器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。
器初心者さんのお買い物の参考になる情報を毎月お届けしています。
夏に食べたいひんやりデザート。
買ってきたものをカップのまま食べてしまうのもいいけれど、盛り付けを工夫するだけで、ぐっと素敵なティータイムをつくることができます。
ちょっとしたひと手間を加えて、おうちでもカフェのようなデザートを満喫してみませんか。
定番デザートは足つきの器でグレードアップ
身近に購入する機会がない足付きの器ですが、ひとつあると、ティータイムがぐっとフォトジェニックなシーンになります。
プリンやゼリー、アイスクリームなどの定番デザートは、足つきの器に盛り付けて、特別感をしっかり演出してみましょう。
(足付きカップ:田中直純)
生クリームとさくらんぼを上にのせたら、昔ながらの喫茶店仕様なプリンの出来上がり。
アイスクリームは、アイスもソースもたっぷりが大正解。
縁がしっかりある器なら、溶けたアイスがこぼれる心配もなくて安心です。
アジアなデザートは素朴感のある器や鮮やかカラーの器で
アジアなデザートは、素朴な雰囲気のある土ものの器や、鮮やかカラーの器がオススメです。
(鉢:福田るい)
ベトナムのぜんざい「チェー」はグレーの土ものの鉢にを盛り付けて、優しくほっこりした仕上がりに。
ちなみに、”土もの”とは土を材料に作る陶器の別名で、石を材料に作る磁器である石ものと呼び分けられています。
(ボウル:ポーリッシュポタリー)
濃い黄色の器には、ココナッツミルクで作ったフルーツポンチを。
今回合わせた器はアジアのものではなく、ポーランドの陶器です。
テーマに合わせた素材やカラーの器を選べば、その地域の器を使わなくても、料理の雰囲気をより楽しめるものです。
抹茶プリンは湯のみで作ってユーモアを
(湯のみ:三浦ナオコ)
和な雰囲気がある抹茶プリンは、ちょっぴりユーモアを加えて、お気に入りの湯のみで用意してみてはいかがでしょうか。
湯のみに加えてお茶とおやつもそれぞれ準備をしたら、湯のみを使ったメニューが何なのか一瞬分からない、ちょっとしたサプライズになるかも。
買ったものはついそのまますくってしまうスイーツたちですが、たまにはテーマを決めて、しっかりと準備してみるのも楽しいものです。
カフェでしか楽しめないと思っていた雰囲気も、意外と自宅でも実現できちゃったりします。
とびきり暑い真夏の休日は、ひんやりデザートで自宅でとっておきのティータイムを過ごしてみませんか。
野心を叶えたら、
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NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
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