知っているようで意外と知らない、紅茶のあれこれ。
今月から、出張紅茶教室を開催する紅茶人noon.こと古谷美奈子さんに、知っておきたい紅茶の知識や季節のアレンジレシピを教えていただくことになりました。
今月はぜひ一度試していただきたい「ロイヤルバナナミルクティー」のレシピと、基本のミルクティーを美味しくつくるコツをご紹介します。
おうちでのお茶の時間が、ちょっと特別な時間になりますように。
ロイヤルバナナミルクティー
材料(1人分)
※ティーバッグの場合は2〜3個(香料などが入っていないもの)
・熱湯:茶葉を開かせるだけなので、ヒタヒタくらい
・牛乳(低温殺菌牛乳):160cc
・熟れたバナナ:1本
・グラニュー糖:バナナの甘さが出るので、お好みで少々
・愛情:淹れてあげる相手のために、心を込める。自分にも。
作り方
茶葉に熱湯を注ぐ。
茶葉を開かせるためなので、熱湯を入れ過ぎず、ヒタヒタになるくらいがポイント(イメージはヒジキを戻す感覚)。
そのあと茶葉が開くまで放置する。
バナナをペースト状に潰す。
低温殺菌牛乳を弱火に掛け温める。
臭みが出てしまう為、沸騰はさせない。
鍋肌にプクプクと泡ができ、湯気が立ち上がったら牛乳が温まったサイン。
茶葉(液ごと)と潰したバナナを入れ軽く混ぜる。
再び軽く温め(沸騰はさせない)温まったら火を止め、ふたをして3分間蒸らす。
濾す。
バナナの甘みが弱い場合、お好みグラニュー糖を入れる。
ココロを込めて完成!
生クリームやフォームした牛乳、シナモンなどお好みでのせてもOKです。
バナナを入れなければ、ロイヤルミルクティーになります。
まだまだ、寒い日が続きます。
自宅で美味しい紅茶を愉しんでくださいね。
(器:西村俊彦)
知っておきたい紅茶のキホン
なぜミルクティーには低温殺菌牛乳がいいのか?
一般的に売られているのは『高温殺菌牛乳』です。
殺菌をするために、温度と時間が違うだけで、チーズのような香り(クッキングフレーバーと言う)が付き、繊細な紅茶の香りを消してしまいます。
低温殺菌牛乳は、低い温度で時間をかけて殺菌していくため、そのチーズのような香りが無く(搾りたてもこんな感じ)、紅茶の香りも消しません。
ですが、低温殺菌牛乳も沸騰させてしまえば臭みが出るため、注意してくださいね。
※低脂肪牛乳とは違います。
ティーバッグはなぜ2〜3個も使うのか?
市販で売られているティーバッグは、1バッグにつき2g〜2.3g位の茶葉が入っています。
ロイヤルミルクティーを作る場合、濃いめの茶液を作りたいのですが、2g位だととても薄くなってしまうので、2〜3個使います。
(ティーバッグのパッケージを見ると、何g入っているのか確認できます。)
POP UP cafe のお知らせ
東京都蔵前にあるComptoir Coinさんにて、ポップアップカフェを行います。
おうちでも美味しい紅茶を普段から愉しんで頂きたいと、
メニューは、シェフ特製のヒレポークサンドとtea noon.セレクトの紅茶を使ったドリンク。
他にも、各種紅茶をご用意いたしますので、蔵前に散策がてら、