NEXTWEEKEND編集長 村上萌がつくる、季節の朝ごはん。
7月のテーマは「会話にも花が咲く、エディブルフラワーの朝ごはん」です。
みなさまの季節の朝ごはんのちょっとしたヒントになれば嬉しいです。
こんにちは。
NEXTWEEKEND代表の村上萌です。
毎月季節の朝ごはんをご紹介しているこの連載ですが、今月は自分の中でも、特に好きな月の上位に入る、7月…!
小学生の頃から好きだったけど、札幌に住んでいた頃にシェアファームをやって以来、とにかく植物がどんどん育って、「この野菜は、こんな花が咲くんだ…!」なんて発見があったのもこの月でした。
そんな今月は、花とハーブを使った朝ごはん。
エディブルフラワーはスーパーで簡単に手に入るような食材ではありませんが、売っていたら是非買ってみてほしい食材。
味がすごくする訳ではありませんが、添えるだけで文字通り食卓に花が咲くのです。
実はどんな野菜にも花は咲くのですが、流通していないだけなので、自分でベランダや庭で育てるか、もしくはマルシェなど農家さんから直接買える場所があれば、リクエストしてみるのもありかもしれません。
真っ赤で大ぶりな花とかよりも、淡い色や華奢なものが料理にはおすすめです。
いくつか花の食卓の例をご紹介します。
#今日の小仕事なつびらき祭 で出店 する「谷口めぐみ農園」でエディブルフラワーを購入される方の参考にもなったら嬉しいです。
チャイブを散らした、
じゃがいもの冷製ヴィシソワーズ
紫色の可愛い花がなるチャイブは、ネギの仲間。
細い茎の部分を切ると、まるでアサツキ!
(というより、アサツキはそもそもチャイブの変種なんだそう。)
じゃがいものお味噌汁にネギを散らす朝ごはんもいいけど、ちょっと気分を変えたい時は、ヴィシソワーズ&チャイブおすすめです。
材料(2人分)
・じゃがいも 適当(大3個くらい)
・玉ねぎ…1/2個くらい
・牛乳か豆乳…適量(200mlくらいかな…。)
・水…150mlくらい
・ローリエ…1枚
・コンソメブイヨン…1個
・バター…適量
・塩胡椒…適量
作り方
1.鍋にバターを熱して、薄く切った玉ねぎとじゃがいもを入れて炒めます。
2.しんなりしてきたらローリエ入れてまた少し火にかけます。
3.水とブイヨンを入れて弱火でコトコト15分くらい。
4.粗熱がとれたら、ローリエを取り出してからミキサーへ。
5.ミキサーから鍋に戻して、牛乳か豆乳を足して塩胡椒で整えていきます。
6.好みで生クリームを足したりして仕上げ、冷蔵庫に入れます。
7.冷たくなったら器に盛って、チャイブを散らしたら完成!
ナスタチウムとモッツァレラのフルーツサラダ
ナスタチウムは、比較的育てやすく増えやすいため、注目していると街の中でもよく見かけることも。
ピリッとした辛さがあるので、祖母の家に沢山生えていた時は、庭でサンドイッチを食べながら、ナスタチウムをちぎって間に挟んだりしていました。
これはモッツァレラチーズとフルーツに、オリーブオイルとビネガー、塩胡椒をするだけの簡単レシピ。
今回はナスタチウムの花だけ使いましたが、葉っぱも種もピリッとしていて美味しいです。
コーンフラワーとカレンデュラのサラダ
奥にあるクリアのボウルに入っているのが、ケールとエディブルフラワーのサラダです。
オリーブオイルと、私の宝物「ろく助の塩」で和えただけ。
最後にローストして塩で味付けをしたくるみを散らしてます。
ケールの濃いグリーンに、コーンフラワーの淡い紫が入るのがなんとも好きで…。
畑があった頃は、毎日作ってたな。
花がピンポイントすぎて参考にならないかもしれませんが、要はエディブルフラワーを入れることで普段のサラダにちょっとご馳走感が増せば楽しいよね、という話です…!
ハーブウォーター
エディブルフラワーを使うのに一番簡単なのは、これかもしれません。
前日のうちから、水の中にフルーツとハーブを入れておくと、翌朝とっても美味しいお水ができています。
フルーツは安心できるものを買えた場合、皮ごと断面を見せるように切ると爽やかです。
あとは、サンドイッチの間にちょっと散らしてみたり、クリームチーズを柔らかくしてから、エディブルフワラーを混ぜ込んでサランラップに包んで成形してみたり。
(雑誌NEXTWEEKEND2017春夏号より)
(雑誌NEXTWEEKEND2017春夏号より)
野菜ほど意味はないけど、あると会話に花が咲くようなエディブルフラワーの存在は、豊かそのもの。
見かけたら是非試してみてくださいね。
良い7月を!