こんにちは!
NEXTWEEKENDコミュニティマネージャーの永田 尚子です。
今回、新連載「突撃!隣のWeekender」をスタートさせることになりました!
改めてのご説明となりますが、
私たちと一緒にコンテンツを作ってくれているのは、47都道府県にいる日常編集者「Weekender編集部」。
今や300人を超えるWeekender編集部は、1人1人が決して有名人というわけではないけれど、仕事や家事などのTO DOをこなしながら、私たちが提案する「季節の楽しみと小さな工夫」をしっかりと楽しんでいる、いわば日常生活のプロ集団です。
そんな前向きに理想を叶えようとする彼女たちの暮らしぶりは、同世代のみならず多くの方の日々のヒントになるはず!改めて掘り起こしてみたい…!
そう思い立ち、企画をスタートさせました。
この連載では、NEXTWEEKENDが毎月提案している月間ハッシュタグにぴったりのWeekenderにインタビューをしていきます。
ババン!
記念すべき第1回目、9月のテーマは
「今だから見えるもの #知らなかった景色」。
ということで、ZOZOTOWNの前澤社長が率いるフードプロジェクト「Yusaku Maezawa (MZ) FOOD PROJECT」の採用面接を受けたいがために、思い立ったら即ボストンから東京まで飛んでくるほど行動的な(!)、フードマーケター小松佐保さんをフューチャーしました。
お名前:小松佐保(こまつ さほ)さん
Weekenderになった年: 2018年春夏
住まい:アメリカ・ボストン(取材時)
※現在は東京との2拠点生活
生年月日:1988年5月1日
職業:フードマーケター
1.旦那様が突然のアメリカ留学!?
暮らしを楽しむコツは?
なおこ:
結婚後にパートナーが留学というのは、とっても珍しいケースだと思います。
日本でお仕事をされていた小松さんが、そのキャリアを中断して帯同することを決意できたのは、どういったお気持ちからでしょうか?
小松さん:
夫がアメリカ留学を決め、それについていく決心をするまで、私は戦略コンサルティングファームにて、食品メーカー、自動車メーカー、ファッションブランドなどのマーケティング&ブランディング戦略を考える仕事をしていました。
いつか海外に住んでみたいと思っていたので嬉しい反面、会社を辞めることで、キャリアが中断されてしまうことに対する不安もあり、日本に残って仕事を続けることも考えました。
でも「いつか独立したい」という想いもあったので、「アメリカに住んでいるからこそできる仕事」を自分で創り出そうと、アメリカに行くことを決意しました。
ボストンで生活していることを強みに、アメリカでの生活やトレンドについてTwitterやウェブサイトで発信したり、アメリカに海外展開を図る企業をサポートする仕事をしたりしています。
暮らしを楽しむために心がけていることは、2点あります。
毎日グルメ情報をチェック
SNS、雑誌、メディアサイトなどで常にグルメ情報をリサーチしています。
「村上萌流『あれが食べたい』リストの作り方、叶え方」にも書かれていましたが、私もInstagramを活用して、グルメ情報をリサーチしています。
行きたいお店はInstagramの保存フォルダやgoogle mapにストックしています。
google mapはピンだらけです!笑
やりたいことリストをつくる
NEXTWEEKENDの「WISHLIST」に近いのですが、「死ぬまでにやりたいことリスト」を作っています。
たとえば叶えてきた野心はこんな感じ。
昔は自分のいる環境に対して、よく不満を口にしていたんですよ。
でも、親友に「過去を後悔しても戻ることはできないよ、自分の選んだ道が最善になるよう努力する方がよっぽど生産的だよ。」と言われて、その通りだなと。
アメリカに引っ越してきてしばらくは、言語の壁もあるし、友人もいないし、やっぱり来るべきじゃなかったかな…と後悔しましたが、友人の言葉を思い出し「アメリカの文化・ライフスタイルを思いっきり楽しもう!」と考えるようになりました。
私の住んでいた街、ボストンは健康意識がとても高く、街はランニングしている人で溢れていますし、公園でヨガイベントなども頻繁に開催されています。
ランニングした後にドーナツを無料で好きなだけ食べられるドーナツランや、ブルワリー(ビール工場)までランニングしてゴールしたらビールが飲めるビールランなど、ヘルシーなんだかアンヘルシーなんだか分からないイベントもたくさんあります。笑
健康意識が高いボストンの人々に感化され、人々が心身ともにヘルシーになれる生活をサポートする仕事「ヘルスコーチ」の資格もアメリカで取得しました。
食べ物と健康の関係について話したり、美味しいブランチが食べられるお店までランニングする「bRUNch(ブランチ)」というイベントなども開催しています。
2.フードマーケターってどんなお仕事?
なおこ:
「マーケター」という言葉はよく耳にしますが、「フードマーケター」は、具体的にどういったことをされているのでしょうか?
小松さん:
主に、以下の3つのことをしています。
「アメリカの食トレンドに関する記事の執筆」
小学館が運営しているビジネスマン向けのトレンドマガジン「DIME」で記事を執筆しています。
トレンドの最先端NYやアメリカ各地で開催されている展示会に行き、最新の食トレンドをリサーチしています。
企業に勤めているマーケターの方も読者に多いと聞いているので、ただトレンドをレポートするだけでなく、そこから導き出される示唆や考察も書くように心掛けています。
「サラダ専門店のマーケティングコンサル」
東京に4店舗展開しているサラダ専門店「ハイファイブ」のマーケティングコンサルをしています。
アメリカではサラダ専門店が男女問わず大人気。
ランチタイムになると、サラダを片手に街を歩くビジネスマンをたくさん目にします。
このヘルシーな文化を日本でも創っていきたいと思い、アメリカの人気サラダ専門店を参考にしながらマーケティング戦略を考えています。
「MZ FOOD PROJECT」
ZOZOTOWNの前澤社長が率いるフードプロジェクト「Yusaku Maezawa (MZ) FOOD PROJECT」のプロジェクトメンバーとして活動しています。
メンバー選考にあたって面接が東京で何度かあったのですが、その度にボストンから飛行機で行っていました。笑
「世界中をお腹いっぱいに、世界中に笑顔を。」をコンセプトに、廃棄食材を活用した食イベントを開催したりしています。
3.今後挑戦してみたいことは?
なおこ:
ボストンと東京を行き来しながら、「食」という軸でさまざまなことに挑戦されている小松さんですが、ボストンでの経験を活かして今後挑戦されたいことはありますか?
小松さん:
ボストンで学んだ「ウェルネス(肉体的、精神的、そして社会的に良好な状態)」という概念を、「食」を通じて日本に普及させていきたいと思っています。
例えば、ウェルネスライフを送る上で欠かせない「運動」。
ボストンではフィットネスがライフスタイルの一部になっています。
そのようなライフスタイルをつくるためにも、ボストンで開催していたイベント「bRUNch(ブランチ)」を日本でも開催していきたいです。
NEXTWEEKENDの皆さんと一緒にできたら嬉しいですね!
GARTENを出発して表参道を走り抜け、帰ってきたら屋上で「GARTEN COFFEE」のキャロットケーキとコーヒーでブランチをしたりしたいです。
NEXTWEEKENDのイラストを描かれているNozomi Yuasaさんの絵が大好きなので、コラボしてオリジナルTシャツを作って、みんなでそれを着て走ったりして。
あぁ妄想がとまりません…!笑
将来的には、ニューヨークに最近オープンした「The Well」のような、ヘルシーカフェやクリニック、メディテーション施設などが集結したウェルネス施設を建てたいと考えています。
おまけコラム:
NEXTWEEKENDと私
なおこ:
最後に、小松さんにとってNEXTWEEKENDってどんな存在ですか?
小松さん:
私の日常生活に彩りを与えてくれる、欠かせない存在です。
「せっかくなら、目の前のことを楽しくカスタマイズしていこう!」とポジティブに考えられるようになりました。
連載記事の中では、「編集長がこたえます」が好きです。
NEXTWEEKENDの読者さんは同じ世代・価値観の女性が多いので、分かるわあ〜!という悩みが多く、それに対する萌さんの回答がとてもセンス良く、シビアな悩みに対してもユーモアがあったりして、ポジティブな気持ちになれるので毎回楽しみ。
他には、レシピ記事も参考にしています。
私は食べることは大好きだけど、作るのは得意ではないので、オシャレでヘルシーなのに、簡単に作れるレシピが多いのも有難いです。
冷凍パイシートを使ったごちそうレシピはホームパーティーをするときによく作っています!
1.日頃からアンテナを張り、自分の「好き」をリスト化しておく。
2.住んでいる街に目を向け、小さなことから楽しめることを探してみる。
3.ないイベントは作る。仲間を見つける。
東京とボストンの距離を、まるで山手線に乗るかのように軽々と移動してしまうパワフルさ。
突然の環境の変化も自分なりにカスタマイズしてしまう小松さんは、まず自分もしっかり楽しみ、次にそれらを「どうしたら世の中の人の役に立つか」「喜んでもらえるか」に変換して行動を起こし、手探りで仕事を作るスタイル。
小松さんのような引っ越し以外にも、進学、就職や転職、結婚や出産などのライフステージの変化も、まさに#知らなかった景色に直面するタイミングですよね。
「知らないから楽しくないや」と惰性に走らず、「どうしたら楽しめるかな?」と一歩踏み込む未来。
それは、「初めて出会った食材を料理して食べてみる」くらい小さなことを積み重ねていくだけでも、見えてくるものなのかもしれません。
そんな小松さんの叶えたい今月の野心は「秋刀魚漁を見に行きたい」。
食に貪欲な小松さんらしい、秋の野心ですね!
みなさまのWISHLISTも、ハッシュタグ#知らなかった景色を付けてぜひ教えてくださいね。
⽇々をより良くしようと貪欲になりながら、共にNEXTWEEEKEND を盛り上げていく全国各地のメンバーの集まり。Facebook コミュニティ内にて、編集コンテンツ作りの参加をメインとした活動のほか、アイディアを共有したり、同じアンテナを持ったもの同⼠が集まる出会いの場にもなっています。
(Weekender 編集部のメンバー募集は年に2 回⾏っています。興味のある⽅は、定期的にウェブサイトの情報をチェックしておいてくださいね。)