こんにちは、NEXTWEEKENDのあやのです。
この連載が始まった昨年の4月、当時私は妊娠初期。
食べづわりや眠りづわりと闘いながら 常にどこか不安な気持ちを抱えて過ごしていた頃でした。
「無事に生まれたら、私も子育て交換日記書きたいな」なんて思っていたけれど…
ついに、ついにこの日が!
ここに至るまでの、いろんな奇跡に感謝して。
あさみさん、愛情たっぷりのバトンをありがとう。
令和1年11月11日、スーパーポッキーの日(というらしい?)に誕生した息子は、もうすぐ生後9ヶ月。
立ったり座ったり、投げたりかじったり、毎日忙しそうです。
このコロナ禍で 一時はどうなることかと思ったけれど、無事に保育園も始まり、私はこの7月からフルタイムで職場復帰することができました。
有難いことに 弊社には先輩ママが何人もいるので(まさにこの日記のメンバー!)事前にいろいろ話を聞いて 具体的にイメージできていたし、子どもの有無関係なく 社員みんなが妊娠中から本当に理解して寄り添ってくれて、環境としては恵まれ過ぎているほどだと思います。
しかし…
妊娠・出産・育児の世界には、練習という概念がないですよね。
当たり前と言ってしまえばそれまでなんだけど、新しい人間を1人この世に生み出すというとんでもない偉業に、誰もが一発本番で立ち向かうって、改めてすごいことだなあと…分娩台に向かう担架の上で考えていたことを、よく憶えています。
(私は完全無痛分娩で本当に痛みのない出産をしたので、そんな余裕もあったのかもしれません)
ボス・萌さんにお願いした結婚式の祝辞で「あやのちゃんは、99%準備の人」と表現してもらったほど、完璧主義で、失敗を恐れて念入りに下準備するタイプの私。
練習できなければ正解もない、初めてだらけの子育てと向き合う日々は、想像以上に幸せ…なのはもちろんなのですが、やっぱりなかなかに試練でもありました。(現在進行形)
加えて、このコロナ禍。
先が見えない、切れ目のない日常の連続。
そんな状況下でも、私が今まで大きくバランスを崩さず 健やかに過ごせているのは、パートナーである夫の存在がとても大きいと思っています。
夫とは マッチングアプリで出会って1週間で付き合い、そこから1年半以内に結婚・妊娠・出産を経験するというスピード感だったから(?)なのか、割と初めから 一緒に生きていくチームメイトというか、バディというか、そんな意識で向き合い、関係を築いてきました。
育児って、始まってしまえば日常になるんだけど、それまでの人生の経験に比べたら結構とんでもないこと、だと思うんです。
だから、戸惑うのも荒れるのもきっと当たり前で。
だからこそ、家族でがっちり肩を組み、ONE TEAMの精神で 楽しみながら乗り越えていきたい(夫はアメフト、私はラグビー部で青春を過ごしたので…笑)。
お互いがお互いにとって、最大の理解者であれるように。
まだまだ駆け出しの新米チームですが、せっかくの機会なので、私たちが子育てする中で大事にしていることをまとめてみたいと思います。
夫:同い年の会社員
私:NEXTWEEKEND 営業・広報
息子:もうすぐ0歳9ヶ月
とにかくシェアする
妊娠・出産を通じて強く感じたのは「どちらか一方しか知らないこと、は無いほうがいい」ということ。
やらなくてもできなくてもいいけど、知ること・理解しようとすることはしようね、というスタンスがお互いにあるだけで、精神的な負担が全然違うし、分かち合える幸せも倍増すると思っています。
(もう少し息子が大きくなったら「男の約束」とか「これはお母さんとの秘密ね」なんてやりとりも憧れたりするけれど!)
世の中にはすでに便利なツールが溢れているので、我が家もまずはアプリを使うことから“シェアの習慣”をつけました。
妊娠中は「トツキトオカ」で赤ちゃんの状況を知ったり、検診結果や日記を共有。
生まれてからは「ぴよログ」を連携して、今のところ9か月間 ほぼ1日も欠かさず息子の記録をつけています。
言葉でいちいち説明しなくても、息子に向き合う上での足並みが揃うので、きっと必要なことだったなあと。
あとはうちの場合、夫が産後2週間くらいのタイミングで1か月間の育休を取得したことも、2人から3人のチームになるにあたっては大きい出来事でした。
「取ってって頼んだの?」と聞かれることも多いのですが、夫は元々子どもが好きで、我が子の成長の瞬間を少しでも多く目に焼き付けたい・それを家族で共有したいという 自らの純粋な意思で取得を決めていました。
今もコロナ禍で在宅ワークが中心となり、お互い家にいること自体は増えたけれど、やっぱり2人で育休を取って 毎日朝から晩まで育児だけに専念し、しわしわだった息子が少しずつふっくらしていく様子を同じ目線で見て過ごせたあの時間は、特別だったなと感じます。
もし悩んでいる方がいたら、ぜひ…!
(ちなみにこの育休時の写真たちは、ボス・萌さんが出産祝いでカメラマンさんによる撮影をプレゼントしてくれたんです…一生忘れない、素敵な贈り物。)
夫婦・父母として結束を強める
とんでもないスピードで家族になったので、私たち夫婦の歴史はまだたった2年ほど。
大事なのは時間よりも質だとは思いつつ…お互い初めての育児で 少しずつ父母としても成長していく中で、相手のことを知ろう・理解しようという姿勢は決して忘れたくない。
とはいえ2人の時間も物理的に限られてくるので、ふと思い立ち、交換ノートを始めてみることにしました。
使っているのは「大人の交換ノート」というもの(副編集長のともちゃんが教えてくれました)で、日記に加え、必ず1問相手への質問を書いて渡す形式になっています。
何もお題がないより書きやすいし、直接聞くのはなんだか恥ずかしいようなこともさらっと聞けて、早速新発見が多くて楽しい。
結構、おすすめです◎
どのくらい続くかな。笑
大変なことほど美化する
自分がどんなに努力しても祈っても、全く思い通りにならないことが多々あるというのが、育児の一つの大変さなのかなあと感じる今日この頃。
例えば最近の我が家では、生後4ヶ月くらいから細く長く続いている夜泣きとか、家だとあまりご飯を食べてくれないこととか…
余裕のないときは、それらに対して冗談で白目を剝いてみせることもできず、ただただ大きなため息をついて 家族の空気をどよーんとさせてしまったり。
でもそんなことしたって、息子が泣きやまないのも、ご飯を食べないのも、何も良くならないんですよね。わかってるんだけどね。
なのでそういう場面が来たときはできる限り「でもこんなのもきっと今のうちで、そのうち抱っこさせてくれなくなっちゃうんだよね」とか言って写真に残してみたりして、“いい意味で美化する”というのを意識しています。
そのスイッチを入れるだけで急に、辛いだけの時間がかけがえのない時間に思えるので不思議。
(もちろん、そんな余裕のない日もたーーーーくさんありますけどね!笑)
あと、私たちはお互いにinstagramで息子のことを記録しているのですが、夫が育休期間に作った育児アカウントでの発信に、家族ながら励まされることが多かったりもします。
夫はとてもポジティブな人なので、辛いことも結構クスッと笑える感じに編集していたりして、「そうか、そんな風に考えればいいんだな」と勉強になることも。
感覚を少しでも覚えておくために、「残す」ことはこれからも2人で工夫しながらやっていきたいです。
まだまだ未熟な家族だけど、地道に続けていることが、確実に絆を強くすることに繋がっている感覚は得られているので、これからもいろんな方法を試しながら精進していく所存。
楽しんで、頑張るぞ!
次はボス・萌さんにバトンを回します。
娘の杏ちゃん、もうすぐ3歳ですね…!
萌さんが妊娠したことをこっそり教えてくれた日のこと、今でも鮮明に思い出せます。
あれからもうそんなに経つのかあ…。
萌さんが杏と一緒に季節を楽しみ、小さな工夫で日常を彩っている様子は、本当に私にとって未来の希望で。
息子が大きくなったらどんなことができるかなあって、いつも想像しながら見つめています。
ママとして3歳になる萌さんの今の言葉、たくさん聞かせてください!
Illustration:Chiharu Nikaido