NEXT WEEKEND DATE

修学旅行の定番コースの一つといえば
「京都・奈良」がありますよね。
(筆者はなんと、中学も高校もこのコースでした)

何かとセットになりがちな京都・奈良ですが
スポットライトを浴びがちなのは
どちらかというと京都の方だったり。

奈良は法隆寺と鹿公園…というのが
私自身正直な思い出でした。(ごめんなさい)

大人になり、NEXTWEEKENDを介して出会った
奈良県、吉野町。

良質な木材として名高い
吉野産の杉やヒノキを使って
それらが少しでも皆さんの生活にとって
身近になるように
カッティングボードという形にし
食卓にお届けしています。

△NEXTWEEKENDプロデュースのボードたち。
全て本物の木なので、
1枚足りとも同じものはありません。

昨年末、吉野の「木」を取り囲むストーリーを
更に掘り下げるため
編集部で取材に行ってきたのですが…

▶︎取材ツアーの様子はこちらから

山に囲まれたこの町は
大人になった今、旅に求めたい要素が詰まった
とても楽しい場所だ、ということに気づいたのです。

<今回叶えた4つの野心>
地元の食材をゆったり楽しみたい
その地の歴史に触れたい
ここにしかない宿に泊まりたい
お土産は自分で作りたい

便利な世の中になる反面
「そこでしかできない体験」が
どんどん貴重になっている時代。

私たちが足を運んでみつけた
吉野町に散らばる魅力を
少しだけご紹介させてください。

地元の食材を
ゆったり楽しみたい

歳を重ねるほどに
旅先で何を食べるか、は重要な選択の一つ。

せっかくなら、どこでも食べられるものではなく
その地の食材を使用した
その地ならではのお料理を頂きたいもの。

今回、そんな私達の願いを叶えてくれたのは
ひっそりと佇む古民家レストラン「ナラヤマソウ」。
お庭には水車が回る、立派な古民家。

お子さん連れものびのびお食事を楽しめる雰囲気です。

食材は、徹底して奈良県や
吉野で採れたものが使われており
その季節のごちそうを楽しむことができます。
このレストランの特徴は、多くのお料理に自家製の
「コンフィチュール」が使われていること。

ソーダで割っていただくドリンクだけでなく
メイン料理や副菜のサラダなどにもふんだんに使われ
旬の美味しさをぐっと深めてくれるんです。

美味しいものは世の中にたくさんありますが
まさに「今、ここでしか」楽しめないものが待っている
素敵なお店との出会いでした。

不定休のようなので
訪れる際は事前の確認を忘れずに。

その地の歴史に触れたい

今自分がいる場所は
昔どんな景色だったのだろうと
想像しながら旅をする楽しみは
大人になって今一度噛みしめることができる醍醐味。

日本では古来から、山は神様の住むところ
または神様そのものと考えられてきました。

こういった山岳信仰と、仏教とが影響し合い
奈良時代になると、山にこもって修行をする人が
増えていったのだそう。

遡ること7世紀末に開創したといわれる
「金峯山寺」は、そんな”修験道”の聖地。

吉野を代表する歴史的名所の一つです。
正面に聳え立つ本堂「蔵王堂」は
国宝にも指定されています。

この蔵王堂の中には
修験道の開祖である役行者が
祈り出したとされる「金剛蔵王権現」が
祀られているのですが
(蔵王権現のお姿は、1年の中でも
ほんの限られた期間しか見ることができません)

役行者が、蔵王権現のお姿を
山桜の木に彫刻したという謂れから
吉野山では桜が御神木として保護・献木され
日本一の桜の名所となったのだそうです。

こうした歴史的背景を知ると
吉野の山や桜を見る目も変わってきますよね。

吉野は本当に歴史深い町なので
訪れる際は、少しだけ前情報を持っておくだけでも
観光がぐっと楽しくなりますよ。

ここにしかない宿に
泊まりたい

大人の旅の醍醐味は、
泊まる宿にもこだわれるところ。

便利で安心なホテルもいいけれど
せっかくなら その地の良さを
体感できるお宿を選びたい!

そんな方にお薦めしたいのが
Airbnbから予約できる「吉野杉の家」です。


吉野川のほとりに佇むこの建物は
全体に吉野産の杉
そして2階部分にはヒノキが使われていて
一歩踏み入れた瞬間
心地の良い木材の香りに包まれ
部屋にいるだけで、森林浴をしているかのよう。


伝統を重んじながらも洗練されたデザインで
お洒落さと居心地の良さが
見事に両立されているんです。

また、この家は吉野町コミュニティの方々が
ホストを務め ゲストと交流する
世界初の「コミュニティハウス」としてもユニーク。

なんと、地元のお母さんが
朝ごはんを作りに来てくれるんです!
慣れない土地に来ているのに
堪らない安心感。

1階で朝ごはんを食べていると
地元の学生が次々に登校していくのに出会って
手を振り返したり、そんな交流も楽しい朝。

木のぬくもり、人のぬくもりを目一杯味わえる
とっておきの宿泊体験でした。


ちなみに、私たちが宿泊した夜は
吉野山のレストラン「魚歌家」さんが
牡丹鍋のケータリングをしてくださいました!

吉野名産の日本酒「百年杉」と合わせて。

店主自ら狩猟した新鮮なジビエは
驚くほど臭みがなく食べやすくて、
文字通り箸が止まらない…。

山に囲まれた町、吉野ならではのグルメです。

お土産は自分で作りたい

ご当地もののお土産も
ECサイトで簡単に買える時代。

だからこそ、旅先から日常に持ち帰るものは吟味したい…

そんな私たちに、吉野町の方が提案してくださったのが
「手漉き和紙」の体験でした。
そもそも歴史が深い吉野の中でも
古事記・日本書紀などの歴史的書物に登場するほど
古い歴史を持つ「国栖(くず)」というエリア。

この地で、実に1300年もの間
手漉き和紙の伝統を守り続けている
福西和紙本舗」さんに
その一部を体験させていただきました。

厚みが均等になるように、型の中に紙を流し込み
お好みで着色やもみじの葉で装飾を施したら
慎重に型から外していきます。(緊張の一瞬)

紙を乾燥させる行程があるので
完成品は、後日自宅まで送ってもらえますよ。

手作りの紙の質感は
他のものには代えられない温かみがあって
大切な人への贈り物に添えたくなります。

吉野の手漉き和紙の技術は 日本の文化財のみならず
ヨーロッパの文化財の修復などにも使用され
世界的に評価されている、日本の宝。

吉野の学校に通う子どもたちは
自分で漉いた紙を卒業証書にし
未来への一歩を踏み出していくのだそう。

作っている間は、無意識に童心に返れる感覚があり
忙しい毎日のリフレッシュにも、とてもお薦めですよ。

歴史深い吉野町の魅力
少しでも知っていただけたでしょうか。

きっと、学生の頃には気づけなかった
大人ならではの旅の醍醐味が
吉野にはいっぱい詰まっているんです。

この記事で挙げたWISHLISTは
吉野町だけでなく、日本の様々なところで
当てはめることもできます。

なんなら、海外でも!

こういう軸を持って旅をすると
今までとは違った発見もあり
より思い出深い時間になりますよ。

いよいよ春到来で、お出かけも楽しい時期。
季節の楽しみを目一杯味わえる春になりますように。

Special Thanks:「木のある暮らし研究隊」@yukikoseno @mn.365 @tmko66
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