器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。
今月も器で楽しむテーブルアイデアをお届けしていきます。
器で楽しむテーブルアイデア、1月は小皿について。
小皿といえば、副菜をのせる、フルーツをのせる、お菓子をのせる、他にはあれ、意外と活躍させられていないのかも。
それならと、朝ごはんをすこし素敵にする使い方を考えてみました。
日々の朝食にひとつ加えて、こんな小皿スタイルはいかがでしょう?
とっておきのジャムや
バターのトレイに
トーストのお供にジャムを置くとき、受け皿があると全体がちょっと締まります。
トレイ代わりにシャープな小皿を敷いてみたら、洗練された雰囲気になりました。
いつも置き場所が定まらない、トーストにジャムを塗ったあとのスプーンの居場所もできて使い勝手もいい感じ。
(小皿:teto ceramics、マグカップ:佐々木康弘、木のプレート:Antonis Cardew)
おいしいバターを合わせてのせても楽しいひと皿にできそうです。
深さのある小皿には
グラノーラ&ヨーグルトを
副菜を盛り付けやすい、鉢というほどではないけれど、ちょっと深さがある小皿。
これを朝食に並べるなら、ヨーグルト&グラノーラを盛り付けてはいかがでしょう。
ヨーグルトを平たく盛り付けてグラノーラやフルーツ、シロップを掛ければ、ヨーグルトもよそゆきの雰囲気に。
(小皿:郡司製陶所、マグカップ:三浦ナオコ、花リム皿:Sarreguemines、スプーン:miyazonospoon)
わかりやすく雰囲気が変わるので、ヨーグルトはボウル派の人はぜひ試してみてくださいね。
オープンサンド&小皿で
カフェの朝食感覚に
カンパーニュのようなずっしりパンは、小皿にきゅっとのせるとヨーロッパのカフェの朝食みたいに楽しめそう。
ひと手間加えてつくるオープンサンドなら、お腹と見た目もちゃんと満たされます。
(小皿:安藤雅信、カップ&ソーサー:Rörstrand)
ホットドリンクはカフェ定番のカップ&ソーサーに注げば、シンプルだけれど街角のカフェの小さなテーブルが似合いそうな、そんなコーディネートになりました。
ひとつひとつ集めてきた愛すべき器たち。
新鮮な気持ちで見直してみると、また違う使い方が見つかります。
朝食、ランチ、ディナー…そんな風に使うシーンを限定してみると、新しい発見がありそうです。
もっとテーブルで過ごす時間が楽しくなりますように。
今年もよろしくお願いします。
今月の器メモ
小皿をひとつだけ持っておくなら、中央は平たいけれど、リム(お皿の縁)が少し持ち上がっているものが便利です。
軽く汁気のあるものが盛り付けられるし、ちょっとしたお菓子をのせても違和感なく使えますよ。
Editor:Saki Goda
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