大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。
この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。
今日ご紹介するのは、自分の選択を後悔してばかりいる相談者さんからのお悩みです。
萌さん、こんにちは。(ご出産おめでとうございます!)
私はどの恋愛も短命で終わってしまい、その度に「あのときこうしていれば…」と過去の自分の選択を悔やんでしまいます。
仮にAとBの選択肢があったら、選ばなかった片方こそ正解だったのではないかといつまでもクヨクヨ落ち込んでしまい、そんな後ろ向きな自分に更に凹むという悪循環です。
人生にタラレバは無い、悩んでも時間は返らないという事を頭では理解していますが、正しいタイミングで正しい選択が出来ていればという気持ちが消えません。
どうすればもっと気持ちを前向きに切り替えられるでしょうか?
(28歳・女性)
出産の件ありがとうございます。
おかげさまで8月末に無事に娘を出産しました。自分のお腹から、爪も髪の毛もある1人の人間がでてきて本当にびっくり、そして感動する出来事でした。
慣れないこともありますが、少しずつ母としての視点を楽しんでいけたらと思います。
今後ともよろしくお願いします。
そして、お悩みの投稿ありがとうございます。
「正しい選択が出来ていれば」とありますが、正しい選択なんてどこにもないということだけが、私の言えることかなぁ…。と思います。
何かに悩んで立ち止まった時点で、AとBどちらを選んでも、正解にできるし、逆に不正解にもできると思っています。
人生に関しては、数学のように誰にでも共通の正解があるわけではないので、それを正解だと思うかどうかは自分次第。
そして、正解にするためには、今自分の目の前にある道をしっかり見つめることが重要だと思います。
小さいものから大きいものまで、自分の選択の積み重ねで今自分が歩いている道があるはずです。
相談者さんも書いてらっしゃる通り、時間を戻すことはできません。
その道は引き返せないし、立ち止まりたくたって、時間が経過する限りは少なからず進んでいかなければいけません。
私も、「なんであんなことしたんだろう」と後悔していること、「あの時あれを伝えておけばよかった」と思うこと、色々あります。
だけど、もう戻れないんだとしたら、その反省や経験を活かして、今日の選択に全力を注いで、今大切にしたいものを全力で大切にすることが正解だと思っています。
そして、そうこうしているうちに「あの経験があったから、今回はこうすることができた」と、後悔していたはずの出来事が自分にとってはプラスに働いたりするから不思議です。
そうやって、一度不正解だと思ってしまったことも正解にできるのが、数学より人生の面白いところだと思います。
今歩いている道は、自分が作ってきた、自分だけの特別な道です。
選択に後悔があるのはしょうがないということを前提に、それを良い経験になったと思いながら、いつか「自分にとっては正解だったな」と思えるように前を向き続けるしかありません。
大丈夫。相談者さんの恋愛が短命でも、人生は長いので、これまでの後悔や反省を、しっかり正解にしていけるはずです。
どうせ歩くなら、後ろを向くより前を向きながら…、ということを忘れずに、今目の前の道を楽しんでくださいね。
お悩み募集中!
「編集長がこたえます!」では、みなさまからのお悩みを募集しています。
大きな声では言いづらいけどちょっと誰かに聞いてほしい…
そんなお悩みがある方はぜひ以下のフォームからご投稿ください。
お悩み投稿フォームはこちらから
※すべての質問に回答できるわけではございません。
予めご了承のほどよろしくお願いします。