1.ノートのテーマを決める
テーマを決めることで、意識はそれに向けて動いていきます。
まずはこのノートがある毎日を想像して、どんな習慣にしていきたいのか、
1年後、あるいは10年後見返した時に
どんな存在になっていてほしいのか、考えてみてください。
名前をつけたその時から、家族にとって少しだけ新しい生活が始まります。
みんなの使い方
イラストを添えて絵本のように
「特技のイラストで、自分とパートナー、愛犬のイラストを描きました」(きえさん)
どんな一冊にしたいかを綴ってみる
「自分と息子の愛しい日常がノートの中に全部入っているような一冊を作りたいと思います」(みきさん)
2.家族にインタビューする
会話が止まっても気にしなくて良いのは、家族関係の良いところですが、
初めて会った人のように改めて根本の質問をしてみると、案外知らない顔にも出会えるはず。
それもそのはず、それぞれに日々アップデートされているのだから。
“家族”という言葉の響きがあまりにも普遍的な概念なので、
十分に知っているような気持ちになってしまいますが、
相手にも、家族の中での自分自身にも、ちゃんと興味を持ち続けるために、質問の機会を作りました。
みんなの使い方
聞きたかったこと、
伝えたかったことのきっかけに
「お母さん、おばあちゃんに私とやりたいことを聞きました。親孝行の目標が明確に」(みきさん)
夫婦のすりあわせに
「子どもが産まれる前に、改めて夫婦で大事にしたいことを整理しました」(えりさん)
3.モットーを改めて考える
「こんなこと聞いたら嫌かな…」と気にしているうちに、
「ちゃんと話しておけばよかったな…」となってしまうことは、案外少なくありません。
同じ場所に立っているのに別の場所を目指していては、噛み合わないことが増える一方。
それぞれに速度や角度が変わることがあっても、同じところを目指していけるよう、
モットーを言語化することは、家族というチームにとって何よりも大切です。
みんなの使い方
子どもに問いかけながら
書いてみる
「『どういう家族でいたい?』『ママと過ごす中で大事にしたいことはある?』など問いかけながら一緒に書き込みました」(まほさん)
担当を決めて書き合ってみる
「プロフィール欄はお互い相手のことを書き合うのも楽しかったのでおすすめです」(ともみさん)
4.大切な人を改めて認識する
漫画やドラマの冒頭に“主な登場人物”なんて相関図が出てくるように、
どの家族にも、周りで今を支えてくれている存在がいるはずです。
今はもう会えない人もいれば、毎日会うような人もいるかもしれません。
そんな、家族にとって影響力のある人々を、あらためてお互いに認識することで、
チームとしての個性が見えてきます。
みんなの使い方
お互いの大切な人を、似顔絵付きで
「一緒に思い出を重ねてくれる友人達も大切な家族。夫と手分けして描いたら一層愛が湧いてきました」(あやのさん)
共通の友人や支えてくれる仲間たちを
「よく会う友達、ご近所さん、仕事仲間…。
身のまわりの大切な人たちの存在を改めて実感できました」(ななせさん)
5.1年間の作戦会議をする
先行きの見えない時代で、予定こそ立てづらいものの、
1年を見越した時に、家族にとって重要なイベントはきっとシンプル。
一緒に年間マップに向き合うことで、忘れていた些細な記念日に気付けたり、
未来の楽しい企画を立てることに繋がるかもしれません。
日々変更があるような煩雑なスケジュールとは別に、“家族が楽しく過ごすためには?”
という軸で予定に向き合う、未来のための楽しい作戦会議です。
みんなの使い方
バースデーや記念日リストに
「大切な人たちの誕生日や自分達の記念日など、忘れたくない日のメモに」(きえさん)
今年やりたいことを書き出して
「いつかと思い続けていたことを言語化したら、ちゃんと家族の予定になっていきました」(じゅりさん)
6.12ヶ月をかみ締めて、
季節ごとに棚卸しする
自分も家族も、毎年、歳を重ねていきます。
青春時代でなくたって、同じ季節は2度と来ないのです。
NEXTWEEKENDではずっと、
生活の中に小さな野心(=WISHLIST)を持つことを大切にしてきました。
誰かが率先して考えたWISHLISTをみんなで達成するのだってもちろん素敵ですが、
新しくやってくる1ヶ月に向けて、一緒に考えたWISHLISTが達成できた時、
チームとしての絆はぐっと深まるはずです。
みんなの使い方
今月のWISH LISTは具体的に
「どこで、どんなふうに、と具体的に書くと、ちゃんと予定になりやすい!月の終わりに叶えたWISH LISTを見返しながら、達成感を味わえるのも嬉しいです」(もえさん)
質問欄でウォーミングアップから
「新年に家族で行きたいところや食べたいものを書きながら、我が家のお正月の恒例イベントにも気づけました」(ゆきこさん)
7.見つけて、ちゃんと伝える
実は嬉しかったことや、相手に対して、すごいな、と思ったことは、言わなくちゃ伝わりません。
そして伝わると嬉しくなって、もっと工夫したり、こちらもお返しをしたりと、
気づけば良い循環が生まれます。
頻度は人それぞれですが、できれば週に1度、”今週のありがとう“ ”今週の嬉しかったこと”
を書き出す習慣を作ると、そこに気づける視点も鍛えられるはずです。
1.“今週のありがとう”を書き合おう
2.“今週嬉しかったこと”を書き合おう
みんなの使い方
「今週のありがとう」を
一緒に書き合って
「このページは夫婦の交換日記のように使っています。口下手なのですが、文字に書くと素直に優しくなれる」(まなぶさん)
暮らしの小ネタ帳にも
「喜んでもらえた手土産、美味しかったお取り寄せ、また行きたい宿やホテル etc…忘れたくない情報をストックする時に使っても◎」(ななせさん)
8.今の気持ちに
タイトルをつける
日付のある手帳に毎日のことを欠かさず綴っていくのも尊く楽しいことですが、
たとえ前回からの間が空いたとしても、「あ、これは忘れたくない」と思った感情に
タイトルをつけて書き残していく習慣がつくと、毎日が案外ドラマティックに見えてきたりします。
どんなに熱い感情も、時間が経つと記憶が薄れてしまうのが人間だから。
いつかまた思い出したい感情の記録は、きっと人生の宝物になるはず。
みんなの使い方
何気ない、だけど
忘れたくない日常をメモ
「夫がかけてくれる言葉や息子の見慣れた仕草も、10年後には宝物になるんだろうなと思うと、些細な瞬間も毎日メモが止まりません」(やすよさん)
結婚式のゲストにも配って
「ノートを各テーブルに置いておくと、披露宴の合間にそれぞれ楽しくまわしてくれていたようで、想像以上にあたたかいメッセージが沢山集まりました」(ななせさん)
9.残したいことを、
きちんと形にする
何回もおかわりしてくれたレシピ、食卓に出した時、
わっと盛り上がったレシピ、いつか作りたい、おばあちゃんの、あのレシピ。
楽しい記憶とともに、また作ろうと心に決めたものは、見返せるように残したいもの。
その都度メモを加えながらレシピを育てていくのだって、楽しいかもしれません。
クリスマスは言うまでもなく、お決まりのメニューがあると、
どんな季節も好きになれるはずです。
みんなの使い方
懐かしの味を受け継いで
「母に書いておいて!と託しておくと、思い出の肉じゃがレシピを書いてくれていました」(ゆかこさん)
イラストを添えて絵本のように
「ぱっと見て思い出せるように、イラストで手順をメモしました」(きえさん)
10.年に1回、ちゃんと祝う
人生100年時代と言われる今、誕生日や記念日を、ちゃんと記憶に残る1日にすることは、
これから先も楽しく歩いていく上で、とても大切なこと。
それは必ずしも盛大にするということではなく、「今年はどんなテーマがいいかな?」なんて話しながら、
一緒にその日を作るということなのかもしれません。
1.家族の誕生日をめいっぱい楽しもう
2.記念日をちゃんと大切にしよう
みんなの使い方
パーティーはプランから記録
「息子の12歳の誕生日に用意したいものを漏れがないようにメモ!当日の様子だけじゃなく、これ自体が思い出になりそうです」(みきさん)
夫婦の記念日の思い出を残して
「結婚一周年の記念にそれぞれが贈ったギフトや、お祝いで行ったお店の思い出を日記にしました」(まなさん)