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連載コラム「コーヒーとの暮らしかた」では、
コーヒーのプロフェッショナル木原武蔵さんに
おうちで楽しめる美味しいコーヒーの淹れ方や
ちょっとした豆知識を教えていただきます。

前回はフレンチプレスの淹れ方をご紹介しましたが、
今回はハンドドリップでコーヒーを美味しく淹れるコツです。

毎日のコーヒーライフをもっと
楽しくするための参考になれば嬉しいです。

 

ハンドドリップで
コーヒーを淹れてみよう

ハンドドリップは日本の家庭では
一番身近な抽出器具ではないでしょうか。

ハンドドリップの醍醐味は、
ドリッパーの形や注ぎ方によって
自分好みの味わいを作れること。

ここでご紹介するレシピを元に
いろいろとアレンジしてみてくださいね。

 

ドリッパー選びをしよう

ハンドドリップはどのドリッパーを選ぶかによって
様々なレシピを組むことができます。

今回は HARIOのV60 というドリッパーをご紹介します。

このドリッパーは日本製なのですが、
コーヒーを淹れるバリスタの世界大会をはじめ、
世界中のバリスタが使用する、
いまプロフェッショナルに一番支持されているドリッパーです。

特徴は大きな一つ穴とスパイラル状のリブ。

これにより注いだお湯が溜まることなくすぐに下に落ちるので、
雑味の少ない美味しいコーヒーを抽出することができます。

 

準備するもの

・コーヒー豆
・コーヒーミル
・ドリッパー
・サーバー
・ドリップスケール (スケール+タイマーで代用可)
・ケトル

レシピ

・湯量 : 300g
・湯温:90℃
・コーヒー粉 : 20g
・中粗挽き
・60gのお湯を30秒ごとに5回に分けて注ぐ

淹れ方の手順

まず最初にコーヒー豆を粉にします。

ダイアルを中粗挽きに調整したコーヒーミルに、
コーヒー豆を20g入れてゴリゴリと削っていきます。

電動グラインダーをお持ちの方も同様に
中粗挽きで調整し、20gの粉にしてください。

▲この粗さを基準に調整してみてください。

続いて、スケールにドリッパーと
サーバーとペーパーをセットします。

ペーパーはお湯で濡らして、
サーバーも暖めておくのがポイント。

そして、先ほど挽いた粉を入れます。

ドリッパー内に平らになるように揺らして整えてください。

タイマーをスタートし、
約90℃に調整したお湯を60g注ぎ入れます。

タイマーが30秒になったら、2投目を60g注ぎ入れます。

ここが一般的に蒸らしと呼ばれる工程。
コーヒー粉がぷくぷくと膨らみます。

続けてタイマーが1:00のときに3投目、
1:30で4投目、2:00で5投目と、
それぞれ60gずつ注いでいきます。

注ぐスピードは早ければ早いほどスッキリとした味になり、
ゆっくりだと濃いめの抽出となるので、
お好みで調整してください。

後半は円を描き、全体にしっかりと
お湯が浸透するように注ぐイメージです。

ドリッパー内のお湯が落ち切ったら終了。

2:30前後が目安です。

ドリッパーを外して完成です。

レシピの調整方法

ハンドドリップでは時間や粉の比率、
グラインドサイズなど、
いろいろな方法で風味を調整することができます。

濃いめがお好きな方
豆の量を増やす or 豆の挽き方を少し細かく or 時間を長くする

薄めがお好きな方
豆の量を減らす or 豆の挽き方を少し荒く or 時間を短くする

何度か試しているうちに、
きっと好みの淹れ方が見つかるはずです。

 

あとは楽しんで!

お好みの豆とレシピでハンドドリップで淹れた
コーヒーをゆっくりと楽しんでください。

ハンドドリップでは自分だけの
オリジナルの1杯を淹れることができます。

家族やお客様に振る舞う際など、
その人の事を考えて調整したレシピを
使ってあげたりするのも素敵ですね。

 

イベント情報

NEXTWEEKENDよりお届けする
大人のブランチ・アカデミー「#週末野心学」。

9月のテーマは、はじめての「本格コーヒー」!

本コラム「コーヒーとの暮らしかた」を
執筆してくれている木原武蔵さんを講師に迎え、
コーヒー豆の基本講座から
生豆の焙煎体験、ハンドドリップの実践講習、
それからフードペアリングなど、
本格コーヒーを淹れるためのプロセスを
盛りだくさんで学んでいただきます。

 

また、イベント参加者には
この記事でご紹介したドリッパー
HARIO V60」のプレゼントも!

▼詳細・ご応募はこちらの記事よりどうぞ♩

#週末野心学 Vol.4 はじめての「本格コーヒー」の会

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