NEXT WEEKEND DATE

11月3日に開催した「Weekend Festival!~雑誌NEXTWEEKEND 2017秋冬号発売記念イベント~」。

全国からたくさんの読者の皆様にお越しいただき、野心も広がる素敵な一日となりました。
▶︎イベントレポートはこちらから

この記事では、イベントの最後に行われた、フラワーアーティスト前田有紀さんとNEXTWEEKEND編集長 村上萌によるトークショー「明日からの生活がちょっと豊かになる暮らしの小ネタ」の内容をお届けします。

「毎日が同じことの繰り返しで、いつかやろうと思っていることがそのままになっている。」
「なんとなく毎日を変えたいけど、どう変えたらいいか分からない。」

そんなふうに思っている方にこそ、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

前田有紀さんプロフィール
10年間テレビ局に勤務した後、2013年イギリスに留学。
コッツウォルズ・グロセスター州の古城で見習いガーデナーとして働いた後、都内のフラワーショップで修業を積む。
2017年9月に世界中から美しくユニークな草花を集めた 「世界の花屋」を立ち上げ、様々な空間での花のあり方を提案する。


村上
:前田さん、今日はどうぞよろしくお願いします!
なんとさっそく素敵なお花をいただいちゃいました。

前田:村上さんをイメージしてブーケを作りました。
北海道はだんだん草花がなくなっていく頃だと思うので、フレッシュなグリーンをベースに、そのままドライにできるお花を選びました。

村上:とても嬉しいです。ありがとうございます。
フラワーアーティストとしてご活躍されるようになってからは、トークショーはあまりされていないですか?

前田:そうなんです。アナウンサーを辞めてから久しぶりかもしれません。

村上:そんな中ご一緒できて嬉しいです。
今回は雑誌NEXTWEEKEND最新号のテーマ「そろそろ知っておきたい、100の週末小ネタ帖」にちなんで、前田さんの暮らしの小ネタを色々お伺いできればと思います。

前田:はい。さっそく読ませていただきましたが、「今はできていないけれど、実はすぐにできそうなこと」がたくさん詰まっていて、色々やってみたくなりました。

村上:ありがとうございます。
大人になると知った気になってしまうことが多い中で、本当は心の奥にある「こんなことができると楽しいのかも」という野心をちゃんと自分ごとにして、次の週末に実行するための後押しができたらなと思っています。

 

毎日がちょっと豊かになる、植物のある暮らし

村上:巻頭特集「日々の暮らしを豊かにするヒント集」では、花やハーブを、料理・美容・お掃除と幅広く活用していました。
前田さんの生活の中でも、花やハーブは欠かせないですよね。


(▲雑誌NEXTWEEKEND巻頭特集「LIVING」より)

前田:はい。まず毎日起きてベランダの植物の水やりから始めるのですが、朝いちばんの日差しや風を感じることができて、気持ち良い習慣です。
「庭がないから植物を育てられない」という方も多いと思うのですが、ベランダでハーブを育てるのだって立派なお庭になると思っています。

村上:いいなあ。私は普段北海道に住んでいて、外では冬に全部枯れてしまうので、キッチンなどで育てるようにしています。

前田:キッチンでハーブを育てるとお料理にすぐ使えていいですね。
料理用に買って使いきれなかったハーブなどがあれば、麻ひもで束ねてキッチンにガーランドのように吊るすのもおすすめです。
インテリアとして可愛らしいのはもちろん、キッチンに入る度にいい香りがするし、ドライになったハーブはそのままお料理に使えるし、一石三鳥なんです。

村上:素敵なアイディア!
北海道だとハーブが安くたっぷり手に入る環境なのですが、その分使いきれないことも多いので試してみます。

前田:あとおすすめなのは、野菜を茹でる時にミントと塩を入れること。
イギリス留学時代におばあちゃんたちがやっていたことなのですが、野菜が爽やかに美味しく仕上がります。

村上:そうなんですね!「これ入れると美味しいんだよな」とかって自分だけ知っている暮らしの知恵があると、なんだか物語の中の素敵なおばあちゃんになったみたいで嬉しいですよね。

前田:あとはお花初心者の方なら、花を選ぶ時はきれいにドライになるものを選んでみるのがおすすめですね。
ぜひお花屋さんにドライになりやすい種類を相談してみてください。
生花として数日楽しんだあと、束ねて吊るしておけばドライフラワーのスワッグにできます。

村上:生花で季節感を取り入れるのも楽しいから、「ここにはドライフラワー」「ここの棚には生花」など、場所によって決めておくとバランスがいいかもしれないですね。

 

暮らしの小ネタの見つけかた、育てかた

村上:自分なりの暮らしの小ネタって、小さな野心から始まると思うのですが、前田さんはどのように野心を見つけていますか?
特に前田さんは大きな転職もされたと思うのですが、どのようにそこにたどり着いたのか気になります。

前田:テレビ局で10年勤めてからイギリスに留学をして花屋に転職したので、「思い切った決断をしたね」なんて驚かれることも多かったのですが、もちろん急に決断をしたわけではなく…。
ある日ふと「違う人生も歩んでみたい」と思った瞬間があって、そのときに湧いた小さな野心を、一年ほどかけて少しずつ自分ごとにしていったんだと思っています。


(▲前田さんと、もうすぐ一歳になる息子さん)

村上:「自分ごとにする」って野心を叶えていくのには欠かせないことですよね。
「いいな」と思ったらそのままにしないで、ちゃんと調べてみたり話を聞いてみたら、案外すぐできることってたくさんあると思うんです。

前田:まさにそう思います。
当時仕事の休憩中に、お花の勉強やイギリスで行きたいところなどを調べているうちに、小さな野心の種がどんどん現実味を帯びてきました。

村上:なるほど。
「そういうことやる人いるよね」とくくったりしないで、「私がやればいいじゃん」にすることが大事ですよね。

前田満員電車で毎日「緑に囲まれていい空気が吸える通勤がしたいな…」なんてぼんやり思っていたことが、数ヶ月後にはイギリスの田舎で叶っていたときには、想像してみること、そして少しずつでいいから行動してみることの大切さを実感しました。

村上:転職はもちろん、移住などもそうですよね。前田さんは最近鎌倉に引っ越されたんですよね。

前田:そうなんです。鎌倉はいつか住みたいとずっと思っていたので、憧れで終わらせず、まず大変だと思うことを一つ一つ潰していくことにしました。
実際に鎌倉で一週間Airbnbでお家を借りて、そこから通勤もしてみて。

村上:なるほど!じわじわ動いていくって大切ですよね。

前田
そのとき問題も色々分かったけれど、同時に解決法も分かったりして、そうしているうちに憧れが現実になり、最終的にスムーズに決断できました。

村上:私も最近北海道に家を買ったのですが、最初はずっと北海道にいるかも分からなかったので「いつか家とか買うのかな」くらいに思っていました。
でも色々なマンションや山奥の一軒家なんて見学してみたりしているうちに、不確定で曖昧だったことがどんどん自分ごとになっていきましたね。

前田:雑誌の中で村上さんのご新居を拝見しましたが、とっても素敵でした!



(▲村上萌のリノベーション後の自宅)

村上:ありがとうございます。
ヴィンテージマンションを購入しリノベーションすると決めてからは、どういう家にしたいか夫婦でひたすらプランニングしていました。
Pinterestで共有ボードを作って、お互いの理想の家の写真をストックしていったり。そういうイメージが明確になると迷わなくなりましたね。

前田:家のことに限らず、普段から色々なアイディアをストックしておくことが、自分ごとになるきっかけになるのかもしれないですね。

村上:そうですね。ビジョンを持つと、いざという時に具体的に言葉にできるようになったり、選択できる勇気にも繋がるんだと思います。
今回、雑誌のすべての特集のあとに「私の週末小ネタ帖」というページをはさんでいるんですが、それも身のまわりのことを今一度自分ごとにしてみてほしくて入れました。

村上:「何風の家か聞かれたらなんて答える?」などの質問や、「この秋冬、家をどんなふうにしたいか」などWISH LISTを書き込むページで。
こういうことが自問自答できていると暮らしの手助けになると思うんです。

前田:そうですよね。
私もこれを機にこの秋冬のWISH LISTを考えてみたのですが、知ったつもりになっていた自分の知らない面が浮かび上がってきたりしてワクワクしました!

前田有紀さんのWISH LIST
1.  新しい家のドアに、庭で生えている草花を使ったユーカリのリースを飾りたい
2. 大好きなフルーツをいっぱい詰め込んだ自家製サングリアが飲みたい(もうすぐ授乳期間が終わるので)
3. 息子の1歳の誕生日にバースデーケーキでお祝いしたい
村上萌のWISH LIST
1. 家も引っ越して娘も産まれたので、初めて自分の家にクリスマスツリーを飾りたい
2. 週に一度くらい、リビングを焼き菓子の香りで包みたい
3. 娘のお食い初めを愉快に開催したい


村上
野心を具体的にしてひとつ叶えてみると、いつかと思っていたことが意外と簡単だったと気付いたり、自分の好きなことも明確に実感できてくるので、また次の野心にも繋がっていくんですよね。
「やりたいことがない」「好きなものがない」と受け身になる前に、まずは絞り出すまで向き合ってみることが大切かなと思います。

トークショーではこのほかにも様々な小ネタが飛び交い、最後の質問コーナーまで盛り上がりました。

雑誌NEXTWEEKENDは5号目となりますが、「いつか」と思って心の中にしまいこんでいる小さな野心を「次の週末」に叶えてしまおう…!そんなことを後押ししたくて1号目から作り続けています。

せひみなさんもこの秋冬、自分なりの暮らしの小ネタをぜひたくさん見つけてみてくださいね。
そして100にとどまらず、たくさんの野心が叶っていくことを願っています。