身近な持ち物に刺繍をすることで、いつもよりちょっと彩り豊かな日々を送ってみませんか。
このコラムでは、オリジナルの刺繍デザインと、そのアレンジを毎月お届けしています。
今月は、雪の結晶モチーフの刺繍をご紹介します。
小さな刺繍でもさりげなく主張してくれるモチーフなので、身近なアイテムに刺繍して、ぜひ冬の訪れを楽しんでくださいね。
・刺繍糸
刺繍のための基本道具、糸の使い方は、こちら。
図案
※ステッチ見本では、分かりやすいように白い糸を使用しています。
今回の図案は下記の3つのステッチでできています。
ここでは、それぞれのステッチの工程と、実際に図案にそって刺繍した画像を紹介します。
①ストレートステッチ・・・短い直線を描くステッチ
1.【1】から糸を出し、【2】に入れる。
②フライステッチ・・・Y字・V字を描くステッチ
1.【1】から糸を出し、【2】に入れ【3】から針先を出し、糸をかけて引く。
2.【3】の真下の【4】に入れる。
3.【3】と【4】の距離を長くとるとY字に、短くとるとV字に。
4.続けて刺すと飾り罫に。植物の茎や枝の表現に使用します。
③フレンチノットステッチ・・・点を描くステッチ
1.【1】から糸を出し、針に糸をかける。基本は2回巻。
2.かけた糸を指で押さえながら【2】に入れる。
3.糸を引き、かけた糸をきつくしめる。
4.しめた糸が緩まないように指で押さえながら、針を下に出す。
アレンジ
今回は、靴下とルームウェアの袖に刺繍してみました。
靴下は、もこもこしたものよりもハイゲージで薄手のものの方が刺繍しやすいです。
小さいサイズの刺繍枠を使用し、布地が伸びないように優しい力で刺すときれいに仕上がりますよ。
ルームウェアは、袖などに小さく入れるのが、大人っぽくておすすめ。
ふとした時にキラッと輝くラメ糸は、華やかなクリスマスの雰囲気にぴったりです。
刺繍を施したお気に入りのルームウェアセットで、冬のおこもり時間を楽しんでくださいね。
(図案: Hitomi Sakano)