器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。
器初心者さんのお買い物の参考になる情報を毎月お届けしています。
朝の一杯、仕事や勉強中、夜の読書、一つお気に入りのマイカップがあると、自分の時間をより充実させられるもの。
今日は、毎日の相棒にしたいマイカップとの出会い方についてご紹介します。
まずはシーンを考えてみる
充実させたいシーンによって、必要な相棒は変わってきます。
自分が充実させたいのはどんなシーンでしょうか?
例えば、時間は短くても朝をしっかり充実させたいなら、寝ぼけまなこをしゃきっとする濃いコーヒーをぐっと飲むのかも。
はたまた、昼間の仕事に集中したいなら、マイカップを長時間連れ立ってたっぷり入ったドリンクをちびちびと飲むのかも。
そんなふうに生活に取り入れたいワンシーンを想像してみましょう。
好みの量を考えてみる
たっぷりドリンクを飲みたいのか、少なめでいいのか、好みの量はどうでしょうか。
例えばスターバックスコーヒーのショートサイズは240ml、トールサイズは350mlのドリンクが入っています。
いつもショートサイズのコーヒーが飲みきれないですか、それともトールサイズのラテでも物足りないくらいでしょうか。
アメリカンな見た目がかわいいHASAMIのブロックマグは180ml(径8.5cm×高さ6.5cm)、ブロックマグビッグは280ml(径8.5cm×高さ9.5cm)入ります。
カップ探しの目安にしてみてくださいね。
使い方から形を考えてみる
自分を分析して使いたいものを探すのも楽しいけれど、普段とは違った使い方をしてみたい、という方には、ひとひねりした使い方ができるカップをご紹介します。
軽い食事に使いたい縁の広がったカップ
カップの底から縁にかけた広がりが緩やかな傾斜になっているカップは、スプーンを滑らせやすいので、朝のスープや軽い夜食など、食事使いにも活躍してくれます。
縁が広がっている分、同じ高さのマグカップよりもたっぷりの量が入るので、胃への負担の少ないミルクティーや
カフェオレなどとも相性が良さそうです。
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作家:村山大介
使い方は無限大、取っ手なしのカップにチャレンジしてみる
映画”かもめ食堂”ではittalaのカップでコーヒーを飲んでいましたが、取っ手なしカップは日本茶やアイスドリンク、ヨーグルトなど、ドリンク系には何にでも違和感なく使える、便利なカップです。
ドリンクの量が少なくても良いという方には”そばちょこ”から選ぶのもオススメ。
そばちょこは、お蕎麦のつけ汁を入れる大きさの陶器をさしますが、最近はドリンクにも使いやすいデザインのものもあるので、お気に入りが見つかるかもしれません。
ちょこっとおやつも食べたい時のカップ&ソーサー
3時のちょこっとしたおやつは、ソーサーにのせてドリンクといただくのも楽しいかも。
大事に少しずつ食べているチョコレートやとっておきのクッキーをソーサーにのせてみましょう。
包みから出すだけの準備なのに、グッときちんとした雰囲気が出ますよ。
マイカップ専用のソーサーがなくても大丈夫。
カップと同じ作家やメーカーの少し大きめなお皿をソーサー代わりにしてみましょう。
カップが動きやすいのがたまに傷ですが、お皿単体でも使えて、テーブルの幅も広がりますよ。
(私のお気に入りカップたち 左:平野日奈子/作、右:徳田吉美/作)
気になるカップを見つけたとき、購入を悩んだら持ち手を握って持ち心地を確認してみてください。
毎日の相棒なのだから、持ち心地が気に入るかも大事。
特に容量の大きなカップはドリンクが入るとその分重みが増すので、気をつけてチェックしておきましょう。
作家もののカップの場合だと、製作されている作家さんと自分の手の大きさが近いと、カップと自分の手がフィットしやすいのだそうです。
お気に入りのマイカップ探し、ぜひ楽しんでみてくださいね。
野心を叶えたら、
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NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
ぜひみなさんの叶えた野心は、ハッシュタグ「#週末野心」で教えてくださいね。