少しずつ春らしい日も増えてきて、草花もだんだん咲き始める季節になりましたね。
今月も、季節の達人 桃代さんからお花のヒントが届きました。
3月のお花選びのキーワードは、やっぱりはずせないパステルカラー。
そんな春色の花の上手な飾り方をご紹介します。
ガラス瓶に小わけして挿してみる
お花をバランスよく合わせて選ぼうと意気込まなくても大丈夫。
お花屋さんを覗いていいなぁと思った花をが一本でもあれば持ち帰って、こんなふうに空き瓶に気軽に挿してみましょう。
頑張りすぎず、まずは自分が楽しんで選ぶことが、花を習慣にする第一歩。
一輪挿しをまとめて並べるのも、家中のいろんな場所に少しずつ飾るのも楽しいです。
#花勉強 を掲げている今月は、せっかくなのでお花の名前についても学んでみましょう。
桃代さんにおすすめの春のお花を3つ聞いてみました。
忘れな草。
控えめで可憐なこの花の花言葉はいわずもがな「私を忘れないでください。」
出会いと別れの多い3月らしいお花です。
春の花の王道、ラナンキュラス。
このくしゅっとした花びらのタイプはモロッコ系のラナンキュラスだそう。
白いお花はリューココリーネ、少し垂れた紫の小花はセリンセと言うそう。
あまりの可愛さに一目惚れしてしまいました。
ネイビーの花器を締め色に選んでみる
パステルの花を上手に飾る2つめのアイディアは、合わせる花器の色。
ガーリーになりすぎたり少し子供っぽくなりがちなパステルカラーは、ネイビーを締め色に選んでバランスをとるのが桃代さん流。
ネイビーの花器を持っていないからと諦めなくても大丈夫。
桃代さんのリメイク術をご紹介します。
ヤカンをペンキでリメイク
お家にあった古いホーローのヤカンをペンキで塗ってネイビーの花器にリメイクしたそう。
黄色の水仙とのコントラストが素敵です。
ドアリース代わりのドアバスケット
小さな木のカゴに、水が漏れないよう中にセロファンをひいて、小さなオアシスをいれたオリジナルの花器。
こちらもネイビーのペンキを塗ったそう。
ドアリース代わりにドアにぶら下げて飾るんだそうです。
おしゃれな空き缶
空き缶を花器として使うのも桃代さんのおすすめ。
可愛らしいお花もカジュアルダウンして飾れるんだとか。
海外土産などでもらうキャンディや紅茶の缶詰、こうして使えばいいんですね。
インテリアもパステルカラーで統一してみる
パステルカラーの花を上手に飾る3つめのアイディアは、今度は逆に締め色を使わず、インテリア全体を同系色で揃えてしまうこと。
桃代さんは洋服の衣替えをするように、お皿やマグカップ、クッションカバーや部屋に飾る絵なども色ごとに分類し、季節ごとに替えては1年を過ごすのだそう。
今月はパステルカラーの花にあわせて、インテリアも優しい色味で統一。
さすが季節の達人です。
とはいえ、家中のインテリアを替えるのはなかなか至難の技…!
例えば「棚の一段だけ」などと決めて、季節の花と一緒にちょっとだけイメージチェンジするくらいの小さな挑戦からなら始められそうです。
春のお花と一緒に、新しい季節を楽しく迎える準備ができますように。
村上桃代さん/@suzy_momo
はじめまして、村上桃代です。
小さい頃から花や木が大好きでした。
植物の持つ力ははかり知れなくて、60年以上生きていてもまだ知らない事が沢山あります。
でも、毎日の生活に一輪の花があるだけで自然と笑顔になれる事はわかりました。
私のささやかな花との生活や小さな工夫をご紹介して、少しでも一緒に暮らしを楽しんでいただけたらこんなに嬉しい事はありません。
どうぞよろしくお願いいたします。