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器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。

器初心者さんのお買い物の参考になる情報を毎月お届けしています。

 

必要なものを盛り付けるだけで、準備がすぐにできる手巻き寿司。

具材の彩りが豊かなので、盛り付けや並べ方を一工夫するだけで、華やかで楽しいテーブルを簡単に作ることができます。

今回は手巻き寿司にぴったりな器や小物と一緒に、食卓を盛り上げるコツをご紹介します。

 

1.おしぼりを準備

自宅でおしぼりを用意することは中々ありませんが、手を使うメニューだからこそ、自宅でもおしぼりを準備しておくと、丁寧な印象に。

おしぼり専用のタオルを持っていなくても、ハンドタオルを使えばOK。
テーブルの爽やかなワンポイントとして、今回は夏らしい青いボーダーのハンドタオルをチョイスしました。

一つずつトレイにのせておいておけば、おもてなし感も出て、テーブルも湿らず安心。

 

2.酢飯はすし桶や大皿に


(白い器:大谷哲也)

酢飯はすし桶など縁の高さがある器に準備しておきましょう。
高さがある器に準備をしておくことで、乾燥防止にかける濡れ布巾とご飯がくっつきにくいです。

ご飯をよそう道具には、小さめなしゃもじがあると、海苔にのせやすいのでオススメです。

 

3.メインの具材は細長いお皿に


(手前:田中直純、奥:川口江里、小鉢:鈴木敬子)

少人数で手巻き寿司をするときは、具材は細長いプレートに盛り付けるのがオススメです。
一切れ一切れが小さめなお刺身も、余白なく盛り付けることができます。

具材ごとに大葉をしいてあげれば、コントラスト効果で具材の鮮やかさもアップ。

スプーンで盛り付けたい具材は、トーンの近い小鉢に準備してみましょう。

 

4. +αの料理はバランスをみて器をチョイス


(鉢:前田直紀)

口さみしくなったときのためのおかずや酢の物も用意しておくと、より満足な食事に。

今回はおかずに唐揚げを用意。
食材も器も小さめなものが多いテーブルなので、バランスをみて、大きめな鉢にどっしり盛り付けました。

テーブルに大きい器を加えると安定感を、小さい器をたくさん並べると楽しげな雰囲気を出すことができます。

メインの料理でテーブルの軸を作りながら、+αの料理で全体のバランスを調整してあげると、まとまりのあるテーブルを作りやすいですよ。

 


(お皿:徳田吉美)

お茶や取り皿、醤油皿などを並べれば、手巻き寿司を楽しむ夏のテーブルが完成です。

お寿司屋さんではチャレンジできない、いろんな具材の組み合わせ試してみるのも楽しいかもしれません。

 

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