まだまだ寒さの続く日々ですが、お花だけでも春への気配を感じはじめたい1月。
今回も季節の達人、桃代(@suzy_momo)さんから小さなヒントが届きました。
1月のお花選びのキーワードは、「球根」をもった花だそう。
寒さにも負けず真っ先に土の中から芽を出す球根たちの姿は、なんだか健気で愛おしく、頑張る気力をもらえます。
今回はそんな球根の花たちと、その飾り方をご紹介します。
ヒヤシンスをどっしりとした花器に
姿も香りも春の訪れを感じさせてくれるヒヤシンス。
一本の茎にたくさんの花を咲かせているので、一輪でもまるで小花のブーケのよう。
桃代さんいわく、同じ種類の花は奇数にするとまとまりやすいそうなのですが、ヒヤシンスの場合は何本にしても落ち着くのだとか。
茎がしっかりしているので、太めの瓶や大きめのブリキマグなどに挿すのがおすすめです。
球根はこんなにまるまると立派なんです。
球根から育てれば、咲きだして部屋中に甘く爽やかな香りが漂うのが楽しみになりますね。
ムスカリは透明なグラスで水栽培
ブドウの房のようで可愛いムスカリ。(その姿からグレープヒヤシンスとも呼ばれているのだそう!)
鉢植えや地植えもいいですが、茎も根もみんな楽しむことができる水栽培はやっぱり楽しいです。
根っこごと飾るのはお花のちょっと上級者に見えるし、切り花よりも長持ちするのも嬉しいポイント。
「ちゃんとした水栽培用の花器を用意しなきゃ!」と意気込まなくても、透明なグラスやジャムの空き瓶で十分。
むしろそのラフさがよく合います。
スイセンは摘んで小ぶりなココットに
スイセンと聞くと、お正月に飾ったり少し和風なイメージもある方も多いかもしれませんが、今は花屋さんにもいろいろな種類の可愛らしい西洋スイセンが並んでいます。
鉢に植えて楽しみつつ、次々に花を咲かせるので、少し摘んで小さなココットやグラスに入れてみるのがおすすめです。
桃代さんの庭では「ティタティタ」という黄色い西洋スイセンの球根をパンジーと一緒に寄せ植えしているそう。
品のあるスイセンですが、なんと花言葉は「自己愛」「ナルシスト」なんです…!
新年、自分に自信を持ちたい方はぜひ(!)
根っこがあって、そこから茎が伸びて花が咲く。
当たり前のことですが、そんなありのままの生命力を間近で楽しめるのは球根の花の大きな魅力。
ぜひ1月の花選びの参考にしてみてくださいね。
村上桃代さん/@suzy_momo
はじめまして、村上桃代です。小さい頃から花や木が大好きでした。
植物の持つ力ははかり知れなくて、60年以上生きていてもまだまだ知らない事が沢山あります。
でも、毎日の生活に一輪の花があるだけで自然と笑顔になれる事はわかりました。
私のささやかな花との生活や小さな工夫をご紹介して、少しでも一緒に暮らしを楽しんでいただけたらこんなに嬉しい事はありません。どうぞよろしくお願いいたします。