「来週、長崎に行くのだけどここだけは行っておけ！という場所ある？」

そんな連絡を、知人や友人から月に2度程度はもらう。

というよりも、この14年間、神戸、札幌、大阪と引越しを繰り返すたびに、どこもかしこも観光地だったからか、あらゆる場所でそういう連絡をいただくことが多い。

さっさとテンプレにしたらいいものを、根っからのツアコン気質なために相手のメンバー構成やリクエストを聞いた上で季節に合わせてベストな提案をしたくなってしまい、なかなかテンプレが完成しない。

個々に目的がバラけやすい神戸や、そもそも情報と多様性が爆発している大阪、広すぎる北海道とは違って、長崎に旅をしようとしている人が求めていることの多くは「おいしいものが食べたい、文化に触れたい、自然に触れたい、ハウステンボスとグラバー以外全然分からない」ということがあまりに多く、それならばひとまず長崎らしい文化が楽しめる食だけまとめるか…と、最近は一旦“長崎市”に宿泊する方には、ひとまず食事のみ同じ内容を送らせてもらい、その上で質問にこたえることにしている。
せっかくなので最近のメモ帳をここでシェア。

まず、長崎県内をあちこち回るなら空港からレンタカーは必須。
市内のみの場合はバスで市内に行けば市内は路面電車で移動ができるので大丈夫。

空港到着後のランチ候補

空港近くで馬のいるカフェ。「WARANAYA CAFE」
旅に来た気分でいきなり堪能できる…！ピザが絶品。日本在来馬で絶滅も危惧されている対州馬のさとこちゃん、タイミングが良ければ乗せていただけることも…！

寄り道して、ちゃんぽん＠諫早「李花」
一番好きなちゃんぽん屋さん。酢豚も美味しい！

大トロを何度もおかわりできる世界線＠諫早「鬼へい」
安すぎて美味しすぎて感動の回転寿司。1人でもしょっちゅう行ってた。

お魚が身近すぎる直売所＠諫早「黒潮市場」
ここに毎日のように行けていた私、贅沢すぎたな…。
鮮魚が安くて美味しすぎる市場。下見をして、クーラーボックスを持って旅の帰り道に寄るのでも◎。魚が多い午前中がベスト。

大好きな町中華「群来軒」
あんかけチャーハンが最高OF最高（最近ランチやめちゃったので気をつけて！＆取り皿を1枚以上もらえなかったりと色々あるけれど店員さんは別に怒っているわけではないのでご留意を）

サンセットに出島ワーフの「attic 2nd」でコーヒー
隣の水辺の森公園も気持ちいい…！

夜ご飯

軍艦島生まれの大将が、半世紀にわたって切り盛りしている寿司店 「タイチ寿司」
軍艦島で生まれ育った方の話を聞けるなんて本当に貴重な機会。日中に軍艦島ツアーに行った日ならなおさら楽しい。白い鉄火巻が食べられる！

居酒屋「多ら福　亜紗」
居酒屋だけど、長崎の刺身が本当に美味しい。ここなら座敷ありなので小さいお子さんがいたらこちらがおすすめ。

長崎といえば長崎おでん「桃若」

カウンターが楽しすぎる。勝手ながら女将さんが私の今は亡き祖母に似ていて毎回泣きそうになる。1人でも行ってしまうほど。

居酒屋「はくしか」
こちらも長崎おでん！女将さん素敵。

立ち飲み＆角打ち酒場「森山酒店」
映画「ペコロスの母に会いに行く」でもロケ地になったお店なので、映画を観てから行くとより楽しめるかも。

特別な夜に、長崎のフランス料理店「impeccable」
ここに来るだけで、今長崎で何が旬なのかがすべて分かり、それを最高に美味しい方法で表現してくれるおまかせのコースとワイン。大坪シェフの人柄も素敵。

シメるならここ！

ひとくち餃子「雲龍亭」

おにぎり専門店「かにや」
さらに…長崎の締めは実はおにぎり！

翌日の朝ごはんやおやつに

たまごサンドやミルクセーキなど最高「珈琲冨士男」
平日に休みの日あるから気をつけて。

雲仙のおすすめ

もし延泊して雲仙なんかも行っちゃおうかな〜みたいな時にはこちらも！

直売所「タネト」
大好きで最高な直売所タネトさんで野菜を買う。
(ドライブのお供に隣でコーヒーも)

雲仙の麓の小浜温泉へ
買った野菜を、小浜にある蒸気屋さんのシェアキッチンで調理して蒸すことができてとても楽しい体験！近くにある田中鮮魚店で魚を買っていくのも◎。

海沿いに日本一長い足湯や、可愛いアイスクリーム屋さんも

急須に入る貸切風呂も楽しい🫖
(この時のWISHLIST MAGAZINEでもご紹介しとります💁‍♀️)

流しそうめんも最高！

我が家秘密の川(ここにも流しそうめんある)
運転苦手な方はやめた方が良い細い道。

レストラン「BEARD」
予約が奇跡的にとれたら夜の旅館は夕食なしでこちらへ！
野菜の奇跡が体験できる。

そこから歩いて行けるおすすめのコーヒー屋さん

これでもまだまだ、持ちネタの2割程度…。
宿のことも書けていなければ、食以外のお気に入りスポットのことはほとんど書けていないけれど、ここまでして誰かに自分の体験した“ここ、よかった！”を伝えたいと思うのは、多分私が自分の住んだ街を心から推しているからなんだろうな。
誰1人として行った人に、つまらなかったと思ってほしくない。

毎月掲げているNEXTWEEKENDの月間テーマ、
6月は 「こだわりたい、あれこれ」SNSのハッシュタグは #推したいこと 。

こだわりを自覚するのは実は簡単ではなくて、人に言われて気がついたり、無意識にそれに時間を費やしているような、そんなところにあるのかもしれません。
それぞれに #推したいこと を楽しめる1ヶ月になりますように！