NEXT WEEKEND DATE

身近な持ち物に刺繍をすることで、いつもよりちょっと彩り豊かな日々を送ってみませんか。

NEXTWEEKENDコラムよりお届けする新連載「暮らしを彩る刺繍」。
毎月オリジナルの刺繍デザインと、そのアレンジをお届けしていきたいと思います。

刺繍の楽しみを教えてくれるのは、NEXTWEEKENDで開催した刺繍のワークショップで講師を務めて下さったこともある本田奈美さん。

第一回目の今回は、一見難しそうに見える、お花とフルーツのデザイン!

実は、基本の5大ステッチで作ることができるんです。

最初はうまくできなくても、繰り返し刺していくうちにコツがつかめてくるので大丈夫。

自分のペースで、ひと針ひと針ゆっくりと進めていきましょう。

今回作る刺繍

今回作るのは、5つのステッチでできる、お花、フルーツ、アルファベットを組み合わせたデザインを別布に刺繍し、お好きなポーチに縫い付ける作品です。

材料

・布(ここではリネンを使用)
・図案
・刺繍糸
<今回使用した色番号>
※全てDMC25番刺繍糸
10、11、165、223、224、501、502、747、814、927、3802、3808、3813、3865

図案


※図案は、印刷して好きな大きさに縮小拡大して使用してください。

原画:湯浅望

色番

まずは、刺繍を始めるときに知っておきたい、基本の道具や、刺繍糸の使い方から説明していきます。

刺繍のための基本の道具

①チャコペーパー
布、チャコペーパー(インク面が下)、図案の順に重ね、トレーサーでなぞって図案を布地に写します。
②セロファン(無くても可)
図案を布地に写すときに上に重ねることで、図案が破れるのを防げ、なめらかになぞれます。
③刺繍枠(無くても可)
布地をピンと張ることで、仕上がりがきれいになります。
④フランス刺繍針・まち針
糸の本数によって針の太さを使い分けることで刺しやすくなります。
⑤糸切りばさみ
⑥裁ちばさみ
⑦トレーサー
書けなくなったボールペンで代用可。
⑧チャコペン
水で消えるタイプがおすすめ。チャコペーパーで写しきれなかった部分はチャコペンで描き足します。
⑨糸通し

刺繍糸の使い方

1.下方から出ている糸端を引き出し、肩幅程度の長さで切る。

2.数本まとまっている刺繍糸から、必要な本数を1本ずつ引き出して揃える(必要な本数は図案参照)。

3.針に通し、片端は玉結びをする。

今回使用するステッチ

今回は基本的な5つのステッチをご紹介します。

①サテンステッチ・・・面を埋めるステッチ


1.【1】から糸を出し、【2】に入れる。
2.【3】から糸を出し、【4】に入れる。
3.これを繰り返し、隙間ができないように刺し埋める

 

②ロング&ショートステッチ・・・長短のステッチを繰り返し、面を埋めるステッチ


1.【1】から糸を出し、【2】に入れる。
2.【3】から糸を出し、【2】の約半分の長さの【4】に入れる。
3.【5】から糸を出し、【2】と同じ長さの【6】に入れる。
4.長い、短いを繰り返していく。
5.2段目からは全て同じ長さで刺し埋める。

 

③バックステッチ・・・等間隔の直線が連なるステッチ

1.【1】から糸を出し、後ろに下がって【2】に入れ、下がった幅の2倍先の【3】から出す。
2.【1】と同じところ(4)に針を入れ、【5】から出す。
3.【4】、【5】を繰り返す。

 

④ストレートステッチ・・・短い直線を描くステッチ


1.【1】から糸を出し、【2】に入れる。

 

⑤フレンチノットステッチ・・・点を描くステッチ


1.【1】から糸を出し、針に糸をかける。基本は2回巻。
2.かけた糸を指で押さえながら【2】に入れる。
3.糸を引き、かけた糸をきつくしめる。
4.しめた糸が緩まないように指で押さえながら、針を下に出す。

 

 

刺繍をきれいに仕上げるコツ

・糸は優しく引っ張りましょう。ふっくらと立体的に仕上がります。

・途中で糸がねじれてきたら、ほぐしながら進めていきましょう。

・フレンチノットステッチは、つぶれないよう、最後に刺しましょう。

・全て刺し終えたら、ステッチからはみ出たインクを水で濡らして消し、消えたのを確認したら、タオルを下に敷き、アイロンをあてましょう。

タオルを敷くことで、ステッチがつぶれるのを防げます。

おすすめアレンジ

今回は15㎝×20㎝のポーチに、別の布に刺繍したものを縫い付けてみました。

刺繍が完成したら、刺繍をした布の上下左右1㎝ずつ縫い代を残して裁ち、縫い付けます。

余った1㎝分の縦糸、横糸を抜いていくと、フリンジのような仕上がりに。

フリンジにすると、布端の処理も必要ないので簡単でおすすめです。

ちなみに、今回はラメ糸を使ってチェーンステッチで縫い付けました。
(チェーンステッチのやり方についてはまた次回、お楽しみに…!)

直接ポーチに刺繍するのも良いですが、別布に刺繍することで、布の色や糸、縫い付けるステッチで印象を変えることができるので、おすすめです。