NEXT WEEKEND DATE

生まれ故郷、今住んでいる場所、ゆかりのある土地…
それぞれの人目線で、様々なお国の魅力を紹介していく記事リレー「お国じまん」。

第14回目のバトンを受け取りました、NEXTWEEKENDオンラインストア担当のひかりです。

私は昨年の12月、生まれ育った埼玉県から静岡県の浜松市に引っ越してきました。

引っ越しの理由は夫の転勤。
もうすぐ2歳になる娘と家族3人で暮らしています。

「浜松」という転勤先を聞いて真っ先に地図を確認した時の感想は「ほぼ名古屋やん」。

あとはと言うと、恥ずかしながら餃子とうなぎくらいのイメージしかありませんでした。

とはいえここに来て1年。
お気に入りの場所がちょっとずつ増えてきて、今はこの街も人も大好き。

地元の人に「街中(まちなか)」と呼ばれる駅から近いエリアは、大きな百貨店や飲食店、個人経営の商店などで賑わい、少し足を伸ばせば山・湖・海といった自然にも囲まれている、バランスのとれた街だと思っています。

今回そんな街での暮らしで発見した場所をご紹介させていただくにあたり、新幹線の浜松駅から徒歩&バスで少しで行ける場所にスポットを当ててみました。

浜松は(お隣の名古屋も!) 出張や転勤で訪れる方が多いことに加え、関東と関西のちょうど間に位置している便利な場所なので、ちょっとしたタイミングで小旅行気分を味わいながら、半日くらいで気軽に回れる場所をご紹介したいと思います。

 

まずはやっぱり食べて欲しい、うなぎ

まず食べたいのは、うなぎですよね。

家族でもよく利用する「八百徳本店」は、浜松駅から徒歩で行けるうなぎ専門料理店です。

ほかにも、ガイドブックに載っているお店がいくつかありますが、ここで食べて欲しいのは「お櫃鰻茶漬け」という名物メニュー。

まず1杯目は、そのままよそってうな重のように楽しみ、次に薬味と昆布だしのお茶をかけて、さっぱりとしたお茶漬けとしていただきます。
(「ひつまぶし」とは違うのです!)

連れてきた人が最初にお膳を見て「わあ!」と喜んでくれるのも嬉しいポイントです。

 

「ものづくりのまち」を体感できる
クリエイタービル


“何事もまずはやってみよう”という進取の気質「やらまいか精神」が根付くのが浜松市。

「スズキ」「ヤマハ」など大企業の本社も立地するとともに、ハンドメイド作家や農家の方が集まるマルシェが本当に多いことも、この街に訪れて最初に感じたことでした。

そんな、街の魅力を体感できる場所のひとつだなと思っているのが「カギヤビル」。

築50年のビルを改装してオープンしたここは、浜松の“クリエイタービル”と呼ばれ、個性的なショップやカフェ、ギャラリースペースなどが入居しています。

浜松駅からも徒歩8分。

お散歩がてらにふらりと立ち寄りたい楽しいスポットです。

 

お土産にも。
街に愛される小さな絵本屋さん

30年続いたお店を引き継ぎ、2009年から新たにオープンした小さな絵本屋さん「絵本の店 キルヤ」。
ここ、落ち着くんですよね…。

「キルヤ」とはフィンランド語で「本」という意味。

日本の作家さんの作品だけでなく、各国の絵本が日本語に訳されたものも多く並び、お土産やプレゼントにしたくなるような、可愛らしい絵本がたくさんあるのです。
(家からとっても近いので、私も娘の成長を感じた時に新しい絵本を見にいっています…!)

クリスマスの時期には小さなマーケットを開催したり、作家さんの作品を展示したり、期間限定でカフェをオープンしたりと、毎月行っても楽しい大好きな絵本屋さん。

駅から徒歩でも行けますが、バスも出ているので時間のあるときにふらりと訪れてみて欲しいスポットです。

 

食通の方にすすめたい、
おしゃれで本格的なお蕎麦屋さん

おしゃれな食通さんが遊びにきたら、ぜひ連れていきたいなと思っているのがこのお蕎麦屋さん「手打ち蕎麦 naru」。

自家製粉を使った手打ち蕎麦は香り豊かで、胡桃ダレやトマトのツケダレなど変化球も楽しめます。

あと嬉しいのは、どれを頼んでも美味しいおつまみメニューも豊富なこと…!

浜松観光の最後に、気軽に一杯飲んで帰りたいときにもおすすめです。

 

湖を眺めながらくつろげる
ダイニングカフェ

三角屋根が可愛いこのカフェは、佐鳴湖という浜名湖よりもっと街寄りにある小さな湖にあるカフェ「Re voice(リヴォイス)」。

佐鳴湖は、小さいとはいえちゃんと湖(当たり前ですが)。
軽い気持ちで最初に行った時「大自然やん…」とびっくりしました。

浜松駅からバスですぐなので、お天気のいい日はぜひ訪れてもらいたい場所です。

ランチ・ディナーともに本格的な料理も楽しめ(ここのハンバーグが大好き!)、窓から湖をゆっくり眺めながら食事のとれる席もあります。

すぐ近くにちょっとした芝生エリアや、佐鳴湖公園という公園もあるので、娘を連れて家族でよく利用する場所のひとつ。

お腹いっぱい食べたあと、湖のほとりの芝生でごろーんと横になるのも気持ちいいですよ。

 

きっと思い出になる、ボート乗り

「Re voice」から歩いてすぐ場所で、ボートにも乗れちゃいます。

普段は釣りの方が多く利用するそうですが、一般の人も事前に電話などで相談すれば大歓迎とのこと。
(写真にある木の板は、なんとイカダ…!夏には子ども達もこれに乗って、花火を観たりしたのだとか。)

佐鳴湖は春なら満開の桜が、秋なら紅葉した木々が楽しめるので、季節を楽しみながらゆったりオールを漕ぐ時間も良い思い出になりそう。

街からすぐの場所でこんなに手軽にボートを楽しめるのもまた、浜松の魅力だと思います。

 

番外編:
ちょっと足をのばせるなら…!

駅近エリアをご紹介すると言っておきながら、ごめんなさい…。
ちょっとだけ足をのばすとある素敵な場所をどうしても載せたくて、あと2つ。

絶景うなぎ。
ホテル九重の割烹「曳馬野」

先日、スタッフのともちゃんが夫婦で訪れてくれた時に行った、浜名湖にあるホテル九重のうなぎランチ。

とにかく大きな窓から湖を眺めながら食べるうなぎが、美味しくて嬉しくて。
(ビールも飲んじゃいました)

浜名湖エリアは言わずと知れた浜松の観光地なので、このあたりに旅行する人には胸を張っておすすめしたい場所になりました。

プラス1,000円で、日帰り温泉も楽しめるのも嬉しい!

まだ宿泊はしたことがないのですが、お宿もいつか利用したいと思っています。

小さな北欧のまち
「DLoFre`s(ドロフィーズ)」

浜松のおでかけスポットを検索していた時 、“なんだこここは…!”とわくわくした「DLoFre`s(ドロフィーズ)」。

カフェやショップ・宿泊施設まである、北欧の暮らしが体験できる小さな村のような場所です。

マルシェやキャンドルナイトなどのイベントも定期的に開催され、浜松駅から少し遠いですが、行けば1日中楽しめますよ。

地元の人に「赤電」と呼ばれる遠州鉄道の電車を使うか、駐車場もあるのでレンタカーを利用している時におすすめです。

 

 

街のにぎわいも豊かな自然も楽しめる、バランスのとれた街 浜松。

ぜひ気軽な小旅行に訪れてみてくださいね。

Design:Hitomi Sakano

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