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毎日頑張る家族や自分のための手作りお弁当は、元気をチャージできるメニューを選びたいもの。

コラム「お母さんのお弁当手帖」では、家族のために毎日お弁当を作っている料理家のお母さんに、お弁当作りのレシピやコツを教えてもらいます。
今年も暑い夏がやってきました。

 

夏は食品が傷みやすい季節でもあります。

この季節は、作って持たせた後もお弁当が傷んでいないかどうか気がかりですよね。

作り方を工夫して、出来るだけ傷みにくいお弁当にすることが大切です。

 

傷みにくいお弁当をつくる5つのポイント

1. 水分が多いおかずは入れないこと。
生野菜は避けた方が良いです。
ミニトマトならヘタを取り、切らずにそのまま入れましょう。

2. ご飯やおかずは十分に冷ますこと。
菌が最も繁殖しやすい温度は30〜40度。
気温の高い時期に冷まさずに入れてしまうとずっと菌が繁殖しやすい温度をキープしてしまうのです。
ご飯やおかずはしっかり冷ましましょう。
保冷剤をしっかり入れるのもお忘れなく。

3. おかずの味付けは少し濃いめにすること。
食塩や砂糖などは、食材を傷みにくくしてくれる利点があります。
また、味は濃いめの方が冷めても味がぼやけないので、美味しさの面でも◎

4. 食材のもつ“殺菌効果”を利用すること
酢、梅干し、大葉、生姜、わさび・唐辛子・カレー粉・ハーブなどの香辛料は、殺菌効果があります。
積極的に使いたい食材です。

5. ちくわ、かまぼこなどの練り物もしっかり火を通すこと
多くの細菌は熱に弱いです。
油断しがちな練り物などの加工食品も、夏場はしっかり火を通しましょう。

 

以上の事を踏まえてお弁当を作るとこんな感じ。


gif画像を使用しています。

・酢を小さじ1加えて炊いたご飯(酢の味はしません)
・仕切りは大葉
・ハニーマスタードチキン(レシピ参照)
・出汁を入れず焼いた甘い卵焼き
・鷹の爪を入れて甘辛く味付けしたちくわのピリ辛炒め煮
・茹でてから漬けたパプリカのピクルス
・ご飯には梅干しをトッピング

食中毒などの心配も増える夏。
ご紹介した5つのコツはもちろん、保冷剤や抗菌シートを使ったり、できるだけ傷みにくい工夫をしてみてくださいね。

 

Pick Up Recipe
ハニーマスタードチキンの作り方

今回は、殺菌効果の高いマスタードを使ったレシピをご紹介します。


gif画像を使用しています。

 

作りやすい分量

・鶏もも肉:1枚
・調味料(はちみつ・粒マスタード:各大さじ1/2、醤油・日本酒:各小さじ1)
・塩:小さじ1/2
・小麦粉、サラダ油:適量

作り方

1.調味料の()の材料を合わせておく。

2. 鶏もも肉は余分な脂肪を取り除き、食べやすい大きさに切り、塩を降る。

3. 【2】に小麦粉をまんべんなくまぶす。

4. フライパンに油を熱し、鶏肉を皮目を下にして、こんがりと焼き色がつくまで中火で焼く。
途中脂が出るのでキッチンペーパーでふき取る。

5. 裏返しにして、蓋をして弱めの中火で5分焼く。

6. 蓋を取って合わせた調味料を絡めたら完成。

 

味や見た目はもちろん大切ですが、温度や湿度の上がるこの時期は、安心して食べられるお弁当であることが一番。

傷みにくい工夫をしながら、美味しくて安心なお弁当生活を楽しみましょう♩

 

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