前回の日記「0歳の娘とはじめた、知らない土地での暮らしで気づいたこと」で、浜松で奮闘中のひかりちゃんよりバトンを受け取りました、NEXTWEEKEND新米のなおこです。
この春からコミュニティマネージャーとして、大阪にいながらリモートワークでNEXTWEEKENDのお手伝いをさせてもらっています。
好きで、好きで、たまらないNEXTWEEKENDの仲間に入れてもらったこと、この熱量を燃やしながら、運営側でもあり、Weekenderとしてプレイヤーでもあり続けたいと思っています。
さて、永田家の家族構成は、4つ上の旅行(主に旅の計画と予約、ホテルのチェックイン)が好きすぎる夫と、運動会の「よーいドン!」で1mmも動かなかった4歳の長男、「おなかすいたの!」と起きて「おなかすいたのぉ…」と言いながら眠りにつく食いしん坊な2歳の次男です。
今思い返せば、中学2年生の初詣の時、実家の前の神社に「いつかクレヨンしんちゃんのような息子がほしい」と願った私。
(好きすぎて漫画を全巻持っていた)
「神様~!ほかに叶えてくれてもいいこと、いっぱいあったやろ~!」という感じ。
本来は神社には感謝の気持ちを伝えに行く場所らしいですが…
そんなこと知らなかったあの日の一言を神様が見事にキャッチして現実になりました。
今年から夫が転職し東京へ。
近いうちに私たちも引っ越すべく、いろいろと下調べをしていますが、今のところは夫も月2回ほど帰宅するので、平日は母子3人。
「ワンオペ育児」なんて言ってしまうと白目むきそうなので、年下の男の子2人とテラスハウスに住んでいるナオコ(31)と思い込んで、なんとか愉快に暮らしています。
私も前回の日記に続いて、子育てする中で大事にしていることをまとめてみたいと思います。
1. 兄から弟へこぼれるような愛を注ぎたい
2.子供だった頃の自分にヒントをもらう
3. 周りの人を巻き込む
1.兄から弟へこぼれるような愛を注ぎたい
私自身、3つ下の妹がいる2人姉妹なんですが、「長男長女は我慢を強いられる説」「下の子は泣いた時点で勝利確定説」という理不尽なルールがありますよね。(笑)
いや~、これはもぅ母になった今ならよくわかります。
小さい方はどうしたって手がかかるので、母としては、上の子には自分でできることはしてほしい。
これって親としては、上の子への期待なんです。
でも子供にとっては、大人の都合は関係なくて、兄弟姉妹みんな同じように甘やかされたいというのが本音。
という過去の経験から、兄弟同士仲良くしてもらうために、我が家では兄から弟へ、愛情がこぼれて満たされるようなシャンパンタワーをイメージしています。
どういうことかというと、おやつは親が長男へ渡し、長男から次男にわけてもらう。
次男が「お茶ちょうだい!」と言えば、長男にお願いする。
お風呂上りに次男の服を着せるのも、長男の仕事。
次男が新生児だったころの「おむつ取ってきて~!」から、根気よく続けてきた習慣ですが、次男は長男を慕うようになり、長男には母性が芽生えて保育園の中でも次男の面倒を見てくれているとのことで続けてきてよかったなぁと思います。
「長男を運営側に引きこむだけでは、さすがに嫌になるんじゃないか?」と思ったので、長男だけの秘密の特典として、休みの前の日は、次男を先に寝かせて「パーティーをする」という権利があります。
パーティーでは、大人はお酒を、長男はヤクルトやカルピスを飲みながら、映画を観たり、チーズやお菓子をつまむことも許されます。
これがもぅたまらなく嬉しい様子。
写真は、4歳になってすぐ。
私がお風呂からあがると、一人で棚からお皿とコップ、冷蔵庫からお菓子を出し、勝手にパーティーの用意をして待ち構えていた時。
お菓子のある場所知ってたんや!
(成長に驚いた日)
最近は、次男も言葉を理解し始めたにもかかわらず、兄が堪えきれずにこれから始まる楽しい時間をほのめかしたりするので、なかなか寝てくれない次男を待っているうちに一緒に寝落ちしてしまうこともしばしば。
4歳といっても、まだ曜日の感覚がわからないので、「明日の明日はパーティー?」「明日の明日の明日やで。3回寝たら!」などと、こそっとやり取りしています。
いくつになっても、たとえ親がいなくなる日が来ても、兄弟は良きチームでいてほしいな。
2.子供だった頃の自分にヒントをもらう
これは、1の内容にもつながってくるのですが、子供の気持ちは子供が一番理解してるはず!
ということで、子供の気持ちを考える時は、脳内で子供の頃の自分を呼び出して、相談しながら進めるようにしています。
たとえば、
子供のころ嬉しかったこと
・特別な雰囲気
(お祭り・旅行・お正月など)
・大人なことに背伸びすること
(夜更かし・おつまみをちょっともらうこと)
・お菓子を選ぶこと
(特に量り売り・駄菓子屋さん)
・おばあちゃんが泊まりにくること
・ガチャガチャの100円をもらうこと
・帰宅したら家に誰かがいること
・晩ごはんのおかずが多いこと
子供のころ友達を羨ましく思っていたこと
・お母さんが綺麗
・お父さんがスーツ
・遠足のお弁当に手紙が入っている
(今も忘れない、チューリップの絵が描かれていた)
・家が雑貨屋さんのようにおしゃれ
・お母さんが手作りのお菓子を作ってくれる
子供のころ苦手だったこと
・親戚の集まりやイベントなどで無理やり前に出されること
・何かをこぼしたときに「ギャー!」と騒がれること
・服やモノが家の中で行方不明になること
こうやって改めて書き出すと、子供の頃に感じたことが、今の自分のすべての行動の原点になっているなぁとびっくり。
大人になったらスーパーの買い物なんて日常の一部ですが、子供の頃はそれもイベントでしたよね。
いつだって、「どこかへ行きたい」「何かしたい」という子供特有のムズムズした気持ちを、出来る限り一緒になって楽しみたいなと思っているので、平日の夜でも突然クッキーを作ったり、駄菓子屋まで自転車で走ったり。
いつの日からか友達と遊びに行ってしまうと思うと、HPの限界まで毎日全力です。
私の実家は大阪の南のほう。
まるで吉本新喜劇な家で育ったので、何かをこぼしたときの「ギャー!」は私の母のお決まりでした。
その過去があるからか、我が家では2歳児相手だろうが「自分で拭いてな。」(小声)で終わります。(笑)
失敗から学ぶことは大事だと思いますが、過ぎたことにこだわって、いつまでも落ち込むのはもったいないと思うんです。
壊れたら修理する、なくしたら探す、探してもなかったら今何が1番大事かに目を向ける。
例えば旅行先で夫が財布をなくした時、「落ち込んでいる暇はない!家族が元気なことに感謝せよ!今は石垣島を堪能せよ!」と唱え続けました。
母としては、いつも笑える方向に家族を導けるように旗を振っていたいなと思います。
3.周りの人を巻き込む
これは、数年かけてようやくできるようになってきたことです。
「子育て交換日記 vol.2」のひかりちゃんも、意図せずして、散らかった部屋などの整っていない写真を両家に公開することでサポートしてもらえることもあり、気分が楽になったと書いていましたよね。
もともと良くも悪くも、人に何かを任せることができず、全部自分でやりたいと思ってしまう私ですが、次男を産んだ2017年に「甘える」「頼る」を目標に掲げて、積極的に周りの人に助けてもらうようにしてきました。
友達を家に招くときも、以前の私なら家じゅうをピカピカに掃除をして、ご飯のメニューもすべて考え、キッチンに立ちっぱなし、(その頃は、そういうおもてなしが好きだったのですが)みんなが帰ってほっと一息…
あれ、私なに話したっけ?と振り返って終了。
今となっては、できていないところも堂々と見せられるようになりました。
ごはんもみんなで飲みながら作る、子供の面倒も友達が見てくれていて、別の友達が洗い物をして、私は洗濯物のスイッチを押して、保育園の縫物をしながらしゃべる。(笑)
家族が増えたからといって、子供を軸にしすぎると、どうしても制約の方が気になってしまうので、「親も楽しい&子供たちも楽しい」の落としどころをいつも探すようにしています。
温泉でも、「お母さん、髪の毛を洗う間、赤ちゃん抱っこしとくよ~」と母世代の方に言ってもらって任せられたときは、嬉しかったなぁ。
日頃の小さな事件については、例えばコロッケの取り合いでリビングが油だらけになろうが、SNSで笑いに変換して昇華。
これも巻き込みかもしれません。
育児中は、あんぱんがお風呂に浮いていたり、枕をごみ箱に捨てられたり、毎日が予期せぬハプニングだらけ。
大声で怒りたいとき、泣きたいとき、まずはぐっとこらえてカメラを構えれば笑いになる事もあるんじゃないかなと思います。
(それを差し引いても、怒られっぱなしの兄弟ですが)
結果的に息子たちは誰にでも人懐っこく、「みんなの長男・次男」として可愛がってもらっていて幸せ者だなぁと思います。
そういえば、ある時、母世代の子育ての先輩に「男の子を持ったら、驚かない練習をせなあかんよ。」と言われました。
「あのな、実はな…」と話し始めた息子に、「えーーーー!」と驚くと、続きを話してもらえなくなるらしいのです。
どんなに驚くべき内容のことでも、涼しい顔で「ふんふん」と話を聞くことが大事とのこと。
これからやってくる、息子たちの驚くべきことに備えて今から「ふんふん」の練習をしています。
息子たちへ
・18になったら、車で迎えに来てな?
息子友人「え!彼女?」
息子「おかんやで。」
っていうやりとりが聞きたい。(無理がある)
・ハタチになったら、一緒に大人のビール飲もうな?
(その日を夢見て、毎日お尻を拭かせていただいてます。)
さて、続いてはガルテンコーヒーのバリスタであり、ブルボンのエブリバーガー(関西では見かけたことがないお菓子)をこよなく愛す、あさみさん。
ガルテンコーヒーに訪れた時、エブリバーガーを食べてみたいと騒ぐ私に、「実は…なおこさんにプレゼントしようと思って買ってあったんです。でも食べてしまいました。」と、カウンター越しに言われた時には、「その愛、本物やな。」と思いました。
我が家と同じく息子さん2人を抱えて、「#子育て必死すぎて毎日ドラマチック」でおなじみ。
毎朝別々の保育園に送り届けたり、時にはキックボードで出勤されたり、パワフルかあちゃんで、Instagramのストーリーズでは、コーヒー屋さんにいらっしゃる美しい姿からは想像が出来ない天然っぷりや珍エピソードで時々くすっと笑わせてもらっています。
あさみさーん、母の日に送ってくださったエブリバーガー美味しかったです!
(今度は私の好きなヤンヤンつけボーを送りますのでお楽しみに。)
猫舌なのでややぬるめのラテが好きと言ってから、覚えてくれていて、必ずぬるめに淹れてくれるなんて、もぅ恋に落ちそう。
やんちゃ盛りの男子2人育児は、どうですか?