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器初心者さんのお買い物の参考になる情報をお届けしている「知っておきたい器のあれこれ」。

今回は春先に目白押しな器のクラフトフェアをたっぷりご紹介する予定でしたが、イベントの開催状況が見えないこともあり、しばらく連載予定だったお出かけコラムはお休みさせていただきます。

みなさまからアンケートでリアクションをいただきながら、コラムの内容をつくってきたので残念ではありますが、100%ワクワクできる気持ちになる頃に、また再開させていただければと思います。
代わりにしばらくは、おうちごはんやインテリアが楽しくなる器の小ネタをお届けしていきますね。

今回のコラムでは、「保存容器の楽しみ方」についてご紹介します。

普段よりも家やキッチンで過ごす時間が増えている今、キッチンの調味料コーナーを模様替えしたり、季節の食材で保存食を仕込んでみてはいかがでしょうか。

新しいことを覚えられるのはもちろん、ちょっと先の自分にも幸せが届けられそうです。

 

調味料やスパイスのストックは
キッチンのインテリアに


(スパイスボトル:free designで購入)
いつもスパイスや調味料は、元々のパッケージから保存容器に移し替えれば、キッチンの見せるインテリアに。

同じシリーズの容器でビシッと揃えるのもカッコいいですが、色んなものを組み合わせて自分好みのものを増やしていくのも楽しいもの。
高さがある程度統一されていれば、意外と馴染んでくれます。

ガラス容器は匂いが移りにくいので、使い切ったら別の使い方ができるのも嬉しいポイント。

気になって買ってみたけどなかなか減らないスパイスも、並べておくと自然と使う機会が増えて、料理の幅が広がるかもしれません。

 

とっておきを詰め込みたい
自家製の保存食


(左2点:WECK、右:セラーメイト)

素敵な自家製の保存食は、未来の自分へのプレゼントみたいなもの。

季節のフルーツでつくったジャムは、週末のモーニングを嬉しいごほうびに、オイル漬けにしておいた野菜は、忙しい平日でもすぐ美味しいパスタに。

のんびり仕込んでいる間も美味しいにおいが部屋いっぱいに広がって、それだけで幸せな気持ちになれます。

余らせがちなフレッシュハーブをドライにしたり、オイルに浸して保存するだけでも、料理のちょっとした格上げ材料に。
煮出してハーブティーにしてもいいし、グリルに使うのもオススメです。

たっぷり作りたいなら、口の広い保存容器をいくつか持っておくと心強いですが、まずは空き瓶があれば大丈夫。

蓋の色や形など統一感をどこかに持たせておくと、見た目も良く保存できますよ。

 

保存瓶に焼き菓子を入れて
カフェ気分に


(キャニスター:無印良品)

なんてことないクッキーやスコーンも、キャニスターに詰め替えておくだけで、幸せ感が漂うインテリアになります。

蓋をあけてお菓子を取り出す動作もなんだか楽しくて、次々と手が伸びてしまいそう。

緩衝材を挟んでギュッとふたを閉めるタイプのものであれば、袋のままにしておくよりも湿気りにくく、美味しさも長持ちします。

棚にしまいこんでいて、いつの間にか賞味期限がずいぶん過ぎてしまっていた、なんて悲しい出来事も減るので、いいことづくめ。

作業用のデスクの上においておいても、ビジュアル◎。

気分良く作業も進みそうです。


(ガラス瓶:refactory antiques、スプーン:松本寛司)


(左:松本寛司、右:三谷龍二)

もう一歩自分らしい使い方をするのなら、素敵な計量スプーンを忍ばせておくのがおすすめです。

私は、普段からよく使うコーヒーと岩塩のキャニスターには、お気に入りのスプーンを入れてあります。

料理上手な気分に浸れて、なんだか美味しいものができそうな気がしてくるので、結構いい効果が出ているんじゃないかと思います。

 

容器のお手入れは、しっかり熱湯で消毒をして使うのが一番安心。

とはいえちょっと億劫なところもあり、詰めていたものを使い切るタイミングで容器を洗って、除菌スプレーをかけて使っていることが多いです。

保存期間や保存状態などで使い分けてみてくださいね。

 

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