぐられたりもします。
新しい食材に出会うためには、お気に入りのスーパーがあればそれでも良いのですが、最近はセレクトが楽しい八百屋さんも多いので知っておくことをおすすめします。
家で使う野菜のストーリーを知っているだけで料理をする時間もぐっと楽しくなって、「この子のために色々してあげよう」と思ってしまうかもしれません。
今回は、そんな“いつもとは違う”野菜を使って、お友達を招いて楽しめる、この季節ならではのテーブルをご紹介します。
裏テーマは「ホストも全力で楽しむホームパーティー」…!
招待した側は、ついついキッチンとリビングを行ったり来たりして
バタバタしてしまいがちですが、できることならゆったり話したいのが本音。
今回は初めにスタンバイしたら、立ち上がることなくデザートまで楽しむ工夫を併せてご紹介したいと思います。
皮つきのヤングコーンはアンチョビバターでグリル。
スーパーではなかなか手に入らない皮つきのヤングコーン。実はヒゲが美味しいんです。
半分に切ってアンチョビで炒めたら、仕上げにたっぷりのバターを溶かして。
バゲットにつけてもお酒が進む一品です。
ビーツのポタージュは冷製で。
いくつあっても便利なのはガラスのカップ。
スープのほかにもプリンや茶わん蒸しを作ったり、野菜に合うディップソースを数種類並べたり、
朝はグラノーラやフルーツを入れても、メインプレートの色柄を気にせず乗せられるのもいいところ。
温度を気にしなくてもいい冷製スープはホストも楽しむパーティーにぴったりです。
熱々お料理はスキレットにお任せ。
明太子とホタルイカのアヒージョに、たとえば友人が手土産で持ってきてくれた
イタリア土産のキノコを入れて。
話し込んでもしっかりと保温してくれるスキレットは重宝します。
オムレツやグラタン、ジャーマンポテトなんかも簡単にできるスキレットメニューです。
女子飲みを可愛く見せてくれるいちご+チョコの魔法。
前日に準備したのは実はこれだけ。
湯煎したホワイトチョコを、いちごにかけて冷やしました。
どんなにお酒のおつまみを並べても、フレッシュなフルーツとお花がテーブルにあれば、それだけで写真に女子感が生まれるから不思議です。
いつでも手でつまめるところも、ケーキと違ってカトラリーやお皿を新たに出したりしなくてもいいお手軽ポイント。
いつもと違う野菜を使ってつくる春のテーブルはこれで完成!
いかがでしたか?
特別高級な食材を使わなくとも、季節の野菜と、ほんの少しの工夫で楽しい昼下がりの完成です。
週末は自転車に乗って、今まで知らなかった八百屋さんを開拓したり、マルシェを巡ってみるのも楽しいですね!
どんなに珍しい野菜も、食べ方を尋ねると親切に教えてくださいます。
「ビーツは、ポテトサラダにするとストロベリーアイスクリームみたいな見た目になって可愛いですよ。」こんなお話が聞けるのも八百屋さんならでは。
次の週末、近くにある素敵な八百屋さんを探しに出かけてみては?
【お店情報】
今回の記事でご紹介したお野菜は、関西にあるこちらのお店。
Bonnie Tone(ボニートーン)
〒531-0071 大阪府大阪市北区中津1-15-33
東京だと神楽坂にあるこちらもおすすめです。
八百屋 瑞花SUIKA
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂5-20