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自由に活躍する女性を応援するsloggiとNEXTWEEKENDの共同企画「インタビューリレー 美しいあの人に訊く、#人生自由化の瞬間」。

第6回目のバトンは、大手出版社を退職後に会社をつくり、
現在日本と海外を行き来するフリーランサーとして活躍する安藤美冬さん。

自分らしい仕事のあり方を追求して働く美冬さんに、今回 #人生自由化 についてNEXTWEEKEND代表村上萌が対談インタビューをしてきました。

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自分が選択したことを、全て受け入れていくこと。

 

Moe 私がはじめて美冬さんとお会いしたのが、5年前でしたよね。

Mifuyu そう!萌ちゃんは大学を卒業して1年後ぐらいで、私は、会社を辞めて半年後ぐらいで、まだ仕事も全然ない時期だったね。会社も設立していなかった。

Moe そうでしたね。あの時期はお互いまだ何をするかは決めていないけど、色々やりたいことはある!っていう感じでしたよね(笑)

Mifuyu そうそう(笑)当時私も、どうしたらフリーランスとして自分に強みが持てて、さらに、自分が思うような仕事が出来るんだろうって葛藤していた時期で。
色々な人のTwitterを見て、この人はなんでこんな風に輝けているのかとか、この人はなんで色々な仕事が出来ているのかっていうのをひたすら分析してた。
私はフリーランスとして独立するまで大手の出版社にいて、そのブランドを上手く使おうと思えば使えたかもしれないけど、自分がその時に出来ることだけにとらわれたくなくて、「フリーになったからじゃあライターになろう」っていう気持ちにはなれなかったんだよね。
だから具体的に何をしたいかは決まっていなかったけど、やっぱり自分自身の理想とする世界ははっきりしていたんだ。
それがまさに今回のテーマの #人生自由化 にもぴったりな「大きなこの世界で、好きな時に好きな人と好きな仕事をする」っていう理想で、それも徹底的に、遊ぶように仕事がしたいと思っていたんだよね。

Moe 素敵ですね。今だからこそその大きな目標を叶えていったように思えますが、当時の美冬さんはその大きな理想と現実との差でかなり悩まれたんじゃないですか?

Mifuyu ものすごく悩んでたね。
当時の私には、あまりにも大きすぎる理想だったので、現実とのギャップに相当葛藤していたね。

Moe そんな理想と現実の差を埋めるために、3年計画を立てられたんですよね?

Mifuyu そうそう!会社を辞めた1年後の2011年から2013年までの3年間は、とにかくフリーランスとして自分が出来ることを探す3年にしようと思って、まずは国内に焦点を当てて、そこで「オンリーワンのポジションをつくる」っていうことを決めたんだ。

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Moe その目標は順調に叶えられましたか?

Mifuyu そうだね。2011年は、当時ちょうどSNSが流行りはじめていた時期で、私も会社員の時から始めていたSNSで自分をとにかく発信し続けていた。
叶えたこと、これから叶えたいこと、自分の思いを常に言葉にして。
そうしたら、翌年の2012年にはありがたいことに大きなマスメディアで取り上げていただいて、2013年には自分が会社員時代に夢だと思っていた、先生になることや、テレビのコメンテーターを務めることや、著書をベストセラーにすることなどは全て叶った。

Moe それだけ聞くとシンデレラストーリーのようですね。当時を振り返ってみて、美冬さん自身はどうでしたか?

Mifuyu 自分が3年前にたてた「オンリーワンのポジションをつくる」っていう目標も、他の夢も全て叶った。
でも、自分の欲しいものが手に入っても、3年間ずっと自分との葛藤は絶えなかったし、自分自身と常に戦っていたかな。
本当に苦しい時期だった。それこそ全然自由ではなかったな。

Moe それはどうしてだったんですか?

Mifuyu その最初の3年間は、とにかく自分に対してものすごく厳しくしていて、人にも厳しかったんだよね。
30歳で辞めた会社が高待遇な会社で、そこを辞めるということは、相当の覚悟を決めてのことだったから、私は絶対にフリーランスとして成功しなければいけないっていう高いハードルを自分に課して、常にプレッシャーとストレスと戦ってた。
とにかく仕事に全てを注いで、自分のやりたいことを実現するために、心の余裕なんて皆無だった。
だから、私自身、心の底から内面の輝きがあるとは思えなかったかな。
本当に大切な家族や友人や当時の恋人との関係もあまり大事に出来ていなかったし。

Moe そうだったんですね。そんな経験を経て、そこからどんな風に次の2014年からの3年を考えていったんですか?

Mifuyu 「自由」っていうのは、金銭的なものや社会的立場の自由さだけではなくて、自分の内面的な部分と外から見える外面的な部分が一致しているかどうかだと思うんだよね。
つまり、自由なんだって心の底から自分が納得している状態がすごく大事なんだと私は思っていて、きっとそれまでの3年間はそこが一致していなかったと思うんだ。
だから、次の3年間のまず外面的なテーマは、10代の頃からの夢を叶えるために、海外と日本を行き来しながら仕事ができるようになろうと決めて、そして内面的なテーマは「本当に自分が楽しいと思えることをやる」ということにしたの。
心から毎日を自由に楽しめる心を取り戻そうと思って。

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Moe なるほど、外と内で2種類の目標を立てられたんですね。
人によっては、美冬さんが人生自由化した瞬間は、大手の会社を辞めてフリーになった瞬間だと思うかもしれないけれど、今の話を伺うと、その次の2014年から今にかけての3年の方が気持ち的にはすごく自由だったんじゃないかなと思うのですが、いかがですか?

Mifuyu うん、そう思う。海外に打って出ようと決めて、他の国を行き来しながらお仕事をしている時に、私は世界を飛び回ったり渡り歩くというダイナミズムにワクワクするんだなっていうことに気が付いて、本当の自分の「好き」を追求することが出来た。
今は自分の心にすごく素直になれているから、私は本当に今が人生で1番自由で幸せ。

Moe そう思えることって本当に素敵なことですね。

Mifuyu でも今こうやって人生で1番自由で幸せだって思えることが出来ているのも、あの納得のいかない苦しかった時期があったからなんだよね。
あの時の無理をした経験がなかったら今の私は絶対にないし、本当に素晴らしい時間だった。

Moe 1回無理をしたからこそ、無理をしない自分も発見できますしね。

Mifuyu まさにそう。何事もやってみなくちゃ自分に向いているのかやりたいことなのかも分からないからね。
どんなことにも全て意味があるから、とにかく目標を決めてまずはそこに向かって全力で突っ走ってみることが大切なのかも。
もしやってみて違ったと思ったら、その時にまた別の道に進んでみたら良いと思うし、そこは自分の人生だから柔軟に変えて良いと思うんだよね。
これは自分には違うなって確認することも大切なことだと思うし。
でもまずは目的を持って、その目的にコミットをして、ひたむきに頑張ることが1番かなって。

Moe 今自分が何をしたら良いのかわからない状態にいる人も、目標が途中で変わっても良いから、とにかくまず目標を決めて走り出してみるっていうことが大切かもしれないですね。

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Mifuyu うん、そうだね。まずは小さなことで良いと思う。
体重3キロ減らすとか、気になっているものを1つ勉強し始めてみるとか。
極端な話、決めたことが1日で変わっても良いと思う。私も昔、カフェがやりたい!と思って、色々調べてみたり、人に話を聞いてみたんだけど、次の日には辞めようって思ったこともあったし(笑)
でも、調べてみて難しそうっていうのが自分の中で分かって納得出来たからそれはそれで良いんだと思う。
逆にあの時、やりたいと思って色々調べたり動いていなかったら、私は今でもカフェをやりたいなと思いながら過ごしていたかもしれないし、やり残したものとして記憶に残っていっていたと思う。
でも、あの時チャレンジしたから今はそれが私が進む道ではないと思って、また違う道に進めているんだと思う。

Moe やり残したことが積み重なっていくとどんどん自分に自信がなくなってきますもんね。

Mifuyu そうそう。だから私も3年計画って言ってるけど、途中で方向が変わっても目標が変わっても全然良いと思ってる。
時代の移り変わりが速いとか、変化が速いって言うけど、自分の気持ちの変化が1番速いからね。
ある人に会ったら違うことがやりたくなるし、ある出来事にあったらまた別のことがやりたくなくなるのが人間だから、それで良いと思う。

Moe 色々なものに影響を受けながら、自分がやりたいと思うことに素直になって、行動に移すこと。
自分自身に目を向けることが大切ですね。

Mifuyu そうだね、でもそうは言っても、私自身も人の目が気になるなんてことも全然あるし、評価を欲しがったりも普通にする。
ちょっとこれ面白いツイートなんじゃないか?って思ってツイートしたのにあんまりRTされなかったらちょっと凹むし(笑)、一生懸命書いた本に批判的な意見を言われたら嫌だなってもちろん思う。だから私はそういう意味では、みんなと何も変わらない、全く普通な心臓なんですよ。

Moe 輝いているところばかりに目がいってしまいがちですが、元は本当にみんな変わらない人間だということですよね。
でも美冬さんは評価を気にしながらもどうして自由に生きられてるんですか?

Mifuyu しっかり戻る場所があるからかな。
評価を気にすることも、周りの目が気になることも仕方ないこと。
本を出して、仮に誰かに批判的な意見を言われたとしても、自分がその本に対して真実だということを全力で書いたらそれで良いと思うんだ。
自分が始めたことが、たとえ周りの人から、「おかしくない?」とか「そんなのやめた方が良いよ」って言われたとしても、その決めたことが自分にとって納得のいくものだったら、それは良い決断だと思う。
そう思える心に戻れるということ、戻る場所があるっていうことが、私にとって本当に大きくて大切なことだなって。それを私はこの2014年からの3年で見つけることが出来た。
これも苦しんだ2011年からの最初の3年がなかったら見つけられていなかったと本当に思う。

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Moe 無理しながらも、常に目標を持って見つけた、「戻れる自分」だからこそ、今無理していると思う人はそれが悪いことではなくて、その先にどんな自分いるのか、いてほしいのかを考えれば、きっと自由になれますよね。

Mifuyu そうだね。自分はこれで行くんだと決めたことにコミットして、誰かのせいにしたりせず、そこで起こる全てのことを受け入れて生きる人っていうのが本当の自由な人なんだと思う。
もちろん、最初から私もこう思えたわけでは全くないし、むしろ20代の時に私も散々人のせい、環境のせいにして生きてきた。
でもそう気付けたタイミングがあったから、変われた。だからもしそういうことで苦しんでいる人がいたら、もしかしたら今が変わるタイミングなのかも、と思います。

安藤 美冬さん
月間4000万PVを記録する人気ウェブメディア「TABI LABO」エッジランナー(連載)、越後妻有アートトリエンナーレオフィシャルサポーターなどを務めるほか、商品企画、大学講師、コメンテーター、広告&イベント出演など幅広く活動中。
世界50ヶ国以上を旅した経験を生かし、海外取材、内閣府「世界青年の船」ファシリテーター、ピースボート水先案内人なども行う。
TBS系列「情熱大陸」NHK Eテレ「ニッポンのジレンマ」などメディア出演多数。
新刊に『ビジネスパーソンのためのセブ英語留学』(東洋経済新報社)がある。会員制オンラインコミュニティ《Wonderland》主宰。
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ピンクのスロギーを愛用してくださっている美冬さん。最近学んでいるというアロママッサージに使うオイルと、美冬さんが自分らしくいられるという愛読書と一緒に♩

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世間の目や、誰かの評価を気にしてばかりで、
なんだか自分らしく行動できていない気がするなら、
外に答えを探すのではなく、自分の内側を見つめてみよう。
意外と、小さな頃から変わってない自分らしさに出会えるかも。

人生を自由化させると、女性はもっと素敵になれる。

そんな自由な女性をサポートする「スロギー」とコラボレーションし、
美しく活躍する5人の女性に、#人生自由化 の瞬間をお訊きします。

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