NEXTWEEKEND コミュニティマネージャーのなおこさんから交換日記のバトンを受け取りました。
昨年末からチームNEXTWEEKENDに仲間入りした、GARTEN COFFEE & Seasonal Wishes バリスタのあさみです。
(コーヒーコラム「#コーヒーと小さな野心」も書かせてもらっています)
前回の子育て交換日記「愛情のコップがあるのなら、兄から弟へこぼれるように注ぎたい」、なおこさんらしいユーモアがあって愛に溢れた温かみのある文章、すぐにでも真似したくなる数々の子育てクリエイティビティ、あっぱれでした。
同じ二人育児、男の子二人ということもあって共感の嵐。
一本の映画を見たような心の波を感じて、メモが止まりません!
少しドキドキしながら、私も交換日記を綴りたいと思います。
我が家は4人家族。
家族構成は建築家の夫と、4才と1才の男の子二人。
合言葉は「チームワーク」。
基本的に毎日GARTEN COFFEEでコーヒーを淹れています。
別々の保育園に通う子どもたちを送り届け、お店に直行。
お店を閉めたら、家に着くなりカツオくんのようにカバンを玄関にほうり投げて(!?)お迎えにGO!
そこから公園のはしご、虫探し、ボール遊びと怪獣たちとの時間。体力勝負です。
オペレッタ(喜歌劇)の一部で運動会のBGMでも有名な「天国と地獄」が一日中脳内BGMとして流れているような毎日。(笑)
それにしても男の子の言動って摩訶不思議。
特に長男 (4)には驚かされることばかりなので、日々の行動と語録は忘れないようにメモしています。
(書き溜めた語録は愛の記録として、大人になったらリボンをかけて贈呈予定)
あまりに珍事件が起こるので(私のやらかしちゃったトホホ話含む)#子育て必死すぎて毎日ドラマチック というハッシュタグを作ってInstagramのストーリーなどで日々の奮闘ぷりをアップしています。
最初は自分への戒めでしたが(笑)、思いがけず共感の声もたくさんいただき、私もすごく救われました。
コミュニケーションの場にもなっているので、「今日も皆さん一緒に頑張りましょうね」という小さなエールも込めてちょこちょこ発信しています。
HPを使い果たすまで走り回り、「あしたのジョー」のラストシーンのごとく燃え尽きる毎日はなかなかハードですが、大好きなお仕事と環境の中、わんぱく男子二人育児に全力で向き合わせてもらっている毎日はまるで青春のようだと思っています。
今私が子育てする中で大切にしている3つのことを紹介させていただきます。
1 きっかけのタネをたくさん蒔いておく
2 日常演出家になって楽しむ
3 大丈夫、逃げ場はあるよ
きっかけのタネをたくさん蒔いておく
子供たちには自分の好きなこと、興味のあるもの、心が喜ぶことにたくさん出会って欲しい、気付いて欲しいと思っています。
そんなわけで、「どんな体験ができるか」という観点で過ごすことが多い家族との週末。
特に東京に住んでいる分、催し物、イベント、流行の展覧会や美術館、大きな公園(案外多いんですよね)も恵まれていると思います。
積極的にそういう刺激は受けて欲しいなと思っているのはもちろん、私たちだから伝えられることもあると思っているので、夫とは「誰からきっかけをもらうか」ということも大切にしています。
夫は建築家なので、家族旅行では「旅先の建築物を見に行く」というWISH LISTが加わります。
そんなとき、夫が見たいもの、共有したいことは子どもたちと一緒に!
庭いじりや物つくりが好きな父からは、工具を使ってお勉強。
母からは、おかし作りや庭のお花について。
特技を生かして仕事にしている友人のワークショップやイベントにも積極的に参加しています。
私はコーヒーを淹れるバリスタをしているので、家族総出でコーヒー屋さんを出店していたこともあります。
(マンモスハローキャンプという家族フェスで去年まで3年間毎年出店させてもらっていました!看板息子たちも楽しそう)
自分の子どもの頃を思い出しても、お姉ちゃんがやっていたのがきっかけで大好きになった習い事、
母のお友達のお宅で心ときめいたテーブルコーディネート、
おじいちゃんが連れて行ってくれた喫茶店の楽しさ、
など、身近な人から教えてもらって大好きになったことやいまの自分に繋がったことが多いなと。
そんな風に、特に身近な人からの素敵なきっかけをいただき、たくさんタネを蒔いておきたいなと思うのです。
そしてここで大事にしているのは、そのタネにしっかり水をあげることです。
彼らが好きなものを見つけた時、子どもたちの特技や素晴らしいことに気が付いた時はしっかり褒めること。
褒めるときは、行動と性質と受け手がどう感じたかを具体的に伝えることを意識しています。
例えば一生懸命似顔絵を描いてくれた時、
「よく見て描いてくれたんだね、素敵な絵をありがとう!優しいこころが伝わるよ。部屋に飾ったらこれを見るたびにお母さん嬉しくなっちゃう!」など。
そのせいか最近では息子も、
「おかあさん、そのワンピースすごくかわいいよ。にあってる!そのワンピースでむかえにきてくれたからとってもうれしいきもちになったんだ」という風に自分がどう思ったかも自然に伝えてくれるようになり、毎日家族内での誉め合戦が止まりません。(笑)
きっかけのタネにお水をあげるように、自分の良さにたくさん気が付いて育ててくれますように。
きっとそれは誰かを幸せにする新たなタネになると願っています。
日常演出家になって楽しむ
なんでもない日にこそ小さな演出があると毎日がもっと楽しい。
例えば、パンフェスに行くからパンのTシャツを着てクリームパンを頬ばろう、
映画クレヨンしんちゃんに出てくるからトレジャーハンターのコーディネートで観に行こう、
13日の金曜日だから怖い映画見ちゃおう(ポップコーンも忘れずに)、
なんでもない日に焼いた大きなケーキをみんなで食べよう。
なんていう風に。
まさに「季節の楽しみと小さな工夫」。
だからNEXTWEEKENDが大好きなんだなぁ。
このキーワードにこそ、日常をもっと愛おしくしてくれるアイデアやきっかけがたくさん詰まっていると思います。
テーマを決めたり、その瞬間をより楽しめる小さな工夫を散りばめると、家族も楽しい、出会う人も楽しい、その場がもっと盛り上がり思い出深い時間になる。
演出ってコミュニケーションだなと思います。
大丈夫、逃げ場はあるよ
大好きな仲間とやりがいのある仕事をさせてもらい、子育てもしていて「スーパー母ちゃんだ!」と言ってもらうことがあります。嬉しい。
でも、私も潰れちゃったことありました。
初めての二人育児、まだ新生児の次男の授乳で寝不足、一日の終わりも始まりも区切りがないような毎日。
長男は環境変化からイヤイヤ期のような赤ちゃん返りと吃音。
保育園が決まるかどうかもわからず、社会復帰にも不安が山積み。
私も夫も両親は遠くに暮らしているし、仕事をしていなかったから私が育児頑張らなきゃ!という思い込みで、自分で自分を追い込み悪循環…。
どんどん追い詰められて育児ノイローゼのようになっていました。
自分とは縁遠い話だと思っていたけど、身近なんですよね。
ある日、あれ私すごく疲れちゃってる?と気が付いた、泣きたいのに泣けないような日。
ご近所のママ友が「二人預かるから、一人の時間作ってきな」と言ってくれて、一人で夜スターバックスにコーヒーを飲みに行きました。
ホットラテを飲みながら涙が出て、その日の気持ちを手帳にメモしました。
一人で頑張りすぎなくてもいい。
弱音吐いたっていいよね。
逃げ場があるんだ。ちょっと休んでまた一歩踏めばいい。
誰かが辛いとき、今度は私が手を差し伸べたい。
そのたった1時間ですっかり心が元気になりました。
ちょっと頑張りすぎちゃったり、辛いときは周りを見渡して。
でも、辛いときこそ言葉に出してSOSを伝えられないこともありますよね。
そんな時は自分の逃げ場になるような場所があると心強いです。
行くだけでスイッチがオフになってオンになれるそんな場所。
GARTEN COFFEEも誰かにとってそんな場所の一つになってもらえたら嬉しい。
話をしなくても、コーヒーを飲んで、帰り道足取りがすこし軽くなったらいいな。
もちろん話をしてくれても嬉しいです。
子育てしている、していないに関係なくね。
皆さんの心に寄り添える場所でありたい。
今日も出窓を大きく開けて、美味しいコーヒーと待っています。
そして、この言葉は子どもたちにも伝えたい。
自分でなんともできないことがあるかもしれない、辛くて悲しくて助けが必要な時があるかもしれない。
「大丈夫、逃げ場はあるよ」
すでに何度も何度も前の3人の交換日記(三者三様愛しい恋文のよう)を読み返しては、唸ったり、深く頷いたり、泣いたり、笑ったり…。
正解のない子育てだもの、自分らしく小さな工夫を重ねて行くことで見えてくるものがあるはず!と思わせてくれるようで、こころの中で強く抱きしめています。
ちょっと勇気を出して綴った4ページ目。
小さなきっかけやヒントになってくれたら嬉しいです。
子育て、自分らしく楽しんじゃいましょ。
さぁバトンは我らがボス、萌さんに渡ります。
ケーキが焼きあがったら「あぁー毎日この香りに包まれたい!」
季節のお花を飾ったら「やっぱりこの季節はラベンダーを飾らなきゃね」
萌さんはいつも目を輝かせて生活を楽しんでいて、小さな幸せを見つけるその笑顔こそ愛おしい。
自分の心が喜ぶことをたくさん知っているからこそ、野心が尽きない。
ひとつひとつ叶った野心が自信に繋がっているようで輝きは増すばかり!
その魅力にメロメロな私です。
萌さん、子育て交換日記お返ししますね。