NEXTWEEKENDコラムよりお届けする新連載「暮らしを彩る刺繍」。
毎月オリジナルの刺繍デザインと、そのアレンジをお届けしていきたいと思います。
刺繍の楽しみを教えてくれるのは、NEXTWEEKENDで開催した刺繍のワークショップで講師を務めて下さったこともある本田奈美さん。
今月は、刺繍初心者でも挑戦しやすい鳥モチーフの刺繍をご紹介します。
刺繍糸のカラーを変えてみたり、大きさに変化をつけたり…
アレンジしやすいので、ぜひ自分オリジナルの刺繍を楽しんで下さいね♩
材料
・刺繍糸(DMC25番刺繍糸/470、814、3809、3856)
・お好きな布小物
刺繍のための基本道具、糸の使い方は、こちら。
※鳥やお花の茎の部分は、図案の縮尺によってステッチを変えて下さい。
(1cm以上の線:アウトラインステッチ<2本取り>、1cm未満の短い線:ストレートステッチ<2本取り>)
①アウトラインステッチ・・・線を描くステッチ
1.【1】から糸を出し、【2】に入れ【3】(【1】と同じところ)から出す。
2.【4】に入れ【5】(【2】とおなじところ)から出す。
3.同じ幅で繰り返していく。
▲鳥や花の茎部分をアウトラインステッチで埋めていきます。
②ストレートステッチ・・・短い直線を描くステッチ
1.【1】から糸を出し、【2】に入れる。
▲鳥(1cm未満の線)や、小さい方の花(1cm未満の線)、鳥の上にかかっている花びらを、ストレートステッチで埋めていきます。
③サテンステッチ・・・面を埋めるステッチ
1.【1】から糸を出し、【2】に入れる。
2.【3】から糸を出し、【4】に入れる。
3.これを繰り返し、隙間ができないように刺し埋める。
▲大きい花の、葉の部分をサテンステッチで埋めていきます。
④チェーンステッチ・・・鎖型をつないで線を描くステッチ。面を埋める表現にも使用する。
1.【1】から糸を出し、【2】(【1】と同じところ)に入れ、【3】から針先を出し、糸が針の下を通るように掛けて引く。
2.鎖型が1つできる。
3.【4】(【3】と同じところ)に入れて【5】から針先を出し、糸が針の下を通るように掛けて引く。
4.これを繰り返していく。
鎖の大きさを揃えるときれいに仕上がる。
▲大きい花の花全体をチェーンステッチで埋めていきます。
⑤フレンチノットステッチ・・・点を描くステッチ
1.【1】から糸を出し、針に糸をかける。基本は2回巻。
2.かけた糸を指で押さえながら【2】に入れる。
3.糸を引き、かけた糸をきつくしめる。
4.締めた糸が緩まないように指で押さえながら、針を下に出す。
▲鳥の目、小さい方の花の丸いお花部分を、フレンチノットステッチで埋めていきます。
ステッチのコツ
今回は、アウトライン・ステッチで進行方向を変えるコツをご紹介します。
進行方向を赤い矢印の方向に変えるとき、一度刺し終えて新たに刺し始めるのは手間ですよね。
そんなときは、裏に出した針を一度ひとつ手前の刺し目にくぐらせ、そしてまた同じところから表に針を出します。
こうすることで、糸が抜けることなく同じところから続けて刺し進めることができます。
アレンジ
同じ図案をいくつか散らして刺せば、オリジナルテキスタイルの完成!
たくさん刺すのが大変なときは、お花だけ、小鳥だけ刺してみても素敵ですよ。
かごバックやインテリアのカバーにおすすめです。
(図案: Hitomi Sakano)
野心を叶えたら
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NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
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