器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。
器初心者さんのお買い物の参考になる情報を毎月お届けしています。
洋服を行き先によって替えるように、お気に入りの器たちを使いこなすなら、日々のシーンに合わせた使い分けをしていきたいところ。
今回は、普段使いにおすすめしたいメーカーものの器をご紹介したいと思います。
どれも丈夫な作りでシンプルなデザインなので、がしがし使いたい日常の食卓用にぴったりなんです。
メーカーものの器たちは一度に作る量が多いので、ウェブや実店舗とも取り扱い先が多いのも特徴。
気になるメーカーをいくつかストックしておくと、急に欲しい器があるときも便利です。
アメリカンな日本の器
hasami
アメリカンなデザインがかわいいhasamiは、長崎県波佐見町という陶器の産地でつくられているマルヒロのブランドです。
波佐見町は、昔は有田焼の下請けをしてきた地域でしたが、マルヒロはもちろん、白山陶器や西海陶器などの人気メーカーの拠点があるため、今では器好きにはすっかり人気のエリアになっています。
どこかおもちゃのようなデザインと豊富なカラーバリエーションは、ついつい買い集めたくなってしまいます。
質感と形が同じだから違うカラーで合わせても、違和感なく使えるので、家族や恋人と色違いで揃えるなんてチョイスも。
ちょっとハズしたいときは、ナチュラルな雰囲気の器と合わせれば、かたくなり過ぎません。
スタッキング姿もかわいいので、見せる収納にもぴったりですね。
ちょっとセクシーなプロユースの器
Saturnia Tivoli
プロユースの器メーカーとして定評のあるイタリアのメーカー、サタルニア。
シンプルな真っ白い器のチボリシリーズは、特に人気があります。
むっちりとした厚みのある器に、広めのリム(縁)が少しだけ影をおとすので、プレーンでつるっとした器だけど、ニュアンスもあり、シンプルな料理がよく映えます。
ほんのりグレー味のある白のせいか、アンティークとも相性がいいんです。
これだけデザイン性がありつつも、オーバルなら¥1,728〜とお値段がプチプライスなのも嬉しいところ!
人気のインスタグラマーさんにも愛用者がいらっしゃるので、気になった方はぜひInstagramでチェックしてみてください。
北欧デザインの定番
iittala TEEMA
北欧フィンランドの人気メーカー イッタラ。
定番商品のティーマはベーシックなプレートやボウル、カップを揃えられるので、すっきりとしたデザインで器を揃えたい方におすすめです。
たくさんのカラーバリエーションの中には、一見すると派手に感じるものもありますが、透明感もあるので、カラフルでも強い印象になり過ぎません。
プレートはリムの高さが少しあるので、朝食のパンからちょっと汁気のあるカレーまで、幅広い使い方ができますよ。
このティーマシリーズ、新色が少しずつ追加される一方、たくさんの廃番カラーがあります。
ちょっとこだわりのあるアイテムが欲しい方は、ビンテージの廃番カラーを探してみても楽しいかもしれません。
野心を叶えたら、
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NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
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