NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、絶賛子育て中の相談者さんからのお悩みです。

萌さん、はじめまして。
私は昨年のはじめに娘を出産し、ママになりました。
ずっと待ち望んだ妊娠であり、娘は本当に本当に可愛く、人生で1番の宝物です。
ただ、ママになってから今に至るまでの1年と数ヶ月の間、1度も自分のことを自分で褒めることができていません。
それが、ずっとずっと、心のどこかで辛いと感じます。
私は、萌さんには遠く及びませんが、娘を出産するまでキャリアウーマンでした。
仕事をしていた頃は、取引先からの感謝の言葉や、上司・同僚からの評価で、「よく頑張ったな、私!」と自分で自分を褒めることができる日々でした。
それが、今は全くできません。
何をしても、それが自分なりに娘を想った精一杯の行動であっても、「ああ、これで良かったのかな。これで娘は幸せなのかな。」と考えてしまいます。
今思えば、過去の自分は、周りからの評価に依存して生きていたのかもしれません。
周りから正当な評価を受けて、自分を褒めて生きていられたのが、世間からすれば桁違いに幸せすぎたのかもしれません。
それでもやっぱり、自分で自分のことを褒めて生きていきたいです。
ママになった自分がとる選択や行動を、まるっと全て肯定して、自信を持ちたいです。
毎日心のどこかで辛いと感じ続ける日々を卒業して、全力の笑顔で娘と接したいです。
こんな漠然としたお悩み相談で恐縮ですが、萌さんからアドバイスをいただけたら嬉しいです。
(28歳・女性・主婦)

なんだかカラッとした陽気が続いていますね。
(大阪だけでしょうか…?)

初夏って本当に好きだなぁ。

朝1番に窓を開ける瞬間と、お風呂上がりに月見をしつつ、涼むベランダも最高…!

って、なんだか陽気な冒頭となってしまいましたが、お悩みをお送りいただきありがとうございます!

相談者さんのメッセージを読んでいて、きっととても優秀な方なんだろうなと感じました。

そして、これまでの人生で勉強や仕事という分かりやすく結果の出る場所で、しっかり努力をして納得のいく結果を出されてきたんだろうな、とも思いました。

責任感や理想が強く、自分の力を信じてきた経験から、もしかすると良い意味で完璧主義なのかもしれません。

だけど、育児には正解がないので、今は毎日「これで合っているんだろうか、娘は幸せなんだろうか」と悩まれてしまっているのかも。

娘さんは今1歳半くらいでしょうか?

この1年半の間、自分で自分を1度も褒められていないのだとしたら、もしかすると常に正解を探してしまっていませんか?

ネットにもSNSにも、子育ての情報は溢れかえっているので、正解を探そうとしてしまうと、とんでもなく広い海に放り出されて不安に襲われるようながします。

まず私は、そんなふうに真面目に娘さんの幸せについて向き合い続けてきた相談者さんを褒めちぎりたいです…!

そして、それと共に、正解ではなく、相談者さんのご家族の中での「ベスト」を見つめてほしいなと思います。

ベストというのは、正解と違って常に変動します。

タイミング、取り囲む人々、新しい刺激、様々な要因がある中で考え抜く「今のベスト」それは、周りがどれだけ変わったとしても、その都度、相談者さんがどんな親子で在りたいかということに向き合うことだと思います。

実際にどのような子育てをされているかは分からないので、同じ村に住む顔見知りくらいの距離感で聞いていただきたいのですが、親がベストな選択にちゃんと向き合って、一緒に笑いあって楽しむことが、お子さんにとっては何より幸せなことだと思います。

特に1歳半の娘さんにとっては、どんなに素晴らしい教育よりも、その時間が娘さんの自信になるはずです。

そして娘さんが何かを拾ってきたり、描いてくれたり、できるようになった時には
思い切り褒めてあげてください。

今、相談者さんのことを誰も評価してくれないと思っているもしれませんが、自分から生まれてきた娘さんをたくさん褒めてあげることは、きっと、自然と相談者さんの肯定感にも繋がるはずです。

それから、私も冒頭で初夏を堪能していましたが、せっかく毎月新しい季節がやってきてくれる国に住んでいるのだとしたら、ぜひ1ヶ月ごとに、一緒にどんな時間を過ごしたいかを書き出してみてはどうでしょうか。

小さなことでも、ベストに向き合って書き出したことを達成できると、少なからず自己肯定感は上がるはず。

私なんて、ベランダにウッドデッキを敷いたこと、娘が好きな恐竜シルエットのクッキー型を買ったこと、育ててるトマトが赤くなったこと、寝室を改造したら寝るのが楽しくなったこと、そんな他人からしたら些細なことでしかない野心ですが、
「家族とこんな暮らしをしたいな」と思って絞り出した理想を叶えることで、
それなりに自分の毎日が好きになっているし、子育ても楽しくできている気がします。

これから先も、相談者さんが、都度正解を探して不安にならないように、娘さんに見せたい景色、感じてほしいこと、知ってほしいもの、どんな人になってほしいかを広く想像してみてくださいね。

そこにポリシーがあれば、今後の人生でどこに住んだって、何を習わせたって、何も習わなくたって、相談者さんのご家族にとってベストになるんだと思います。

私はまだ1人の子どもを約3年間育てたくらいですが、人はざっくりと勝手に育つし、自分だって完璧じゃないんだから、1から10まですべて教えることは無理だと開き直っていたりします。

だからこそ、親ができることは、いつでも幸せを願いつつ、ベストな判断は諦めないこと。

そして環境ときっかけを与え続けることだな、なんて思っています。

小さな娘さんが、両手を広げて抱っこをせがんできてくれる尊い今の時期は、そんなに長くはないはず。

正解なんかより、めいっぱい一緒に過ごす時間を楽しんでくださいね。

楽しみましょう!

応援しています。

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「編集長がこたえます」が本になりました

人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい!

NEXTWEEKENDの人気連載「編集長がこたえます」が1冊の本になりました。

その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

「自分が何者でもないことが不安です」
「浮気した夫とのこれから」
「仕事に求めるものを見失いました」
「生きている意味がわかりません」
「セックスレスで、毎晩涙で枕を濡らしています」

身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。


▲共感を集めた31のお悩みを掲載
恋愛、人間関係、仕事、子育て、自分自身…
WEBでは選べなかった、深い内容も初公開。


▲悩みを解決する5ステップの思考法&書き込みノート
自分のモヤモヤを客観視することで今やるべきことが見えるかも…!
今自分が悩んでいることを書きこんで整理できるノートつきです。

▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
悩んだ日でもお腹は空く。
食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。

 

「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
仕様:176ページ/B6版製本
定価:1760円(本体1600円)
流通:全国書店、ネット書店
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