日差しもますます強くなって、冷えたソーダやアイスクリームが恋しい季節になりましたね。
今月のNEXTWEEKEND のテーマは「季節の達人になろう」#夏あつめ 。
季節のワークショップでは、あつめた夏をみんなに届けることができるサマーカードづくりを、みずみずしい水彩イラスト講座とともに学ぶワークショップを開催しました。
▶︎詳細「みずみずしい水彩ペイントでつくるオリジナルサマーカード」
この記事ではイベントのレポートとともに、水彩画に興味のある方や、これから挑戦してみたいという方にも参考にしていただけるちょっとしたコツをご紹介したいと思います。
道具選び
水彩絵の具
今回は皆様にこの夏使っていただく道具として、鮮やかで力強い発色で色同士がちゃんと調和し合うように作られたSTOCKMAR(シュトックマー)の水彩絵の具をご用意しました。
水彩画の画材は水で薄めて使うので、一度揃えると何年も使い続けられるほど長持ちします。
これから先長い付き合いになる道具は、もちろん気に入ったもの選びたいもの。
まずはみなさんも、自分にぴったりの道具にぜひ出会ってくださいね。
ポストカード
ポストカードにイラストを描く場合は紙の素材にも気を配ります。
ワークショップで使用したのは「エンボス紙」という表面に小さな凹凸があるタイプの紙。
普通の紙よりも色のりが良く、温かみのあるキナリ色が手作りの良さを引き立たせてくれます。
筆につける絵の具は少しだけ
書き方の手順として、まずは筆を水で濡らしたあとに絵の具の色をつけます。
その後パレットの上で色味を確認し、必要に応じて他の色と混ぜ合わせて調整してから初めて紙へ色付けを行います。
この時たっぷり絵の具を使いたくなりますが、みずみずしい水彩画の場合は、絵の具の量はほんの少しでOK。
色を混ぜ合わせる時も紙へ色付けする時も、思っているよりも少し多めに水分を含ませた筆を使うのがポイントです。
ところどころに程よい陰影が出て、絵に深みがでてきます。
白を極力使わない塗り方
例えば赤い色をピンクにしたい時や、白いものを描くときなどに白の絵の具を使うことがありますが、そういった時は白を使わずに、色をうすめに塗ってみたり影の部分を描いたりしてみましょう。
白を混ぜるのを控えることでぽってりとした重たさがなくなり、夏らしい軽さを出すことができます。
少し乾かしてから色を塗り重ねる
絵に奥行きを出したい時や模様をつけたい時は、いったん絵を乾かしてから新たに色をのせてみましょう。
同じ色でも筆づかいのパターンが違えば立体感のある絵になります。
描いたカードをみんなに送る
※写真は当日ご参加の皆様の作品の一部です!
手作りの温もりが素敵な水彩画のポストカードですが、お気に入りのデザインを何枚も描くのはちょっと大変…!
ワークショップではそんな時に役立つアプリ「はがきデザインキット」を使って、一つのデザインを何枚にも複製しました。
日本郵便が作ったこのアプリには、既存のテンプレートを使って作れるデザインの他に、撮影した写真をそのままデザインにできたり(ワークショップではポストカードの写真を撮影して複製しました)、自分で書いた手書きのメッセージをスタンプのようにデザインに入れ込めたりと、アイディア次第で様々な使い方ができます。
また、紙に印刷したり全員分の宛名を書いて郵送するのが難しい時は、アプリ上でそれらを代行してくれるサービスまであるのも便利!
年賀状やお祝い事のカードにはもちろん、季節ごとのお便りにぜひ役立ててくださいね。
ランチ&おやつ
NEXTWEEKENDがプロデュースしていたサンドイッチ屋GARTENでも2年間シェフを務めた、今は同じ場所にあるLULU TAPAS BAR(ルルタパスバー)のシェフにケータリングをお願いしました。
作ってくれたおかずやサラダ各種に加え、サンドイッチ屋GARTENでお出ししていたフレンチトーストの復刻版を皆様に。
LULU TAPAS BARはcommune 2nd で営業しているので、お近くにいらした際はぜひ遊びに行ってみてくださいね。
7月の週末野心を叶えたみなさん
ご参加のみなさま、ありがとうございました!
残す7月も、素敵な #夏あつめ を叶えてくださいね。
教えてくれた人(講師)
Nozomi Yuasa/湯浅 望(ゆあさ のぞみ)
東京都出身。
武蔵野美術大学油絵科を中退後、ファッション業界で働き、2013年からイラストレーターとしての仕事を開始。鮮やかさとみずみずしさが印象的な水彩画作品は、数多くの広告、出版物、そしてウェブ・マガジンなどに採用され、2016年には初めての絵本も出版。
Instagram :@joetonozomi