ようやく、春服が楽しめる気候になってきました。
今月のNEXTWEEKENDの月間テーマは
「出会ったものから学ぶこと#真似ぶの日」です。
今日は、日々の言葉を大切にするWeekender編集部に
“おまもりのように大事にしている言葉”を教えてもらいました。
NEXTWEEKENDコミュニティマネージャー永田 尚子がお届けしていきます。
それぞれのエピソードも温かく、読むだけでじんわり温泉に浸かったような気持ちになるはず。
ぜひ、お気に入りを見つけてみてくださいね。
「ずっと大事にしてる言葉ではないのですが、心を打たれてこれから大事にしていきたいと思う言葉。
長野の北欧インテリア雑貨店のhalutaさんが展開するhaluta365というWEBメディアのコンセプト。
私はこのWEBメディアをつくった編集の方からこの存在を知ったのですが、どこかへ行きたい!と思う気持ちと、でもどこかに居場所を作りたいという気持ちがまさに自分とリンクして、現代そのものを投影しているようで、心を打たれました。
どちらも真実だから、その感覚を大事にねと言われているようで、眺めているだけでほっとする言葉でもありました。」
「暮らし」の安心感と、「非日常」の冒険をどちらも貪欲に楽しみたい気持ちが詰まっていますね。
先日、友人たちが旅行に行きたい派か、旅行へ行くくらいならそこにかかる費用で家の暮らしを整える派か、話し合っているのを聞きました。
共存しているからこそ、両方が魅力的であり、明日への活力につながるのかもしれませんね。
「今年に入って、突然2歳の娘が話すようになったのですが、先日、飼い猫のルークに
あっこね、結婚したら指輪付ける、ルウ君と結婚する。と話していました。
これからずっと、大事にしていきたい言葉だなと思いました。
今だからこそ出てくるフレーズを忘れないためにノートに書いています。」
今だからこその可愛い言葉!
ぜひ記憶に残しておきたいですね。
先日、友人にシンガポールのお土産として「子供の面白フレーズを書き留めるノート」というのをもらいました。
育児は楽しいことばかりではないですが、時々子供に笑わせられると和みますよね。
娘さんが大きくなって見返す日が楽しみです…!
「昨年末、高校時代からの旧友にかけてもらった言葉です。
ちょうど彼女は転職してアメリカに行く前、私は子育てに奮闘している最中だったのですが、お互いライフステージが全く違うのに、同じ目線で将来の前向きな話ができたことがとても嬉しかったです。
彼女の言葉は、子育てをしているとつい限界を作りがちな思考をほぐしてくれて、心を軽くしてくれました。
いつでも、何でも、やろう!という気持ちで日々を過ごしています。」
頭ではわかっていても、日常の忙しさや大変さに流されてしまって、視野が狭くなることは誰にでもありますよね。
ひと言で初心を思い出させてくれるのは、昔からの気の知れた友人だからこそかもしれません。
時には励まし合って、支え合って、アメリカと日本で距離こそ離れていても、それぞれの人生を温かく見守り合いながら並走できるって素敵です。
「女性の先輩にいただいた言葉。
前職を辞めたのは、今の夫と一緒に暮らして、いずれ結婚…と考えていたから。
一方で、仕事を辞めたら何も残らない気がして、不安も抱えていました。
そんなときにいただいた言葉です。
子育てを終えて、バリバリ働く彼女のその言葉にはとても説得力があり、愛にも溢れていました。
子育てが落ち着くまでまたストップしちゃう…と焦る気持ちも膨らんでいきました。
そんなときに思い出したのは、この言葉。
これからも子育てや家族のことで悩むことはたくさんあると思うけど、その度に思い出すであろう言葉です。」
キャリアとライフステージの変化の狭間で悩む女性は多いはず。
そんなときにポンと背中を押してくれる方がいると「これでよかった」と安心して前に進めますね。
誰かが悩んでいるときに、そんなひと言をかけてあげられる人でありたいなと思いました。
それにしても、素敵な職場…!
「小児がんにかかってしまったアレックスという少女の言葉です。
闘病しながらも、夢だったレモネードスタンドをオープンさせて、そのお金を病院に寄付したそう。
アレックスはわずか8年と半年の短い生涯を閉じました。
レモネードスタンドは彼女が亡くなった後もその意思が受け継がれて、現在、全米に1000箇所以上その収益はチャリティーとして全て小児がん研究に捧げられているとのこと。
大学生の頃に知ってからずっと胸に刻んでいる言葉です。
悪い方へと思考を巡らせてしまうとき、方向転換するための魔法の言葉。
嫌なことがあると思い出すようにしています。
苦しいことに自分が直面したとき、どうやったらレモネードになるか。
レモネードにする方法は、自分でやるしかないってことですよね。」
Tシャツに書いて、着て歩きたいぐらいの美しさ…!
どんな境遇でも自分なりにアレンジしていけばいいんだなと、とっても前向きになれますね。
「たられば」言ってないで、自ら切り開いていく強さをもらいました。
あぁ、レモネードが飲みたくなる。
「北欧、暮らしの道具店の店長、佐藤 友子さんの言葉。
佐藤さんのキャリアインタビューで、わたしが一番響いた部分です。
30代に向けてあらためて自分を見つめ直そうと思っていたときに出会った言葉。
佐藤さんのおっしゃる通り、自分は何が好きなのか、なぜ好きなのか、
何をしている時が楽しいのか、なぜ楽しいのかなど色々書き出してみると、
ああ、わたしってこういう人間なんだよなと、自分理解力が深まった気がします。」
SNSが当たり前の社会になって数年、ここにきて立ち止まり、改めて自分ってなんだろうと振り返る人が多くなっているような気がします。
自分の「好き」をちゃんと知っていることはとても幸せなことですよね。
何を着ようか、どこへ行こうか、ランチはAセットかBセットか。
毎日が小さな選択の連続だからこそ、消去法じゃなくて、好きセンサーに反応して、自分から手を伸ばして選び取る人生でありたいですね。
「両親が仕事で忙しく、祖父母の家に預けられていた幼少期。
祖母と過ごした時間と、小さな季節の変わり目や出来ごとを幸せと感じられる祖母の優しさは、私の宝物です。
家族や友だち、周りの人を常に気づかい、大切にしていた祖母。
この言葉をいつもそばにおいて大切にしています。
なんと可愛いおばあちゃん…!
私の亡き祖母も、かつて「パン、行こう!」と言ってハンバーガーを食べたがっていたことを今ふと思い出しました。
一人でファーストフード店には入れないから、孫と一緒の日に行きたいという理由で、杖をついているのに足早に自動ドアに向かって歩いていたなぁ。
「出会った人」じゃなくて「出会ってくれた人」という表現に、おばあちゃんの優しい心を感じてほっこりしました。
大切な言葉のおすそ分けをありがとうございました。
ちなみに、私の「おまもりにしたい言葉」は「人生は自作自演のドラマだ」という、スカイマークの代表取締役会長 佐山展生さんの言葉です。
大げさに言えば、今から部屋の壁をピンクに塗ってもいい、明日海外旅行へ飛び立ってもいい。
そんな心ときめくような自由が今手元にあるということを常に忘れずに。
もちろん家の壁はできれば白っぽい方が家族は落ち着くだろうし、仕事のスケジュールも急には変えられませんが、自分で脚本を書いていけばいいんだなと思うだけで、毎日がハッピーに過ごせる気がします。
それにしても、言葉の力ってすごいなぁ。
みなさまの「おまもりにしたい言葉」も、ぜひハッシュタグ#真似ぶの日で教えてくださいね…!