大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。
この連載では、Weekender編集部のみなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。
今日ご紹介するのは、同棲歴の長い彼との付き合いに迷えるWeekenderさんのお悩みです。
今の彼と同棲して約4年になります。
同棲したての頃は生活のバランスが整うまで衝突も多かったのですが、そこを乗り越え、ここ2年くらいは平和に過ごしてきました。
ただここへきて、いわゆる「倦怠期」なのか、大きな壁にぶつかっています。
お互いのことを嫌いになったわけではないけれど、いるのがあまりにも当たり前になりすぎて、愛情表現や些細なことへの感謝の表現が少しずつ減っていって…
あまりにも冷え切っており、最近は、彼にとって自分がうっとうしい存在にすらなってしまっているのではないかと本気で悩んでいます。
プロポーズされる気配もないし、ただ別れる理由にもかけるし、今後どうしていったらいいかお先真っ暗です。 何かいい打開策はあるものでしょうか。
(27歳・女性)
東京で見頃の桜を楽しんで、札幌に戻ってきたらまだ雪が残っていて…。
この2拠点を行き来していると、毎週季節の逆戻りを繰り返していますが、お花見が2度楽しめると思えば案外良いものかもしれません。
さて、同棲している彼とのお悩みについてですが、せっかくお互いにとって大切な時期を4年も一緒にいる以上「一緒にいたい」と思わないで共に過ごしているとしたら、あまりにも勿体ないと思います。
一刻も早く現状を打開しましょう。
まず、相談者さんがその彼と行く行くは結婚したいのであれば、私の意見としては、状況を良くして今すぐにでも「同棲」という状態を「結婚」に向けて変えていくべきだと思います。
逆に、もし結婚に対して少しでも悩んでいるなら離れてみるのもありかもしれません。
いずれにしても今の年齢での4年というのは短い時間ではありません。
これ以上時間をかけて自然に答えが出るのを待つのではなく、まずはどちらかがしっかりとした意志を持たなくては状況は動きません。
そうであれば、相談者さんが動きましょう。
「プロポーズされる気配もないし」とおっしゃっているので、一応彼に対して結婚願望がある、というのを前提で話を進めます。
まず、今の状態で結婚の話をしてしまうと別れに繋がりかねないので、関係を変えるのが優先です。
そして冷え切っている関係を変えるには、彼が変わることに期待するのではなく自分が変わりましょう。
たとえば家での格好や彼の話を聞く時の相槌がおざなりになっていたりしませんか?
減ってきているという愛情表現や感謝の表現、ご自分自身は「もういいや」と思わずにできていますか?
小さなことですが家の中のインテリアに気を使ったり花を飾ってみることや、彼の好きな料理を作ったり、初めて作る料理に挑戦してみること…、それから旅行の提案をしてみるのも良いかもしれません。
自分との時間を大切にしようとしてくれている、というのは些細なことで相手にも伝わるものです。
逆に「相手が全然〜してくれないから、私もいいや」と言う考えになってしまうと、永遠に負のスパイラルです。
「私だけ頑張ってバカみたい」と、傷つくのが嫌でこちらも心に蓋をしてしまいたくなることもありますが、冒頭で書いた通り、せっかく一緒にいる以上は、自分自身が楽しくなるように努力するべきです。
それでもダメなら離れればいいんです。
繰り返しになりますが、倦怠期になったことを嘆いて、相手の嫌なところを数えて、相手が変わるのを待つよりは、自分が変わりましょう。
考え方を変えれば見える部分も変わるはずです。
合言葉は「せっかくなら」です。
一緒にいる以上は楽しくなくちゃ意味がありません。
2人が4年の月日を経たからこそ、素敵な関係に変わっていきますように。
NEXTWEEKEND編集長 村上萌が、Weekender編集部のみなさまから匿名で募集したお悩みに答えていく連載企画です。
月に2回、10日と20日に更新予定です!