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生まれ故郷、今住んでいる場所、ゆかりのある土地…
それぞれの人目線で、様々なお国の魅力を
紹介していく記事リレー「お国じまん」。

今月は、Weekender編集部メンバーから
2人にバトンを渡していきます。

1人目 紗規さん(@913saki)の奈良編に続き、
今回は、島生まれ島育ちの彩香さん(@___83a)が
ご紹介する、新潟県・佐渡島編です。

どこか懐かしさの漂う街で
のどかな島旅を満喫するコースを教えてもらいました。

 

ただいまと言いたくなる、
あったかい島「佐渡島」

第8回のバトンを受け取りました、
Weekender編集部の彩香です。

私は大学進学のために家を離れるまで、
ずっと新潟県の佐渡島で過ごしてきました。

佐渡島は、ここらへん!
アルファベットの「S」のような形をした、
日本海側最大の島です。

四季の変化に富み、
フルーツ栽培に海産物などが盛んで
美味しいものに恵まれています。

そして、のどかで懐かしい風景が広がる、
とても落ち着く場所なんです。
(海が見えてきたときの安心感といったら…!)

今回は、日常から少し離れて
のんびりしたい方におすすめの、
故郷に帰ってきたような気分で巡る
あったかい島旅をご紹介できたらと思います。

カメラを持ってお出かけするような感覚で、
読んでいただけると嬉しいです。

 

佐渡への行きかた

新潟港から佐渡の両津港へは船で渡ります。

超高速のジェットフォイルもいいけれど、
せっかくならカーフェリーに乗ってほしい…!

カーフェリーは2時間30分 、
ジェットフォイルは1時間で
新潟港から佐渡島に着きます。

お天気がいい日はデッキから海を眺めたり、
カモメに餌をあげたり(かっぱえびせんが大好物)、
のんびり船旅を楽しむことができます。

 

ここは行ってほしい

私がおすすめしたいエリアは
町並みや景色が魅力の相川地区
「たらい舟」の体験が楽しい小木地区です。

佐渡は結構広い(東京23区の約1.5倍)ので、
車移動はマスト!
佐渡汽船近くのレンタカー屋さんに
寄ってから出発しましょう。

佐渡汽船から相川地区へは約45分、
小木地区へは約60分で行くことができます。

 

矢島・経島(小木地区)

昔ばなしに出てきそうな
朱色の橋が映える美しい入り江。

こちらでは、サザエやワカメの漁のために考案された
「たらい舟」を実際に体験することができます。

最初はちょっぴり怖いけれど、
優しい船頭さんがついていてくれるので安心。

潮風を感じながらゆらりゆらり、
とても心地がいいです♩

 

宿根木(小木地区)

国の重要伝統的建造物群保存地区にも
指定されている宿根木は、
現在も100棟を超える民家が密集しています。

1歩足を踏み入れれば迷路のような小道が続き、
まるでタイムスリップしたかのような感覚に…!

のどかな町並みは温かく、
どこか懐かしさも感じられます。

おすすめ撮影スポットは「三角家」。
(JR東日本のポスターで有名になりました。)

吉永小百合さんになりきって、
旅の記念にぜひ素敵な1枚を。

 

小川のひまわり(相川地区)

まずは、海が見えるひまわり畑へよりみち。

空と海の青に、ひまわりの黄色。
コントラストがとても綺麗で、
絵はがきのような1枚を撮ることができます。

可能であれば、日が沈む前にも
もう一度寄ってほしい…!

夕日に照らされたひまわりは、
また違った表情を見せてくれます。

 

北沢浮遊選鉱場跡(相川地区)

かつて東洋一と呼ばれた鉱石の処理場は、
古代ローマのような佇まい。

巷では、ラピュタスポットと話題になっています。

夏季にはライトアップをしているので、
夜間に訪れてみるのもおすすめです。

 

京町通りとCafeガシマシネマ(相川地区)

佐渡奉行所と金山を結ぶ歴史あるストリート。
家々の間からは、青い海が広がります。

通りに面した小さな映画館
Cafeガシマシネマさん(佐渡唯一の映画館!)は、
かつての佐渡金山鉱山長住宅を改装してできたもの。

美味しいコーヒーを飲みながら、ゆったりのんびり
映画を鑑賞する時間はまさに至福のひととき…♩

映画関連の書籍も充実しているので、
映画好きにはたまらない空間なのではないでしょうか。

月ごとに上映作品が変わるので、
事前に上映スケジュールのチェックを!

 

七浦海岸の夕日(相川地区)

これは1番のおすすめ…!

時間によって、日によって、季節によって、
空の色は全然違うので、佐渡へ訪れるたびに見に行ってほしいです。

空と海がゆっくりとオレンジに染まる様子は、
言葉では表現できないほどの美しさ…。

なにをするわけでもなくぼーっと空を眺める時間は、
とびきり美しい贅沢な気がします。

 

これは食べてほしい

絶景カフェ「しまふうみ 」

まずご紹介するのは、
絶景カフェ「しまふうみ」。

帰省するたびに立ち寄る、
地元でも大人気のベーカリーカフェです。

佐渡の食材を活かしたメニューは、どれも絶品!

番号札替わりのぬいぐるみもなんだか可愛いです…♩

ぽかぽかに晴れた日は、ぜひテラス席で。

真野湾を一望できる最高のロケーションを
目の前にすれば、誰でもにっこり笑顔に。

笑いの絶えない温かなカフェです。

 

絶品お寿司屋さん「長三郎鮨」

陽気な店主が温かく迎え入れてくれる、
こちらも地元で大人気のお寿司屋さん。

おすすめは、写真の「ちらし寿司」。
味はもちろん、見た目にも美しい一品です。

佐渡の美味しいものを盛り合わせた
「おまかせすし」もおすすめ。

旬の魚をふんだんに使用した、
極上のお寿司はとろけるような美味しさです。
(リーズナブルな価格も嬉しい…!)

 

おまけ:佐渡の名物たち

日本海の荒波が育んだ豊富な海産物や、
意外にも盛んな果樹栽培、
忘れてはならない米作り…。
佐渡は食の宝庫でもあります。

せっかく佐渡を訪れるのなら、
季節の美味しいものはぜひ味わってほしい…!

そんな佐渡のソウルフードといえば、
海藻で作られた「いごねり」。

佐渡のスーパーならどこでも買うことができます。

お醤油を垂らし、
ネギやミョウガを添えていただきます。

そのほか「アケビ」や「おけさ柿」など
フルーツもとっても美味しいのでお土産にぜひ。

 

いかがでしたでしょうか。

美しい自然に癒され、
美味しいものを沢山食べ、
童心にかえって遊んでみる。

そんな何でもないことが幸せだなと、
私も地元を離れて改めて気付かされました。

皆様のとっておきの旅の参考になれば幸いです♩

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