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知っているようで意外と知らない、紅茶のあれこれ。

この連載では毎月、出張紅茶教室を開催する紅茶人noon.こと古谷美奈子さんに、知っておきたい紅茶の知識や季節のアレンジレシピを教えてもらいます。

今月は「紅茶そうめん」のレシピと、茶葉についての豆知識をご紹介します。

紅茶でそうめん?と不思議がられそうですが、お茶漬けだったり、関西だとほうじ茶の茶飯があるように、とても美味しいのです。

今回使うキームンという茶葉は、松で燻されたスモーキーな香りが特徴で、なんとなく旨味が感じられるので料理とも相性がいいですよ。

 

 

紅茶そうめん

材料(2人分)

▼紅茶タレ
・茶葉
→今回はキームン(中国)を3g
(手に入らない場合は、烏龍茶やほうじ茶など渋みのないお茶を使って代用可能です。)
・熱湯 150cc
・醤油 大さじ1
・酢 大さじ1
・塩 ひとつまみ
・オリーブオイル 少々
(調味料はお好みで調節してください。)
▼そうめん
・そうめん 2束
・生姜
・しば漬け
・あさつき
・糸切り唐辛子
・ゴマ
(具材はお好みで)
・氷
・愛情のスパイス

作り方

基本の紅茶を作ります。
ポットを温めましょう。

 

ポットが温まったら、茶葉を入れます。

お湯を入れたら2分間蒸らします。
(通常は3分間ですが、渋みが出てしまうとタレにした時に、食べづらくなるので、蒸らし時間で渋みを抑えます。)

時間が来たら濾します。

紅茶に調味料を混ぜ合わせ冷蔵庫へ。

茹でたそうめんに具材を盛り付け、冷やしておいた紅茶タレを掛けて、愛情を込めれば出来上がり。

 

 

Teapedia 〜紅茶の豆知識〜


今回、使った茶葉は中国の『キームン(祁門)』。

世界三大紅茶(インド ダージリン・スリランカ ウバ・中国 キームン)の1つです。

ヨーロッパでは「紅茶のブルゴーニュ」と言われています。

茶葉は、光沢のある黒色をしていて、燻された香りが特徴。
渋みが少なく、烏龍茶の様な味わい。

世界に愛好家が多く、イギリスのエリザベス女王もその1人。

エリザベス女王の誕生日にはキームン紅茶を必ず召し上がると言う伝統があります。

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