今年の1月から三井ガーデンホテルズとNEXTWEEKENDがタッグを組んで提案している”NATIVE STAY”という特別プラン。

前回は、代表の村上萌が「母娘三世代で叶える、季節や流れに身を任せる時間ー村上萌のNATIVE STAYの過ごし方ー」を綴りましたが、今回はモデル・高山都（たかやまみやこ）さんに宿泊体験を綴っていただきます。

都さんはモデルとしての活動だけでなく、Instagramを中心にご自身のライフスタイルを発信されながら、多くのファンに日頃感じている思いや姿を届けることを大切にされていて、著書である「高山都の 美 食 姿 」は、なんとシーズン4まで出されているほど…！

「なんだか、いつも楽しそうなひと」「ごきげんなひと」…そんなふうに見える人たちはラッキーな人なのではなく、自分に起きることをちゃんと受け止めて、そして未来の自分のためにしっかり紡いで、楽しみに変えるのが上手なのだと思っています。

そしてNEXTWEEKEND編集部は、都さんこそ日常を自分らしく紡ぐ達人だと思っています。

ここからは、そんな都さんがコラム形式でNATIVE STAYの過ごし方を綴ります。

シュッとカーテンを開け、ポットに水を入れ、スイッチをいれた。
大きな窓から入る15時過ぎの冬のやわらかな陽射しは、部屋を明るく包んだ。

どこにいても、同じことをしたい。
それは、習慣というものが身についた数年前から、旅をするたびに感じていることだ。

今年で走り始めて12年。
自分のライフワークとも呼べるようになった
ランニングは、まさにそう。
靴さえあれば、どこでも走れるから、普段はいつもの公園や気のむく場所へ、好きなように好きなだけ好きな時間に走る。

旅先でも同じ。
場所は違えど、やることは変わらない。
匂いも景色も音も違う中をいつものように走る。
トロントの街中を走る時も、ハワイの青い海を眺めながら走る時も、根底は同じ。
同じことを“違う場所”でやる楽しみは、自分で旅をして初めて知った。

時々、大好きな東京が、大好きな自宅が窮屈で逃げ出したくなる時がある。
色んなことを放り出してしまいたくなる。
私だけじゃないだろう。
一生懸命生きてるみんなそうじゃないかな。
仕事や子育て、人間関係…色んなことから時々逃げ出したくなるのは、きっといっぱい頑張っているから。
今までは、旅をすることで、自分の中に新しい空気をいれ、自身で心の中をポンプのように循環させ心身共に大きく深呼吸していた。
だけど、なかなか思いっきり自由に旅することが困難な状況が、終わろうとしない。

コロナ禍の中で見つけた、自分が気持ちよくいられる方法がある。
自分の機嫌は自分で取る。
誰のせいにするでもなく、出来ない中で叶う可能性を最大限に広げてみる。
思いきって物事の見方を変える。
新しい発見があれば、そこから自分の目線がグッと上るから。

旅が出来なくとも、すこし場所を変えるだけ、たった1日ふっと休むだけで、ぴんと張り詰めた心の糸と顔は、にんまりと緩むことがある。

この2年の間の小さなご褒美や楽しみとして増えた選択肢が、都内でのホテルステイ。
いつもより高い場所から自分の住む街を眺めて、いつもよりリッチなベッドとぴかぴかのシーツにドンとダイブする。

全部、いったんやめて休むもよし。
家と同じことを、この場所でするもよし。
仕事を持ち込んでみるもよし。
私はそれを”プチ家出”と呼んだりもする。

ふだんと同じことも、場所が変われば、意外な視点で向き合えて、その結果、なかなか面白い答えが導き出せたりするもんだ。

今回のプチ家出、一泊二日の滞在先は、自分で走ってもいけるぐらいの距離にある三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア。
仕事後にも、ここから仕事にも行けちゃう、まさに日常の中にあるって立地が嬉しい。

清潔で快適なお部屋に、のんびり手と足を伸ばしてリラックスできる大浴場、全国の便利な場所にある三井ガーデンは泊まりやすい価格帯なのもあって、出張や国内旅でも利用することがちょくちょくある。
好きなホテルのひとつだ。
そういえば、少し前の金沢旅行でも、帰りたくなくなって急遽もう一泊しちゃおう！と当日予約したのが、三井ガーデンホテルだった。

目の前には国立競技場、タクシーでもすぐの最高の立地にある神宮外苑の杜プレミア、ここでNATIVESTAYが提案する日常の延長線上にある、だけどずっと叶えたかった暮らしに触れて、私なりに丸一日を過ごしてみた。
カーテンを開けバルコニーに出ると、視界に広がる美しい緑の杜。
国立競技場の目の前なのか！
そういえば、ずっと柵の外から中を覗き見していたから、初めて全貌を見たかもしれない。

ウェルカムティーがテーブルの上にセットされていて、このハーブティーには、バタフライピーが入っている。

きれいな青色の花びらは、マメ科のハーブの一種。
アントシアニンが含まれ、エイジングケアや眼精疲労にも効果的なのだ。
一緒に置かれている透明なガラスのティーカップ、これもNATIVE STAY仕様だ。
湯を注いだ瞬間、その理由がわかる。
ドラマティックに注がれる青いお茶が日常と今をふと切り離してくれる感じがして、休むぞ！とスイッチが入った。
この青いお茶、一見すると、上手な字が書けそうなボールペンのインクみたいな色なんだけど、味も香りもクセがなくスルスル飲める。

カップを持ってバルコニーへ。
自宅では、ベランダへ洗濯物を干すか植物の水やりくらいしか出ないので、外でお茶を飲むっていつもの行為も、なんとなーく非日常感があって楽しい。
ふぅーって伸びをして深呼吸した。
身体がお茶で温まったので、さてと、持ってきたウエアに着替えて靴を履き替える。

空が暗くなってきたが、せっかくこんな好立地！走らないはずがない。
しかも、このホテルには大浴場がある。
ひと汗かいてお風呂にどーんと入ってビールを飲もう！
やることは、いつもと何ら変わらないが
場所が変わるだけでワクワクするのは、やっぱり今回もそうだ。

ホテルを出ると、大きな国立競技場がそびえ立つ。
この周りをぐるっと走り、そこから神宮球場のほうへ。
いつもはタクシーで通るあたりを、走りながら眺めるのが気持ちいい。
このスピードが心地いいんだよなー。
いつのまにか空はすっかり暗くって、頬には冷たい風があたる。
着込んだウエアの中はしっかり汗ばんだ。

部屋に戻り着替えを手にして、いざ大浴場へ。
ここは神宮プールの跡地だったことを、お湯につかりながら、壁に並ぶここの歴史の写真たちを眺めて知る。
大きなお風呂で手も足もうーんと伸ばすことは、日常から離れる手っ取り早い方法なんだろうなーなんて思った。

ランニング帰りに買って冷蔵庫に入れておいた缶ビールが美味しい。
食事に出る前に、風呂上がりの一杯、最高！！

夜ごはんは、ちょっとだけ気分が上がる焼き鳥の今井さんへ。

外苑前にあり、シックな店内は程よく落ち着いていて、ワインのラインナップが豊富なのも好きなところ。
コースでいただく炭で職人さんが丁寧に焼いてくれた焼き鳥、ソムリエさんが選んでくれるワイン、どれもちょっとだけ日常の向こう側にある。
気分を上げたくって選んだ白いおニューのブラウスで着てよかった。
ご馳走さまでした！の余韻のまま、寒いことすら心地よくて歩いてホテルに戻った。

部屋にはホットワイン、普段ならやらない寝酒の不良もホテルなら特別感があって良しとする。


ふわふわ酔って、たっぷり寝たおかげで翌朝の目覚めも良い感じ！
スッと早起きができたから、朝食前に軽く走りに出た。
夕方とはまた違う眺め、やっぱり朝ランは気持ちがいい。
朝ごはんが美味しいんだよって聞いていたから、お腹空かせないと…大きく腕を振って、階段を駆け上がった。

朝食は美しい緑に囲まれた天井が高いレストラン。
ビュッフェスタイルで、色とりどりの食材がずらりと並ぶ。
好きなものを好きなだけ、これも私が好きなスタイル。

レイトチェックアウトだから、部屋に戻ってもまだまだ時間がある。
家でやる仕事を、すこし持ってきたから、コーヒーを入れて、ベッドやソファでゴロゴロしながら向き合う。
このホテルの部屋ならではのゴロゴロがいい。
家じゃないからこそ、捗ることもあるわけで。
日常のほんの少しの延長線上で、少しだけ頭が緩んで冴えたおかげで原稿が進んだ。

どこでだって、自分自身の機嫌は取れる。
そんな術をそんな選択肢をいくつか持っていると、日常の彩度は変わるのかもしれない。

滞在先での、時間や心の使い方は自由！
一泊二日の24時間足らずを、どう私なら使おう。
ワガママではなく”我がまま”に、滞在する。
これが、私らしい。
今日の私らしいは、今日の私が作る。
プチ家出は私にまたここで頑張る勇気とパワーをくれる。
来てみてよかった。
思い切って休んでよかった。
NATIVE STAYってこういうことかもなーなんて思った一日だった。

”日常の延長線にある、だけどずっと叶えたかった暮らし”

＜公式情報＞
三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア
NATIVE STAY

住所：東京都新宿区霞ヶ丘町11-3
JR中央・総武線　信濃町駅　徒歩約6分
都営地下鉄大江戸線　国立競技場駅　徒歩約1分
東京メトロ銀座線　外苑前駅　徒歩約15分

宿泊期間：2022 年1 月11 日(火)〜2022 年3 月31 日(木)
※準備している部屋数が埋まり次第、終了となります

1室あたり：1名から2名まで

価格：2名 17,300円/室〜（1名あたり8,650円〜）
※日程によって価格が異なりますので、宿泊希望日でご確認ください

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プロジェクトチーム
三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア
NEXTWEEKEND
（NATIVE STAYコンセプト/全体企画プロデュース）