NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、こんなお悩みです。

いつも、Instagramの投稿やこちらの相談を見させていただいています。萌さんの落ち着いた、あたたかい考えが好きで、なるほどな、そうだよなと私自身の考えを深めるきっかけをいただいています。

そんな萌さんに相談です。 私は昨年末に大切なパートナーと出会い、お付き合いをしています。まだ付き合いの日数は浅いですが、大切で大好きな存在です。 そんな彼とは付き合って1年頃には結婚したいねとも話しており、とっても幸せな今、なはずなのですが…。なんだか人生に生き急いでしまう気持ちがあるのです。

彼が転職して、4月に一人暮らしをするタイミングから、一緒に住もうと言ってくれているし、もう同棲してもいいのかな?まだ早い?彼の転職と同棲が一緒のスタートは危険?再来年度の私の仕事の異動に合わせるなら、今年中には同棲を始めたいかも…。年内に入籍するには、プロポーズは夏くらいにしてもらった方がいい?できるだけ早く結婚して、子どもも20代に授かった方がいいよね…等々の悩みです。(笑) 少し前まではパートナーがいないことで悩んでいたのですが、パートナーと出会えたと思えば次から次へとこのような悩みが出てきてしまいました…。悩みって尽きないものですね。 焦りの反面、きちんと結婚が決まってから同棲したいと感じたり、実家暮らしなので急に家を出るのは寂しいと思ったり、いくら大好きでも急ぎすぎるのは危険かなと思ったりもします。

幸せなライフスタイルの変化なはずなのに、生き急いでしまったり、悩んでしまったりしているのですが、どういう心持ちでいれば私はこのライフスタイルの変化を楽しみ、安心できるのでしょうか…。長々と、そして拙い文章となってしまいましたが、読んでいただき、お言葉をいただければ有り難いです。
(27歳・公務員)

こんにちは。3年間住んだ長崎から引っ越しが決まり、残りわずかな海街ライフを楽しんでおります。週末は船釣りで7匹もあらかぶを釣りました…!(九州以外での名前はカサゴです)

さて、お悩みをお送りいただきありがとうございます。幸せな近況報告をしていただいた気持ちになりました。大切なパートナーに巡り会えてよかったですね。

ライフスタイルの変化を楽しむためには、相談者さんの目の前にあるものを“悩み”ととらえるか“選択”ととらえるかの違いかなと思いました。

人生に決まった道順はないので、どんな人でも日々小さな選択を繰り返して自分の道を歩いていきます。女性の人生は確かに複雑で、特に相談者さんの年齢だと今の選択の先に何通りもの道が見え隠れてしているので、突然細かく道が分かれた今、それを不安に感じるのも無理ないと思います。

だけど人生の道は、自分が選ばなかったとしても時間の経過とともに景色が変わっていくものです。「どっちを選んだら正解なのだろう?」という気持ちではなく、自分が選んだいくつもの細かい道を総合的に正解にしていくという気持ちで、心に従って進んだらいいと思います。

また相談者さんが求めているものが文中にあるように「安心」なのだとしたら、安心というのは状態であって、場所でも物でもないのでどちらかの道に置いてあるものではなく作り続けるものです。

そしてその状態を作るためには、今その道をともに作るパートナーとしっかり会話し、誰かのせいにしないよう自分で考えて選び続け、道を作っている自覚を持つということに尽きると思います。そうすることによって精神衛生は良くなり、たとえ他人が見た時に不安定だとしても、自分の中では「安心できる状態」になっているはずです。

私も、昔から「よく起業した瞬間に結婚して地方に住んだね」とか「2拠点生活で子どもを育てながら会社をやるなんていつも不安になりそう…」とか「アスリートと結婚すると自分でいく場所を決められなくて大変でしょ」なんてことを言われ続けてきて、確かに何かの条件で見たら不安定だし不安かもしれませんが、自分の中でそれなりに楽しめているのは、先の道が見えているからではなく、選んできた道をちゃんと好きでいられているから、この先作る道にもわくわくできているからなんだと思っています。

見通しが良くなることを求めるといつまでも不安かもしれませんが、見えない道を自分で選んで作っていく気持ちで、楽しんでくださいね。応援しています!

 

お悩み募集中!

「編集長がこたえます!」では、みなさまからのお悩みを募集しています。

大きな声では言いづらいけどちょっと誰かに聞いてほしい…

そんなお悩みがある方はぜひ以下のフォームからご投稿ください。

お悩み投稿フォームはこちらから

※すべての質問に回答できるわけではございません。
また、頂いたお悩みはNEXTWEEKEND/村上萌の発信する他のコンテンツで使用させて頂く場合がございますこと予めご了承のほどよろしくお願いします。

「編集長がこたえます」が本になりました

人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい!

NEXTWEEKENDの人気連載「編集長がこたえます」が1冊の本になりました。

その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

「自分が何者でもないことが不安です」
「浮気した夫とのこれから」
「仕事に求めるものを見失いました」
「生きている意味がわかりません」
「セックスレスで、毎晩涙で枕を濡らしています」

身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。


▲共感を集めた31のお悩みを掲載
恋愛、人間関係、仕事、子育て、自分自身…
WEBでは選べなかった、深い内容も初公開。


▲悩みを解決する5ステップの思考法&書き込みノート
自分のモヤモヤを客観視することで今やるべきことが見えるかも…!
今自分が悩んでいることを書きこんで整理できるノートつきです。


▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
悩んだ日でもお腹は空く。
食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。

「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
仕様:176ページ/B6版製本
定価:1760円(本体1600円)
流通:全国書店、ネット書店
Amazonで購入する

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