“いま、女性たちが本当に体感したい、
冬の北海道の魅力とは?”
そんな問いから始まった、
Weekender編集部での「旅のしおりコンテスト」。
先日公開した記事では、コンテストで選ばれた
奈良県在住の紗規さん(@913saki)考案の
函館ツアーの内容をご紹介しました。
舞台となった函館は、年間約500万人が訪れる観光都市。
その魅力を、この機会に余すことなくお届けしたい!
…ということで、
NEXTWEEKEND編集部特派員の
小夜子さん(@sayoko_betsey)と一緒に
同時並行でもう一つのツアーを敢行してきました。
テーマは、
カップルでゆったり過ごす
ロマンチックな冬の函館旅。
洋館、イルミネーション、ビストロ、
そして真っ白な雪…!
冬の函館は
彼と一緒に行きたいスポットが盛りだくさん!
ロマンチックが止まらない
冬の函館の魅力をお送りします。
1つめのWISHLIST は「雪の中、ふたりで乗馬をしたい」。
ふたりで乗馬デート。
それだけでも十分素敵なのに、
それが一面真っ白な雪景色の中叶うのがここ函館。
ベテランインストラクターの方が
馬の乗り方から手綱使い、
歩き方まで丁寧に教えてくれるので、
初心者でも安心です。
晴れている日は馬に乗ってお散歩しながら、
きれいな函館山が見えるそう。
壁にずらりと並んだウエスタンハットから
似合うものを選んで借りられるのも嬉しいポイント。
この日は函館ではめずらしく大雪で、
なんとマイナス7℃(!)でしたが、
馬の背中はあったかくて、少し汗ばむくらい。
筋肉痛も旅のいい思い出です。
2つめのWISHLISTは「北海道の美味しい食材を、ワインとともに楽しみたい」。
彼と行くなら、
ディナーもちょっぴりおめかしして出かけたいもの。
そこで1日目の夜は、村上編集長も
「函館でデートならここ!」と、
おすすめのお店 コルツへ。
こじんまりしたお店の中に入ると、
外の寒さとは打って変わってあたたかく、
じんわり幸せな気分に。
佐藤シェフによる、
地元の旬の食材をたっぷり使ったお皿は、
見た目も味も抜群で、ワインにとてもよく合います。
(中でも枝豆のラビオリが小籠包みたいで
とっても美味しかったので、ぜひお試しを…!)
今回はグラスワインをお願いしたのですが、
出していただいたのは
地元でもなかなか手に入らないという
函館のワイナリー、農楽蔵のヴァンナチュール!
ここで飲むことができて本当に嬉しかった…!
それから食後のお茶は
もちろんコーヒーや紅茶も選べますが、
おすすめはハーブティー。
宝箱みたいな木箱を開けると、
小さな瓶が5つ入っていて、
香りを確かめながら選べるんです。
デザートも一人ずつ違ったお皿を出してくれて、
そんな小さな心遣いにも心が温まる夜でした。
地元の方にも大人気のお店なので、
行く前はぜひ予約を。
コルツに行く前に立ち寄ったのは、
ヴァンナチュールをメインに
日本ワインと北海道の日本酒を販売する、
創業大正10年の老舗酒屋、酒ブティック越前屋 さん。
お家みたいなかわいい形をした
ワインセラーの中に入って
ワインを選ぶのはもちろん、
その場でグラスワインを買って飲むこともできるんです。
2日目の夜にホテルで晩酌したくて、
こちらで買ったのは札幌にある
「さっぽろ藤野ワイナリー」のきれいな色のロゼワイン。
実はこのワイナリー、
雑誌NEXTWEEKEND2016秋冬号の
撮影場所でもお世話になった、大好きなワイナリー!
(よかったらぜひ雑誌も合わせて見てみてください!
p12-13に載っています)。
北海道函館市本町4-10
Tel:0138-55-5000
3つめのWISHLIST は「ふたりで毎日使うものを買って帰りたい」。
1日目のホテルの近くで、ふらりと立ち寄ったのは、
ヴィンテージ雑貨を販売するPALM WINE STORE 。
アメリカを中心に、店主の妹尾さんが
見つけてきた古いものや面白いものが並ぶ、
可愛らしいお店です。
こちらで見つけたのは
ポップな色遣いが可愛いマグカップ。
1980年代頃のセラミック製で、
カフェオレもたっぷり入る大きめサイズで、
お揃いで使うのにぴったり。
食器以外も置物や絵、ラグ、カセットまで、
センスのいいものがぎゅっと詰まった
素敵なお店でした。
1日目はPALM WINE STORE近くにあるプチホテル、
ホテルシーボーンに泊まることに。
全18室すべての部屋のインテリアや家具、
調度品が違うとのことで、部屋に入るまでドキドキ。
今回の部屋は壁もベッドカバーも
ヴィンテージ感のある花柄に包まれた、
可愛らしくも落ち着いた雰囲気のお部屋でした。
アメニティがロクシタンだったり
鍵の形もアンティーク風だったり
随所にときめきポイントが散りばめられたホテル。
カップルはもちろん、女性同士の旅にもおすすめです。
北海道函館市豊川町10-9
Tel:0138-76-3738
4つめのWISHLIST は「 新鮮な海の幸を思う存分堪能したい」。
ロマンチックとはちょっと違うけれど、
函館といえばやっぱり海鮮!ということで
真っ先に向かったのは函館朝市すぐ近くの海光房。
お店に入ると、カニやイカなど、
様々な魚介類が水槽に入っていて、
なんとそこから出して調理してくれるという新鮮さは、
カニ・魚問屋直営だからできるこのお店ならでは!
お店の人イチオシの4色丼は
えび、カニ、ウニ、イクラが
これでもか!というほどふんだんに乗っていて
びっくりするほど美味しかったです。
乗馬を体験した
函館どさんこファームの方に教えてもらったのは、
函館湾の目の前で牡蠣の蒸し焼きを食べられるという、
北斗フィッシャリー。
目の前で大きな牡蠣を蒸し焼きにしてくれます。
雪で真っ白な函館湾、
ジュージューという牡蠣が焼ける音…。
函館市内からは少し離れているのですが、
あぁ本当に来てよかったと心から思った瞬間でした。
ヨーロッパのムール貝みたいに、
食べ終わった貝殻は次々と足元のバケツに入れていく
スタイルも楽しかったです。
(焼いてくれるお店の女性たちが
みんなボーダーのTシャツを
おそろいで着ているところも可愛かった……!)
北海道函館市若松町11-8
Tel:0138-26-8878
北海道北斗市飯生1-13−29
Tel:0138-73-0700
帰る日の朝に、
ちょっと早起きして訪れたのは函館朝市。
雪が降る中、道の両脇にずらりと並ぶ
お店を眺めているだけでも楽しいもの。
お店の人と話したり、試食をしたり
地元の人たちと気さくに触れ合えるところも、
朝市の醍醐味ですよね。
今回はイクラとたこわさと塩ジャケを
お土産に買いました。
焚きたてのごはんにたっぷりかけて、
ふたりで食べるのが楽しみ♩
北海道函館市若松町9-19
Tel:0138-22-7981
5つめのWISHLIST は「函館でしか買えないものに出会いたい」。
たいていの物はネットで買える時代だからこそ、
旅先では“ここでしか買えない”に
つい惹かれてしまいますよね。
日本初の女子観想修道院として
明治31年に設立されたトラピスチヌ修道院は、
シスターたちが規律正しい自給自足の生活を送る場所。
もちろん中に入ることはできませんが、
美しい前庭や売店、
併設の資料室を見学することができます。
こちらの売店でしか買えない
シスターお手製のマダレナ(マドレーヌ)は、
バター、卵、小麦粉、砂糖のみを使った素朴で優しい味。
この日は修道院も一面雪で真っ白。
ただ前庭を歩くだけで
なんだか神聖な気持ちになりました。
北海道函館市上湯川町346
Tel:0138-57-3331
“ここでしか買えない”2つめは、
気になるカフェの隣で偶然見つけたキャンドル。
約100年前に生命保険会社の事務所として建てられた
歴史ある建物の1階に、
昨年末にオープンした710candleは、
蜜蝋を使ったボタニカルキャンドルのお店です。
こちらではキャンドルの購入はもちろん、
製作体験もできるそう。
結婚式で使ったブーケを
ボタニカルキャンドルにするオーダーも受け付けていたり、
お店の中にいるだけで
とっても満たされた気分になりました。
カップルにとっては、
ホテルでの過ごし方も旅の醍醐味ですよね。
2日目に選んだホテルは、
ヴィラ・コンコルディア リゾート&スパ。
全10室のプライベート感溢れるこちらは、
広々としたお部屋にたっぷりと光が差し込む
別荘のようなホテル。
キッチンも付いているので、
地元の食材を買って料理をしたり、
ロビーにある本棚から
好きな本やCDを選んでゆったり過ごしたり、
ミルで豆を丁寧に挽いてコーヒーを飲んだり…。
暮らすように旅をする、が叶う宿でした。
710candleで見つけたボタニカルキャンドルは、
さっそくその日の夜のバスタイムに。
火を灯すと内側から植物がふんわりと光って、
とってもきれい…!
家から持ってきたお気に入りのアロマオイルを
キャンドルに少し垂らせば、
バスルーム全体がいい香りに包まれて、
最高にリラックスした夜でした。
北海道函館市末広町18‐25 大三坂ビルヂング1F
いかがでしたか。
非日常な雪の中、知らない土地の楽しみ方を
ふたりで発見していくことで
新たな相手の一面を発見できたりすることも
旅の醍醐味ですよね。
いつものデートに
ちょっぴりマンネリぎみなカップルやご夫婦の方は、
今回のwishlistを参考にしながら、
ロマンチックな函館を訪れてみてはいかがでしょうか?
Photo:Shunsuke Musashi
Weekender:@sayoko_betsey
(提供元:北海道観光振興機構)