NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、結婚しているのに、あの時あの人と一緒になっていたらと考えてしまう相談者さんからのお悩みです。

相談したいことがありこちらに失礼いたします。
私は今25歳で、結婚して1年目になります。
新卒入職した職場で3年働きましたが、彼の海外転勤についていくため今年の3月に退職し、1年の遠距離生活を経て現在一緒に生活しています。
彼との生活に不満があるわけではなく、むしろ彼に色々助けられることが多く、主婦業も言語も海外生活もままならない、私のいらだちや不安を受けとめてくれる優しい人です。
とにかく一緒にいて落ち着く存在で、彼と一緒にこれからも頑張りたいと思っています。
なのに何故か、ここ最近ふと、高3の時好きだった片思いの相手(2歳年上の当時通ってた塾の先生)のことを思い出して心が苦しくなることがあります。
思いをちゃんと伝えられなかった後悔がきっと心の奥底にあるんだと思います。
今までは仕事のことで頭がいっぱいだったので(主人との交際も楽しく)、思い出すこともあまりなかったのですが、時間ができた今、思い出す回数も増え、もしあの時ちゃんと気持ち伝えてたらよかった、もし仮にその恋が上手くいっていたとしたら今も仕事を続けられたのかな、とか違う未来を勝手に考えてしまい、辛いです。
こんな風に思ってしまうこと自体、主人にも申し訳ないです。
これからの結婚生活を前向きに頑張りたいと思っているので、この感情とどう折り合いをつければいいのか、萌さんのアドバイスをいただきたいです。
よろしくお願いします。
(25歳・女性・主婦) 

GW終わっちゃいましたねぇ。

大きな時代の節目を今生きる全ての人たちと一緒に迎えられて、寒くない時期に訪れた年末年始のようで、この数日の出来事を、将来「平成の最後と令和の最初はあんなことしたよね」と振り返るんだろうなぁと思いながら過ごしました。

さて、お悩みの投稿ありがとうございます!

拝見する限り、相談者さんは今沢山の選択をしたばかりだからこそ、別の選択をしていた場合の自分の想像をしてしまうのかな、と感じました。

新卒で入った会社を辞めるということ、20代前半で結婚をするということ、海外に住むということ、どれも普通の人にとったら大きな決断です。

相談者さんはそれをいっぺんにしたのですから、「思えば遠くへ来たもんだ…(by海援隊)」的な、自分の選択の積み重ねに、やや客観的になっている状態なのかもしれません。

マリッジブルーとかマタニティブルーなどという現象も、環境に自分の気持ちがついていかないような、大きな決断をした時に訪れるんだと思います。

高校生と言えば、ほとんどの場合はまだ人生の大きな選択をする前で、全てのことに憧れて、想像して、恋して、悩んで、と、未来への期待と不安で葛藤する時期です。

そういう時に現れる年上の男性って、圧倒的に魅力的に見えるんですよね…。

そして、たくましい決断を繰り返した今だからこそ、かつての初々しい自分自身を思い出すと共に、彼のことを思い出してしまっているのかもしれません。

塾の先生を美化しているのでは?と言っている訳ではありませんが、ずっと引きずっていた訳ではないのに今になって急に思い出すということは、新しい環境で不安もあるからこそ決断をする前の自分をトータルで懐かしんでいるという可能性もあるのかな、と思いました。

この感情を辛く感じたり、旦那さんに罪悪感を持つ必要はそこまでない気もします。

むしろ、今がどんなに幸せでも、サザンやミスチルの曲を聴いてふと心に浮かんでしまったり、ともすれば涙が出て来てしまうような人がいたりするのは、人生の深みにすらなる気がします。

もちろん「どんなラブソングを聴いたって旦那さんが思い浮かぶの!」という方は、それはそれでハッピーだとは思いますが…!

「ふふ、あんなこともあったなぁ」と甘酸っぱく感じつつ、それでも今この選択をしてよかったとか、あの日のデニーズに、あの人が現れないでよかったんだなぁ、とか笑、そんなことを日々の中で確認できるのが、私は嫌いじゃないです。

相談者さんの仰る、あの時思いを伝えて恋がうまくいき、日本で仕事をしながら塾の先生と一緒になっている自分は、今の全てをやめてでも選択したいことですか?

パラレルワールド(並行世界)みたいな話になってしまいますが、あの時別の選択をしていたら、確かにその自分は存在したかもしれませんが、その場合は今の旦那さんとも、今住んでいる場所も、今目の前にある世界はまるで違って来ます。

本当に行動を起こしたいのであれば、全てを投げ出せば今からだってできなくもないですが、そうしたいほどでもなく、ただ思い出すことが辛いのであれば考え方を変えるのが良いと思います。

その思い出を、「考えると辛い」とか「旦那さんに悪い」という封じ込めるべき出来事にせずに、甘酸っぱい青春の宝物として、愛しく大切にするのです…!

あの時、自分なりに悩んだりしたからこそ今があるんだと思って、今目の前にある幸せに目を向けてみてください。

別の選択をしていたかもしれないパラレルワールドの世界の自分から見たら、好きな人と両思いになって結婚して、20代前半のうちから海外に暮らして、新しい文化や言語に挑戦できる今の相談者さんはとっても輝いて見えるかもしれません。

ちなみにその観点で言うと、旦那さんにだって別の人生があったはずだけど、色々な選択をした上で、相談者さんを選んでくれて今の生活があるんだと思いますよ。

そう考えると、奇跡のような今じゃないですか…!

慣れないこともあるかと思いますが、きっと全ての経験が、これから先続いていく長い人生の糧になると思うので、どうか楽しんでくださいね。

応援しています!

 

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