NEXT WEEKEND DATE

NEXTWEEKENDを運営している株式会社ガルテンの福利厚生の中には、月ごとに変わる「オリジナル福利厚生」という枠があります。

毎月マンスリーテーマを設けて企画をつくっているNEXTWEEKENDですが、提案させていただくからには自分たちだってしっかりそのテーマを楽しみながら一ヶ月を過ごすべき…!
そんなわけで代表の村上萌が、福利厚生もマンスリーテーマに基づいて決めています。

この連載では、そんな私たちの福利厚生を毎月ご紹介中。

心にしまわないうちに #小まめアウトプット」がテーマの今月はこちら!

イラスト、ライブ配信、ライティング、写真など。
現代を生きる私たちにはアウトプットする手段がたくさんあります。

必要だと思って急いでスキルを磨くよりは、「こんな伝え方ができたら素敵だな」と思うことに先回りして投資できると、いざという時に理想的なアウトプットができるはず。

ということで今月は、それぞれが今磨きたい「伝え方」について考えました。

 

 

営業・広報 こまみ:
「引越しを機にミラーレスカメラを手放したわたし。
スマホのカメラロールをみても、写真を撮る機会や回数が激減していることに気付きました。

ほとんどおうちで1人で過ごしていたら、なんでもないけど大切な瞬間を逃しちゃうなあと思い、トイカメラのようなKODAKのフィルムカメラを手に取りました。

この景色を残したいなあ とか、今ときめいてるなあ とか、この景色はいつか愛しくなるんだろうなあ とか。

そういう感情をしっかり残しながらアウトプットしていきたいし、スマホのカメラで撮るのとはまた違う味や、現像して写真を見返すときに『何にときめいたのか』をちゃんと言葉にできるくらい、一瞬一瞬の自分の気持ちに敏感になりたい。

写真を通した伝え方を、フィルムカメラとともに磨きたいと思います! 」

 

オンラインストアディレクター ひかり:
「NEXTWEEKEND STOREの運営担当になって早1年半。

正解がわからないまま既存商品の販促や新商品企画など様々なことに挑戦してきました。

短い期間ですが今までを振り返ってみて、その商品のブランディングとNEXTWEEKENDの思想がしっかりマッチしているか、届けるべきお客様にきちんとメッセージが届いているか、ということは常々意識していきたいと改めて思っています。

頭ではなんとなくわかっているその『ブランディング』という言葉でしたが、世界のあらゆる事例とともにその本質に触れることができる本を選びました。
(『ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと』)

まだ読み途中ですが、この本を読み終えた後に少しでもアウトプットの質を向上することができたらと思っています。」

 

GARTEN COFFEEバリスタ あさみ:
「アイデアはあるのに、うまく企画にできないことに悩んでいた時、萌さんが進めてくれたのが加藤昌治さんの『考具』という本。

“アイデア” “企画”を考えるということはそもそもどういうことか、そのために必要な準備や揃えておくといい道具など、具体的かつわかりやすい言葉で書いてあり、もう目から鱗。
すごく楽になり、考えること自体をもっと楽しめるようになりました。(ボスありがとうございます!)

本の中でも紹介されていたアイデアスケッチという方法には、無地の紙・ポストイット・数色で使い分けができるペンを上手に使う方法が書かれていました。

今まさに私に必要な三種の神器!

東急ハンズの文具売り場で出会ったのが、A4サイズの無地用紙『ニーモシネ』(表紙に『書くこと、考えることが仕事を創造的にする』と書かれていた)、ポストイット『日本の色見本帖 付箋』(人心の色、清明の色)、そしてミントグリーンが綺麗な4色ペン。

自分の心で感じたこと、頭に浮かんだことをまず書き出してみる。

きっとパソコンに変換できない大事なことがここに描かれていくと思うと、すごくワクワクします。

そしてここから生まれたアイデアでみなさんと一緒に楽しめますように!」

 

コンテンツプランナー やすよ:
「今回のお題を見て、すぐさま頭に浮かんだことが2つ。

ひとつは、『綺麗な文字で伝えたい』。
ふたつめは、『その時々にぴったりな色合わせで伝えたい』。

言葉での伝え方は日々学んでいるものの、この2つは必須ではないからこそ、なかなか手を出せず…。
でもこんな機会をいただたので、欲張って2つとも叶えたいなあと思っていたら、素敵な本に出会ってしまいました。

1冊目は『えんぴつで風姿花伝』。
美しい日本語をなぞりながら手書き文字の矯正をしつつ、日本最古の能楽論を学べるものです。

世阿弥が書いた風姿花伝は、自分の美的感覚や能の心得、年代ごとの心のあり方を、弟子に受け継ぐために書いた本だそうです。

字の練習もできるのに、加えて偉人の人生論まで学べるなんて、なんて一石二鳥なの…と思って即決。
毎日1ページずつなぞって、久々のえんぴつ時間を楽しんでいます。

そして2冊目は、がらりとジャンルは変わって『VOGUE COLORING BOOK』。

ボスが『花の色合わせはファッションと一緒』と名言を放っていましたが、やっぱりファッションの最先端のセンスはすごいですよね。

映画『プラダを着た悪魔』で色の選び方や合わせ方に憧れを抱いていた私ですが、この本は昔のVOGUEの表紙や特集に出てきたファッションを塗り絵できるとあって、おいおい最高ですか…と一目惚れ。

正解が載っていないからこそ、自分のセンスで塗り絵を楽しめるのですが、過去の1950年代のVOGUEを調べて、その通りに塗ってみるのも楽しくて…。
こんな色合いが流行っていたんだ、むしろ今また流行ってるな、奇抜すぎるけど素敵な組み合わせ!などなど、気づきがいっぱいでした。

どちらも“伝える”ことのプロが生み出した作品をなぞらえる本!
今自分にない感性を磨くには、ベストな2冊になりました。」

 

営業マネージャー・広報 あやの:
「日々の個人的なSNS発信に加え、NEXTWEEKENDでも記事を書いたり、noteを始めてみたり。
感情や伝えたいことを言葉にする機会が増えるにつれて、気になるようになったのが 自分の語彙力、表現力。

思いは溢れ出てくるけど、それを“本当に” “とても”などとシンプルに強調するのと、読む人の心に届くような表現に置き換えることができるのとでは アウトプットが雲泥の差…。

とはいえ頭でっかちに考えてもできるようにはならないので、まずは良質なインプットを増やすことから。

最近noteで知ってその文章力に脱帽した作家・岸田奈美さんの新刊『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』と、有料noteを購入しました。

彼女はとにかく、言葉の解像度が高いといいますか… 難しい単語を使ったりするわけではなくスッと読める言葉選びなのに、その組み合わせの妙というか、感情や想いと一緒にその場の空気感までパッケージされて胸に入ってくるような… 同世代としても、本当に刺激を受けています。

誰かが彼女の文章をさくらももこさんに例えていたのですが、首が痛くなるほど頷ける。

すごく自然体だけど整っていて、でも人間らしくて滑稽さもあって。

ただ熱量の高いだけじゃなく、余韻の残る魅力的な文章が書けるようになることが目標なので、彼女からたくさん学ぶ秋にしたいと思います。」

 

ビデオグラファー りょうた:
人物撮りをほとんどしてこなかった事もあってか、人を撮るのが苦手です…。

どうしても景色やブツ撮りはすぐにイメージが浮かぶため、そちら方面の写真を撮りがちになってました。

それでも人はやっぱり撮れるようになりたいと、今回は普段買わない人撮りのHow to本を2冊買ってみました!
(『憧れのインスタグラマー20名に学ぶ美しい写真術』『エモくて映える写真を撮る方法』)

これから勉強して幅を広げていきたいと思います!

 


副編集長 ともみ:
「まだ踏み込めてない『伝え方』はなんだろうなと考えた時に、そういえば動画というアウトプットは『手を出せないもの』としてずっと向き合ってこなかったなと気づきました。

毎日YouTubeやIGTVをたくさん見ているし、日常でも『ああこの瞬間は写真じゃなくて動画なんだよな』なんて思うことも結構よくあるのに…。

そこで今回動画編集アプリ『LumaFusion』をipadのアプリで入手…!
そこそこ本格的に編集ができるけど簡単というおすすめを聞いてこちらにしました。

基本的な使い方はiMovieに似ている部分が多いですが、編集効果やテキストのテンプレも多く、フリー音楽も入ってたり。
まだ使い始めですが、新しい技を得たようでわくわくしています。

そしていざ編集しようと思うと、圧倒的に編集目線でのインプットが足りないことに気づきますし、既存の動画は編集用に撮影してないものなので まぁ繋げにくい…。
これからは全ての動画を見る目も、撮影する時の視点も変わるなあ。

アウトプットできる場所が増えると、インプットが変わるので、日常の解像度が上がりますね!」

 

経理・総務 いくみ:
「文章でも、言葉でも、美しい日本語を使っている人って魅力的だなあと感じます。

日本語って本当に奥深くて、敬語や言い回しひとつでも、本来の意味と自分の認識が実は少しずれていたことに気が付いたり…!

改めて勉強したい分野だと思い、私が選んだのは『美しい日本語と正しい敬語が身に付く本』。

中でも、文豪たちが手紙で相手の心を和ませるために綴った時候の挨拶のページが面白くて。

意外にも型通りの難しいものではなく、個性はありつつもシンプルな言葉を使っていたりするんです。

美しい四季があるからこその文化、もっと知りたいと思いました。

文章でも言葉でも、相手を心地良くさせるアウトプットができるように私も日々心がけていきたいです。」

 

「伝える」ということは、簡単に見えて、そもそもちゃんと自分が感じているかどうか、シーンに合わせて方法を変えているかどうかと、など、考えるべき大切なことがたくさんあります。
(思わず溢れ出てしまうような感情は何よりの宝物ですけどね)

みんなの今伝えたいと思っていることや、その先が垣間見えて嬉しい9月でした!

今月もこの記事を読んでくださった方、ありがとうございました! 

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