NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、子育てに弱音を吐いてしまう奥さんについて悩む旦那さんからの相談です。


萌さんこんばんは。
珍しいと承知で、男性目線で質問させて下さい。
今、私は妻と結婚(授かり婚)して9年目を迎えようとしています。
今年で私は32歳、妻は31歳になります。
その間子供はなんと4人(1番下は今1歳です)を授かりました。恥ずかしながら今でも妻を愛おしく思えるし、妻とのおかしなコミュニケーションが楽しい毎日ですが、不満な点が1つあります。

それは子育て(とくに人数)を言い訳にするところです。
もちろんその大変さは十分身に染みて分かっているつもりですが、子供が2人の時も3人の時も同じようなことを言っていたよね。と、ついつい感じてしまうと同時に、そのセリフを聞く子供はどう思うの?と考えてしまいます。
萌さん夫妻は、現在進行形で初めての赤ちゃんの誕生にたくさんの衝撃を感じていることと想像していますが、夫婦で育った環境が異なる以上、子育てへの取り組み方、感じ方は違って当然。
そのギャップをどのように埋めようと努力されていますか?
萌さんよりも子育ての経験が長く、男性の私がこんなことを聞くのはおかしいかもしれませんが、これまでのお悩みへの回答を拝見していてとても関心させられましたのであえて質問させて下さい。お願い致します。
(31歳・男性・会社員)


こんにちは。
札幌は、なんとまだ雪が降っています。
SNSなんかを見ていると、桜が散って寂しがっている本州の人たちとの温度差(色んな意味での)に、毎年恒例のびっくりです。
春はどこで待機してるのかなぁ。

とまぁ、なんとなくサザエさんの次回予告みたいなノリでいつもこういう時候の挨拶を入れてみてはいるものの…

今回は早めに切り上げます!
実に嬉しい男性からのお悩み。ありがとうございます。

いやぁ…。お子さん4人って!幸せで、そして本当にすごいことですね。

特に下の子がまだ1歳だなんて、弱音くらい吐いても足りないほど大変な日々なんじゃないでしょうか。

子供が1人の私ですら、美容院に行くにはどうしたらいいのかずるずる延ばし続けて、さすがに今週末イベントあるし…、とようやく今日行ってきたところです。
(私は札幌東京間を月に2度ほど移動しながら仕事をしているのですが、東京で母に子供を預けている時は日中会社に行っているので、ついでに美容院まで行くのはなんだか申し訳なく、とはいえ札幌では保育園などに行っていないため、アスリートである夫の予定や練習後の疲労感がなかなか読めず…。と、意外と難しいのです)

そんな中、奥様は常にお子さん4人のスケジュールを頭に入れて、あらゆることを心配しながら暮らしていることを想像すると、いや、ほんとに毎日がジェットコースターのような日々ですよね。

相談者さんは奥様のことを大切にされて、とても仲が良さそうなのできっと沢山支えられていることと思いますが…。

ただ、お子さんが4人いることを言い訳にする点がちょっとご不満なんですね。

うーん。
これは、「そりゃ言い訳くらいしたくなるよねー!」と一緒に笑いあって、散らかったおもちゃを片付けるしかないくらい、やっぱりどう考えても大変な毎日だと思います。

とはいえ、その言い訳を聞いて子供がどう思うか、というのが相談者さんの優しいお悩みなんですよね。

夫婦の子育て観にあるギャップの埋め方ということですが、私たちの場合は「これについてどう思う?」と、結構な頻度で話してます。

朝ごはん食べながらとか、寝る前とか、運転中とか、ことあるごとに。

そのため、あまりズレることなく「だよね」と2人で進めてはいるのですが…。

そんな中、大事だなと思うのはやっぱり「伝え方」ですよね。

たぶん正論は奥様も分かっているはずで、それを真っ向から言葉にしてしまうと、どんどん、自分の大変さは分からないよねモードに入ってしまうかもしれません。

私の夫は、私が機嫌が悪くなったり、ちょっとでも荒れた発言をすると、目を丸くして「あー!萌ちゃん集合!!」と、すぐに集合させられ、学級会のように、なんで今こうなっちゃったのかを2人で考える時間を作らされます…。

その中で夫にも非がある部分が発覚すると謝ってくれるし、私のせいで嫌な気分がしたところに関しては「悲しかった」と伝えてきます…。
(いい大人が、しかも自分の会社の社員が公開作業をするこの連載でこんなことを書くのはちょっと恥ずかしいのですが…。)

で、いつも集合させられると、それまで真剣だったこととか、ちょっとカッコつけてたこととかが、全部馬鹿らしくなって、これからも頑張ろうねという流れで解散になります。

そのせいか約10年一緒にいますが、言い合いになったことはほとんどないんですよね…。

しょうもない例ですが、言いたいことを深刻に、正論で伝えてしまうと、お互い意地を張ることになったり、自分が否定されているような気持ちになったりして、悪循環になることも…。

きっとギリギリで毎日頑張ってる奥様だからこそ、「それはよくないよ」と真面目に否定されてしまうと、何かが崩れてしまうかもしれません。

相談者さんは、奥様とのおかしなコミュニケーションが楽しい毎日と書いてらっしゃいますが、その流れで、そんな言い方したら寂しいでしょー!ということを伝えてみてもいいかもしれません!

怒られるより、寂しいとか悲しいって伝えられた方がこたえるんですよね…。
(是非、集合も試してみてください笑)

あと私たちがやっていることで言うと、自分が小さい頃に嬉しかった経験を、沢山出し合っています。

これは付き合ってる時からコミュニケーションの一環で楽しく話していたことでもありますが、子供が産まれて、より一層話すようになった気がします。

相談者さんおっしゃる通り、育った環境は違うのですが、小さい頃の「嬉しい話」を聞いていると、
なんとなくお互いの小さい頃を知っているような気持ちにもなってきて、日々相手の言動や行動を見ていて「だからか!」と辻褄が合うタイミングもあるし、相手が、子供にどんな経験をしてほしいと思っているかを理解できているので、無意識にお互いがそれを尊重して、気づけばビジョンはちゃんと同じになっている気がします。
(まぁ、まだ0歳なので本当偉そうなことは言えないのですが…。)

たとえば、

「ホームアローンの最後のシーンがワクワクしたから、ツリーの下にプレゼント積みたいよね」とか

「家でお菓子作ってもらうと、部屋中がいい香りになってすごく嬉しかったから、色んなレシピできるようになりたいよね」とか

「毎年行く旅先があると、季節がもっと楽しみになるからお決まりの旅行は作りたいよね」とか…。

一見ワクワクしてるだけの話し合いのようですが、子供に経験させたいこと、感じて欲しいことが、希望形で伝えられると、相手を否定することもなく、そのためにどうしたらいいかを一緒に考えられたりもします。


なんだか具体例ばかりで、まとまりのない回答になってしまいましたが、奥様に言い訳が多いと感じていらっしゃるのであれば、これまでと同様全力で支えつつ、時に楽しく話し合い、そしてお互いの価値観の溝を埋めるべく自分が小さい時に嬉しかったことなんかを言い合って、ビジョンの共有と、そのためには日常生活で何を気をつけるか…
なんてことを出し合ってみてはいかがでしょうか…!

さらには、夫婦の話し合いだけでなく、もうやってらっしゃるかもしれませんが、「今日はママがゆっくりする日だよ」なんて言って、相談者さんと4人のお子さんが協力して、ママの大変さを労わる雰囲気を作ってあげれば、きっと奥さんも、子供の前ではネガティブな言葉をおっしゃることが少なくなるかもしれません。

全員が10歳以下で1番大変な時だと思いますが、毎年みんなで歳を重ねるって本当に素敵なことですよね!

どうか、ますますお幸せに…!
(むしろ今度、子育てのこと色々教えてください)

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