NEXT WEEKEND DATE

大人になってみると
新しい知識に出会うことって
案外少ないもの。

普段から馴染みのあるものだって
掘り下げてみると
知らなかった世界が広がっていたりします。

例えばファーストフード店でも
よく目にする、タコス。

タコスと聞けば、まず最初に
U字に曲がったパリパリのタコシェルに
ジューシーな肉やチーズが入ったものを
想像する方も多いのではないでしょうか。

でも、日本でメジャーと化しているタコスは
実はアメリカナイズされたもの。

コーヒーショップなどでも並んでいるブリトーも
テックスメックスと呼ばれる、
アメリカン・メキシカン料理なのです。

それでは、メキシコの人々が
常日頃愛し、手にしているタコスの形って一体…?

 

夏にぴったりな「メキシカン」の世界を楽しむイベントを開催しました!

そんな、知っているようで
実は奥が深いメキシカンの世界に触れるべく、
先日NEXTWEEKEND HOUSEにて
はじめての「メキシカン」を学ぶイベントを開催しました。


7月14日開催!『 #週末野心学vol.2 夏のホームパーティに役立つ、はじめての「メキシカン」の会

タコスづくりの実践を通して深める、
本場メキシコの文化。

この記事では、
猛暑が続く今年の夏こそ覚えておきたい
タコスの楽しみかたをご紹介したいと思います。

イベントにご参加いただいた中にも
ハマる人が続出となった、
メキシカン・タコスの魅力とは。

この記事を通して、
はじめての知識に出会えたなら嬉しいです。

 

メキシカンの魅力を掘り下げてくれた、週末の達人

今回、私たちをメキシカンの世界へ導いてくれたのは、
世界各国を巡り、それぞれの食文化の魅力を取り入れたバル
Lulu TAPAS BAR」を運営する、辻安恵さん (写真左)。

もともとアレルギー体質なことから
食材本来の味の引き出し方や
シンプルながら深い味わいの出る
調味料の使い方を研究し
その国ごとの食文化を美味しく届けてくれています。

イベントでは、辻さんが実際にメキシコを訪れた際に
味わい、触れ、感じたメキシコ文化を織り交ぜながら
タコスづくりを手取り足取り教えてくれました。

そもそも、メキシコ料理って?


▲辻さんが実際に訪れた際撮影した、メキシコ現地の街並み

メキシコ料理は、実は世界ではじめて
ユネスコ無形文化遺産に
登録された偉業を持っています。

植民統治などから外来の食文化が入りつつも、
その時代ごとに受け入れ、調和し、
先住民の伝統を受け継ぎながら
歴史の波に乗ってきたメキシコ料理は、
まさに8000年続くメキシコの文化を語る
遺産と謳われても過言ではありません。


▲彩豊かな野菜やトルティーヤが山積みで売られている、現地のマーケットの様子。

そんなメキシコ料理にとって
欠かせないものが、トウモロコシ。

トウモロコシを栽培することから、
メキシコの歴史や文化が作られたと言えるくらい
朝から晩まで、いつだって食べ飽きることのない
日本人にとってのお米のような存在なのです。

本場のトルティーヤは、トウモロコシ粉100%

そのトウモロコシをすりつぶして粉にし
水と塩を加えて生地にしたものを
メキシコではMasa(マサ)と呼びます。

そしてマサを平たく伸ばしたものが、トルティーヤ。


よくスーパーで見かけるトルティーヤですが
日本では小麦粉が混ざった、
「フラワー・トルティーヤ」が主流。

本来のメキシコの味は、
トウモロコシ粉100%で作ったトルティーヤなのですが
その風味は香り高く、なんとも格別。

白、黄色、青と、トウモロコシの種類によって
色も風味も大きく異なります。

イベントでは、白と青の
トウモロコシ粉が登場しました。


▲生地を丸めて、伸ばして、焼いて…
はじめて出会う方ばかりの中、見事なチームワークでイベント会場がまるでトルティーヤ工場のような光景に。



▲辻さん私物の、トルティーヤプレス機。
生地を挟んで潰すだけで、綺麗な円形のトルティーヤが完成!


▲イベントにてお楽しみいただいた、青いトウモロコシ粉でできたトルティーヤ。

「おうちで子供とも楽しめそう!」
「朝ごはんにも簡単に作れそう♩」

そんな会話が飛び交いながら、食べるだけではない
タコスづくりの楽しみに出会っていただきました。

 

メキシコ食材の奥深さ

「タコス」と聞いて思い浮かべるのは
辛い、こってり、ボリューミー、などなど。
お肉をメインに味わうイメージが
強いのではないでしょうか。

でも、メキシコ人にとっての大事なメインは
サルサ (スペイン語で“ソース”)!

数あるサルサの中から
自分好みの組み合わせを見つける
楽しみこそ、タコスの醍醐味。

サルサに使われるのは
トマトや唐辛子、玉ねぎ、アボカド、パクチーなど
地産地消のフレッシュな野菜たち。
メキシコの暑い気候を元気に過ごす所以が
ここにあります。

そしてメキシカンに欠かせない食材が、ライム!

タコスはもちろん、どんな料理にだって
ライムをたっぷり絞りかけて食べます。

私たちが持っていたイメージを超えて
爽やかに、そしてたっぷり
夏の食材を楽しむことができるタコス。

トルティーヤと夏野菜、サルサを並べておくだけで
それぞれ好みの味や旬の味を楽しみながら
暑さを乗り越えることができるタコスは
おうちでワイワイ楽しむテーブルやBBQでも
手軽に用意したいパーティーフードなのです。

 

当日並んだ食材、教えます

イベントにてみなさまに
お楽しみいただいた食材たち。

当日は、出来立てのトルティーヤに
好みの食材をトッピングし
様々な組み合わせを探っていただきました。

そんなトッピングのラインナップをご紹介!
ぜひ、これからおうちで楽しむ
タコスパーティの参考にしてみてくださいね♩

【メイン】
・白身魚のフライ
・豚挽肉のチリコンカン
・チョリソーとじゃがいものライム炒め
【サルサ】
サルサ・メヒカーナ
(“サルサ”と聞いて最初に思い浮かぶ、トマトやオニオン、ハラペーニョのフレッシュソース)
サルサ・ロハ
(トマトや唐辛子を使った、メキシコのトマトソース)
ワカモレ
(アボカドとオニオン、ライムを混ぜ合わせたソース)
【トッピング】
・レタス
・レッドオニオンスタイス
・カッテージチーズ
・ハラペーニョ
・うずらの卵の目玉焼き
・パクチー
・バジル

【スイーツ・タコス】
・水切りヨーグルト
・ブルーベリー
・モモ
・ナッツ
・キウイ
・はちみつ
・チョコレート
・ドライフィグ
・カカオニブ

イベントの様子

和気藹々と会話の絶えない雰囲気の中お楽しみいただいた、
大人のブランチ・アカデミー #週末野心学

タコスに合わせて、他にも様々なTIPSをお楽しみいただきました♩

▲メキシコ料理にぴったり合うというお酒、メスカル。
メキシコといえばテキーラの印象が強いですが、主流なのはメスカル。
テキーラは生産量が多く世界でも流通があるもののメスカルは伝統的・手法的に作られているため流通が少ないのだそう。


当日は飲みやすい爽やかなカクテルとしてメスカルをお楽しみいただきました♩


▲NEXTWEEKENDからは、常夏気分をとことん楽しむ季節のお花をご紹介。
テーブルコーディネートのポイントとして、テーブルクロスの選びかたもご紹介しました♩

イベント当日ご紹介したお花はこちら
「暑い季節でも花は楽しめる!常夏気分が味わえる7月の花選び」

当たり前に触れているものも
少し掘り下げてみるだけで
知らない世界に出会えるもの。

手軽に旬の味を楽しみ、
夏を味わうことができる
メキシカンの魅力にぜひ触れてみてくださいね。

 

次回の #週末野心学は 8月11日(土)!

次回の#週末野心学のテーマは
旬の味を楽しむ達人になる、
はじめての「フルーツ・ペアリング」!

今だからこそ楽しめる
夏のフルーツに焦点を当て
美味しい見分け方や、カットの仕方、
意外な食材やドリンクとのペアリングを学んでいただきます。

詳しくは7月28日(土)にWEBにてお知らせ致します。
お楽しみに♩

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